校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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黒いフイルム

 自転車に乗っていると、車の様々な動きが良くわかりますが、最近不安なのは運転席の窓に黒い着色フイルムを張り、車内が見えないようにしてある車が多くなったことです。
 運転席の顔が見えないと、運転者が自分の方を見ているかどうかわからず、自転車乗りとしては、進んでいいものかどうか判断に苦しむ時があります。このような車は自転車乗りも、また歩行者にとっても不気味なものです。
 着色フイルムを張り、車内を見えなくすることは、道路運送車両法で禁止されているのに、こうもはびこっているのは何故でしょうか。真っ黒の窓は、人が覆面をして歩いているようなものです。そこには、他人が迷惑するということは全く考えない、いわば自己中心的な感じがします。
 これは笑い話ですが、交差点で真っ黒な車同士がお互いに道を譲らず、クラクションを鳴らしていたそうです。ところが、窓を開けたら知り合い同士でお互い気まずそうだったということです。ハンドルを握ると性格が変わるといわれていますが、窓を黒くすると凶暴になる人もいるようです。
 私の経験ですが、こんなことがありました。ある朝、出勤する途中、道路左側の自転車道を進行し、信号機にある交差点に差し掛かったところ、信号が「青」でしたのでそのまま交差点に入りました。
 交差点に入るとすぐ右側の方を見ると、対向車線から進行してきた黒っぽい車が右折し、私の右前方約5メートル位のところに近づいてきていることがわかったのです。
 私の自転車は「青」信号に従って進行しているわけですから、当然その車が自転車道の前で停止し、私の自転車を先に通してくれるものとばかり考えました。
 ところが、その車を見るとフロントガラスはもちろん、助手席側の窓にも黒いフィルムが張られ、全く運転者の顔と表情はわからないのです。車のスピードは余りありませんが、止まる様子はありません。私は不安になり、その車をやり過ごそうと考え、交差点を3分の1まで進んだところで、自転車を止めたのです。
 すると、窓が真っ黒な車は自転車道の前で止まりましたが、今度は果してその前を横切っていいものかどうか迷ってしまいました。それは運転者の顔が全く見えないからです。そこで、前を横切るのをあきらめ、そのままの状態で止まり、窓が真っ黒な車の方をジッと凝視していたのです。私が不満そうに車の方を見ていたのが相手の車のドライバーにわかったのか、やがて助手席側の窓が開き、運転者の顔が見えました。運転者は、若い茶髪の青年でしたが、私の方を見て、手で先に渡れと合図をしてくれましたので、片手を挙げて会釈をし、無事渡ることが出来たのです。
 このように黒い窓の車が増えたということは、ある意味では社会を拒絶している人が増えているといっても過言ではないでしょう。これは決してよい兆候とは言えない状態なので、一寸心配しているところです。

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2003年01月21日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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