校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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慣れの怖さ

 私は、毎朝JR宮崎駅から電車に乗り、都城自動車学校に通勤していますが、電車の定期券は財布と一緒に入れています。従って、毎朝自宅で背広に着替える時、「財布」、「定期券」、「自転車等の鍵」の三つ、いわゆる私にとってこれらの三種の神器は、通勤には欠かせませんので、必ず口に出し、目で確認してから背広の中に入れるように心がけています。
 ところがある日、自転車で自宅を出発し、途中の宮崎神宮付近まで行ったとき、何気なく背広のポケットを触ったところ、背広の左内側に入っているはずの財布がありません。誤って右側のポケットに入れたのかなと思い、右側のポケットを探りましたが、そこにも入っていません。
 そこで、朝背広を着替える時の状況を良く考えてみましたところ、その朝に限って、「財布」、「定期券」、「自転車等の鍵」の三つを目で確認していなかったことに気付いたのです。
 私が朝自宅を出るまでの行動は、先ず背広を着替えた後、最初は定期の入った財布を上着左側の内ポケットに入れ、次に携帯電話を取り出し、電源を入れてメールが届いているかどうかを確認して上着の右内ポケットに入れ、最後に自転車等の鍵を外の右ポケットに入れるようにしています。
 この行動は、私が都城自動車学校に勤務するようになった昨年9月から続いており、今や習慣となっていて、これまで一回も失敗したことはありませんでした。
 その日は、いつもの行動パターンと異なり、携帯電話を充電していましたので、それを取り外し、メールが届いているかどうかを確認したのが失敗のもとでした。充電中にメールが届いており、それを読んでいるうちに出勤時間が迫り、あわてて自宅を飛び出しましたので、定期券が入った財布を忘れてしまったのです。
 時計を見ると、自宅まで引き返すだけの時間の余裕がありません。さあ、困りました。「どうしょう。」と考えましたところ、丁度、宮崎神宮前に知り合いの自転車店があることに気付き、そこに飛び込んで事情を話してお金を借りましたので、お陰で遅刻することなく、自動車学校に出勤することが出来ました。もし、お金を借りる人がいなかったら完全に遅刻するところでした。
 運転免許を取って間もない人が、初心運転期間中に交通事故を起こしたり、違反をしやすいのも、この「慣れ」が原因ではないかと思います。教習生が書いている作文の、「交通安全の誓い」を見てみますと、圧倒的に多いのが、「初心を忘れないで運転します。」というものです。誰でも運転免許を取って間がないときは、この言葉を忠実に守っていますが、次第に運転に慣れてくると、段々横着になって基本を忘れ、つい油断をして交通違反をしたり、交通事故を起こすのではないかと思います。
 指導員の皆さんは教習中、このような「慣れの怖さ」を教習生にしっかり教え込んでください。

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2002年11月28日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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