校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

« プラス・アルファー | メイン | 準備運動 »

チャレンジ精神

 韓国の釜山(プサン)で開催されたアジア大会の柔道の無差別級では、井上康生選手が見事優勝し、金メダルを獲得しました。ご存知のように井上康生選手は、平成12年に開催されたシドニーオリンピック大会において、100キロ級に出場して金メダルに輝いた選手ですが、今回の大会においても、シドニーオリンピック大会と同じく、全て一本勝ちという快挙を成し遂げてくれました。井上康生選手の試合の様子については、テレビで全試合を見ましたが、技の切れが素晴らしく、何回その試合の模様を見てもスカッとした気分にしてくれました。
 先ず1回戦のカザフスタンのイハサンガリエフ選手との対戦では、試合開始1分38秒で「内股」により投げ飛ばすと、続く2回戦では、ミャンマーのヤン選手をわずか17秒で、これも「内股」で投げましたが、あまりにも技が切れ過ぎて相手の選手が1回半ぐらい宙に舞ったほどでした。
 次の準決勝の韓国蒋選手との試合では、事実上の決勝戦でしたので、井上康生選手の戦いぶりが心配されましたが、終始、蒋選手を攻め続けて試合開始3分10秒で、「大外刈り」により一本勝ちしました。さらに、最後のイズベキスタンのタンブリエフ選手との試合でも、開始3分2秒で得意の「内股」により相手の選手を豪快ににマット上に投げ、国際大会で始めて無差別級に挑戦し、初の栄冠を獲得したのです。
 次の日曜日のテレビ番組「サンデーモーニング」を見ていたところ、球界ご意見番の元プロ野球監督の大沢啓二さんが、この番組の名物である「あっぱれ」を提示し、『シドニーオリンピックで井上康生選手の試合振りを見たが、勝ち方が素晴らしく、そして、何よりもポイントを先にとっても決してそれを守ろうとせず、あくまでも一本勝ちにこだわり、終始相手の選手を攻め続けた。男が男に惚れる選手だ。こんな選手がプロ野球にも出てきて欲しい。』と井上康生選手の戦い振りを絶賛していました。
 井上康生選手にとって、無差別級の試合に出るのが夢だったそうで、試合後のインタビューでも『柔道を始めた頃、父から「弱い者いじめをするな。強い奴にはどんどん立ち向かえ。」と言われた。だからずっと「大きい人や強い選手を投げたい。」と思い続けていた。』と語っていました。
 そして、『来年は世界選手権、次はアテネオリンピックですが、どんな気持ちでこれらの試合に臨みますか。』と言う記者の質問に対し、『シドニーオリンピックと世界選手権では100キロ級のチャンピオンになりましたが、これを守ろうという気持ちはありません。私はあくまでもチャレンジャーですから、100キロ級のほか、夢であった無差別級にも挑戦します。』と「チャレンジ精神」を力強く語ってくれました。
 私の手元には、20年前、都城市内のホテルで職員家族の食事会をしたときの写真があり、そこにはまだ幼稚園生であった「井上康生」の幼き姿も映っています。ニコニコ笑っていますが、この子がまさかオリンピック選手になろうとは思ってもいませんでした。今後も「チャレンジ精神」を持って、戦い続けることを期待しているところです。

About

2003年03月31日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「プラス・アルファー」です。

次の投稿は「準備運動」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。