先日の修了検定は、警察本部交通部運転免許課員の立会いで行われましたが、検定終了後、指導官以下の係官から次のような運転に関する基本動作について、数点の指導がありました。
その一つは、「ハンドルの回し方」のことです。ハンドルの回し方を見ていると、一部の人ですが、たぐりハンドルになっていたり、連続してハンドルをたくさん回すときに、手を持ち替えることが出来ず、手が交差したままハンドルを持ち続けていた受検生があったそうです。特に手を交差したままハンドルを持ち続ける癖がつくと、急ハンドルが切れず、事故につながりますので、運転教本にある通り、基本をしっかり教えて下さいということでした。
その二つは、「坂道発進の要領」のことです。受検生のなかに、坂道で停止し、サイドブレーキをかけたところまでは良かったのですが、いざ発進しようとした際、アクセルをふかし過ぎ、ものすごいエンジン音になったそうです。その受検生は、まだ半クラッチの要領が未熟な様子でしたが、坂道発進は誰でも不安感がありあわてるので、半クラッチの要領が良くわからないないときは、平坦な所で練習させるのも、一つの方法だということでした。
その三つは、「ギアチェンジの際の脇見」のことです。運転中、ギアを入れ替えるたびに、チェンジレバーの方に目をやる受検生があったそうです。初心者の場合、ギアが入ったかどうか不安で、ついチェンジレバーの方に目をやりがちですが、これは「脇見」の原因となりますので、第1段階の時、しっかり指導してくださいということでした。
その四つは、「ハンドブレーキの使い方」のことです。ハンドブレーキをかけるとき、あまりにも力一杯に引いたために、レバーが動かなくなったり、戻し方の要領が悪く、両手を使ってもレバーが戻らなかった受検生があったそうです。ハンドブレーキの「かけ方」、「戻し方」は基本中の基本ですから、しっかり指導してくださいということでした。
以上の指導内容は、全ての受検生がこのような運転をしていたというわけではないようですが、指摘された上記四つの内容は、いずれも第1段階の教習において、教習生が学ぶ基本的な動作であり、指定教習所としては、考えさせられた指導内容でした。
私も時々、各教習指導員の車に同乗させてもらい、教習振りを拝見させてもらっていますが、どの指導員も熱心に基本動作を繰り返し指導しているようです。
しかしながら、修了検定において、受検生が指摘されるような運転動作をしていたということについては、教習指導員としては、今一度反省すべきことなのかも知れません。教習生は、年齢、男女の別、運動神経の善し悪し等千差万別ですが、指定教習所は「初心運転者の教育機関」ですので、各指導員がこれら運転の基本動作をしっかり指導して欲しいと願っているところです。






