第5回MDSフェスティバルは、平成14年10月20日(日)開催されましたが、都城地方は前日の19日に雨が降り、当日も朝から雨雲が立ち込めるどんよりとした天候という状況で、いつ雨になるかと心配でしたが、どうにか最後まで待ってくれました。
さて、MDSフェスティバルの司会は、第1回から第4回までUMKの江藤友光子アナウンサーが担当でしたが、江藤さんが会社を退社したため、変わって今年はシティエフエム都城の渡邊優華アナウンサーに担当していただきました。渡邊さんは4年間、MRTラジオのアナウンサーとして活躍した後、2年前にシティエフエム都城に移り、現在は同社のアナウンサーとしてバリバリ活躍している女性です。
フェスティバルの開始は午前11時からでしたので、私は正面テントの中で、その渡邊さんと簡単な打ち合わせをしたのですが、それが終わると、いつのまにか渡邊さんの姿が見えなくなっていました。もう直ぐフェスティバルが開催される時間なのにと思いながら周囲を見渡したところ、テント裏にある貝塚の木の陰から女性の声が聞こえてきました。
耳をすませて聞きますと、それは、「アエイウエオアオ」、「カケキクケコカコ」、「サセシスセソサソ」、「タテチツテトタト」のほか、「キャキェキィキュキェキョキャキョ、「ミャミェミィミュミェミョミャミョ」等、まるで鳥がさえずるような声なのです。そうです。渡邊さんはれっきとした現役アナウンサーですから、本番前の準備運動として、発声練習をしていたのです。
やがて、発声練習が終わったのか、渡邊さんは、私達が待機しているテントの側に来ましたが、そこでも再び大きな口を開けて「アエイウエオアオ」と発声練習を続けました。私はその発声練習の様子を直ぐ側で拝見していたのですが、口が縦と横に感心するほどよく開くのです。
練習が終わったので、渡邊さんに「本番前にはいつも練習されるんですか?」と尋ねてみたのです。すると渡邊さんは、「本番前には必ず練習します。これはアナウンサーの準備運動ですから」と答えてくれました。さすがは現役アナウンサーであり、今回のように観客数があまり多くないのに、全力で「司会」という仕事を全うしようとする渡邊さんの意気込みに感心したところでした。
この準備運動が充分なされたせいか、フェスティバルの開幕から、渡邊さんの声は元気でハキハキしており、直ぐ観客をひきつけることが出来、以後の行事もスムーズに進行することが出来たのです。やはり、フェスティバルのようなイベントは、司会者の司会いかんによって成功したり、失敗したりするもののようです。
なお、赤崎副校長から聞いたところによりますと、私達が普段会話する時の声は「胸式呼吸」といい、胸で息をしますが、渡邊さんがやっていた発声練習は、「腹式呼吸」といい、腹で呼吸を整えるのだそうです。
何事をするにも、始める前に準備をすることは必要でありますが、今回は、特に準備運動の大切さを痛感したところです。






