都城自動車学校では、教習生の皆さんが卒業する際、教習期間中における技能指導方法、学科指導方法、窓口事務員の応対状況、送迎にあり方等について、感じたことをアンケートに書いてもらっています。
いたずら書きといったものはほとんどなく、教習生の本音が出ており、今後の自動車学校のあり方について大変参考になります。その内容については、校内パソコンの「回覧」で職員の皆さんに概略紹介していますし、見られたとおりです。
アンケートのほとんどは、「○○先生には大変お世話になりました。」、「楽しい合宿生活で、おまけに運転免許を取れて最高でした。」、「運転免許を取れてありがとう。MDS最高」等都城自動車学校で、早期にしかも苦労して運転免許の資格が取れた喜びが率直に記されており、担当指導員としても、それまでの苦労が報われる瞬間でもあります。
その反面、「○○先生の教え方は厳しかった。」、「○○先生の言葉づかいが荒かった。」等の意見も時々見ることが出来ます。名指しされた指導員は、そのアンケートを見てどんな感じを受けるでしょうか。
私が、もし名指しされた指導員の立場だったらどう思うかを考え、その指導員の教習する車に同乗してみることにしました。その結果、どの指導員の指導方法も、また言葉づかいもそのアンケートに書いてあるようにそれほど厳しくもなく、荒い言葉もありませんでした。私が同乗したから、指導方法や言葉づかいを変えたわけではありません。
何故なんだろうかと考えてみますと、思い当たることが一つありました。それは指導員の指導方法を見ておりますと、どの教習生に対しても同じペースというか、同じ指導をしているのです。もちろん、指導員も永年培ってきたその人なりの指導方法があり、信念を持ってやってきているわけですからそれで良い訳ですが、ここで一歩下がって教習生に立場になり、教えられる気持ちになってみることも必要ではないでしょうか。つまり、指導員は毎日、毎日生まれて始めてハンドルを握る初心者を教えるわけですが、その時間はおそらく、経験の長い指導員では、何千時間、ひょっとしたら万時間に近い時間数かもしれません。
ところが、教習生は、それこそ生まれて始めてハンドルを握る人もいれば、運転する前の晩等眠れない人もいるのではないかと思います。事実、無線教習の時間、一人で運転していることに不安を感じ、パニック状態になる教習生も見られます。
このように、教習生には男性もいれば女性もいる。また度胸が座った生徒さんもいれば、何をやらせても下手な教習生もいるわけで、教習生は実に様々で「十人十色」といってよいでしょう。
従って、ベテランの指導員も新人の皆さんも、教習生の立場に立ち、一人一人指導方法を変えてみるのも一つの方法ではないでしょうか。
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