突然死
私は毎月、かって働いていた職場の同僚とゴルフをしていますが、最近、あれほど元気だった人が死亡したというニュース等に接する機会が多くなったようです。先日も、ゴルフ場に到着した途端、友達から「Hさんがゴルフ中に急死したことを知っている?」という話を聞いたのです。Hさんといえば、若い頃は柔道の猛者として知られ、体重120キロ位はあろうかという巨漢で、一昨年定年退職し、現在は第2の職場で元気に働いているということを人伝てに聞いていたので、突然の訃報にびっくりしたのです。その友達から聞いたところによると、Hさんは、朝、スタートして間もなく、第2打を打ち、そのボールが見事グリーン上に乗り、大喜びした直後、うずくまるようにしてその場に倒れたそうです。驚いたパートナーがゴルフ場に知らせ、救急車を呼んで病院に運んだのですが、既に心肺停止の状態であり、間もなく死亡が確認されたということで、死因は「心筋梗塞」だったということでした。
このように、死ぬとは予想できなかった人が、突然、容態がおかしくなって、発症から24時間以内に死亡するのを「突然死」といいますが、日本国内では年間8万~10万人がその犠牲になっているといわれています。その原因の大部分が心臓の病気で、中でもほとんどが心筋梗塞だろういうことです。こうした「突然死」では、就寝中、急に胸を押さえて意識不明となったりする場合もありますが、大半は、ゴルフ、野球、ジョギング、水泳などスポーツ中が多いそうです。その中でもとりわけゴルフ中の「突然死」が多いようで、ある病院関係者の調査結果によると、ゴルフ中の「突然死」は、圧倒的に中高年の男性で、それも、高脂血症、喫煙、肥満等の危険分子を持ったゴルフ愛好家が、心筋梗塞や心不全等の「突然死」で死亡しているということです。
また、ゴルフ中での体調の急変は、スタートホールのティーショットとグリーン上に集中しているそうで、これは次のようなことが関係しているともいわれています。それは心筋梗塞は、起床後2~3時間ほどの間に起こることが多く、早朝にスタートするゴルフは、発症しやすい時間帯と丁度重なっていることも関係しているということです。人は緊張すると、アドレナリン等のホルモンが分泌されて血圧が上昇し、心拍数も増えるので、心臓がドキドキします。パターをするときも同じように緊張をするそうで、特に難しいパターを決める瞬間は、最高に緊張するそうですから、十分気をつけたいものです。
それでは、ゴルフを安全に長く続ける秘訣ですが、それは
○ ゴルフはのんびりと楽しく、マイペースでする。
○ プレー前夜、睡眠は7時間以上とる。
○ プレー前の準備体操は十分に行う。
○ 禁煙する。
○ ラウンド半ばの飲酒はしない。
○ 季節を問わず、ラウンド中は水分を十分に摂取する。
○ 普段からゴルフ以外にウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなど1回に20分以上、週2回以上行い、年1回以上は定期健診を受ける。
だそうですから、ゴルフ愛好家の方は、この注意事項を忠実に守るように心がけましょう。



