校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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プロの職業意識

 最近の世の中はどうなっているのでしょうか。国会議員の権力を最大限に悪用したといわれても仕方がないような衆議院議員によるあっせん収賄事件、悪を取り締まるべき立場にある検察官による脱税と収賄事件等、次から次に事件・事故が発生し、お陰でテレビのワイドショーは、ネタがなくなるということは当分なさそうです。確かに今の日本は、どこか狂っているようです。
 そのような中で、またとんでもないことが起こり、テレビや新聞等を賑わしました。それは、大事なお客さんの命を預かっているプロであるはずの高速バスの運転手が、こともあろうに、車を運転中に酒を飲んでバスを運転し、接触事故を起こして酒気帯び運転で検挙されたということです。人によっては、殺人等に比べて刑が軽いという人がいるかもしれませんが、もし、これが転落あるいは衝突でもしておれば、バスには多くの人が乗車していたので、巻き添えになり、大惨事になっていたはずです。
 新聞報道によりますと、この運転手は、JR東海高速バスの50歳になる男性で、運転当日の朝、先ず自宅で焼酎1杯を飲み、車を運転して会社に出勤し、次いでバスを出発させる前と営業所からお客さんが待つ名古屋駅に行く途中に、今度は50ミリリットルの「酎ハイ」を飲み、そのまま高速バスを運転してJR名古屋駅まで行き、そこで新宿駅までのお客さん22名を乗せ出発したということです。
 ところが、高速道路を走行中に路肩にぶつかりそうになったり、蛇行しながら運転するので、不安を感じた乗客が、車内から家族や知人に「運転手が飲酒運転をしているようだ。」と携帯電話やメールを送り、心配した家族がJR東海高速バスに問い合わせ、同社がその運転手に連絡をとると、既にその高速バスは、山梨県の談合坂サービスエリアで駐車中の乗用車にぶっつける物損事故を起こした後だったということでした。
 山梨県高速警察隊で飲酒検知をしたところ、運転手から呼気1リットルにつき0,3ミリグラムのアルコールが検出されたため、近く酒気帯び運転容疑で書類送検するということです。運転手は警察の取り調べに対し、「東京に着いた時、夕食時に飲もうと思い酎ハイを買ったが、暑かったので飲んだ。途中山道が多く、酔ってしまった。」と供述しているそうです。また、警察でその運転手の持ち物を調べると、封を切ってない焼酎ビンを持っていたということですから、ひょっとしたら既にアルコール中毒の状態であったかもしれません。
 この運転手が、高速バス運転経験20年のベテランで、しかも新人の運転手を指導する「指導運転手」の立場にあったということですから、全くあきれた運転手がいたものです。国土交通省では、早速バス会社に対する調査を始めましたが、新聞報道等からすると、この運転手にはお客さんの大事な命を預かっているというプロとしての職業意識が既に失われており、これだチェックできなかったというところに、今回の問題点があると考えています。それにしても大惨事という事態に至らなかったことが、せめてもの救いです。

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2003年03月03日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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