校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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モラル

 平成14年5月31日から約1ヶ月間にわたり、日本と韓国内で開催された2002年のワールドカップサッカーは、強豪のブラジルがドイツを2対0で破り、5回目の優勝を遂げました。 この1ヶ月の間は、日本国内は明けても暮れてもお年寄りの人達までが、テレビの前やグランドで日本チームだけでなく、ひいきの国のチームを応援し、それこそサッカー一色になりましたが、これほど日本国中の人々が同じスポーツに熱中し、国民が一体となったことはなかったでしょう。4年に1度行われる夏季と冬季のオリンピックでもこんなことはありませんでした。日本は今回2回目のワールドカップサッカーへの出場で、初勝ち点だけでなく、強豪ロシア等を破って予選リーグの第1位となり、決勝リーグへ勝ち進んだわけですから、若い人達だけでなく、全国民がフィバーしたのも無理ないことと思います。
 ところで、今回の優勝戦は、日本の横浜市で開催され、」ブラジルとドイツの両チームはそれぞれ横浜市のホテルに宿泊して優勝戦に臨んだわけですが、戦いが終わって両チームの選手達が日本を離れて母国に帰ったあと、こんな記事が新聞に掲載されていました。
 それは、ブラジルの選手が宿泊したホテルの壁に、選手達のサインが残されているというもので、選手達のサインが写真入で載っていたのです。新聞の見出しを見ただけでは選手達が壁にイタズラ書きしたものとばかり思ってその記事を読んでいたところ、ホテル側のヤラセであることがわかりました。ホテル側としては、ワールドカップのサッカーが次、何年後に開催されるかわからないことだし、その優勝戦に勝ち進んだチームが宿泊したことは、ホテル側にとっては大変名誉なことであり、今後の営業活動を考え、わざわざ選手達にサインを頼んだということでした。まさに商魂逞しいというところです。
 ところが、さらに記事を読んでいくと、ドイツチームが宿泊したホテルもブラジルチームが宿泊したホテルと同じことを考え、選手達にフェルトペンを渡し、宿泊した部屋の壁に選手のサインをしてくれるよう頼んだそうです。
 しかしながら、選手達がホテルを出たあと、部屋を見ると、てっきり今回最高殊勲選手に選ばれたゴールキーパーのカーン選手達のサインが、壁一杯に書かれているものとばかり思っていたところが、全く書いてなかったそうです。それもそのはずです。何の本だったか忘れましたが、ドイツ国民は世界の中でも、最もモラルの高い国民だそうです。ドイツ国民は、モラルつまり日本語で言えば「道徳」について、小さい時から学んでおり、例え、ホテル側から壁にサインをしてくれと頼んだとしても書かないはずです。むしろ、そのようなドイツ国民のモラルの高さを知らずにサインを頼んだ、ホテル側の無神経さを同じ日本人として恥ずかしく感じたところでした。
 もし、日本のチームがブラジルチームと同じ立場だったら、日本チームの選手達はどうするでしょうか。どうするかは皆さんの想像にお任せします。

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2003年02月28日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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