校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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食育のすすめ

 第35回全指連大会は、平成14年11月1日(金)開催されましたが、その前日、特別講演会があり、服部料理学園の服部幸應校長先生の「食を通じての人間教育・・食育のすすめ」と題する話を聞く機会がありました。服部先生の姿はテレビ等で拝見していますが、講演を聞くのはもちろん初めてで、次のような内容の講演がありました。
 現在、日本人の平均寿命は男性で78歳、女性は84歳と世界一位となっていますが、寝たきりや痴呆の状態で寿命を長く保っている人達が多く、その状態が平均6,8年あり、他の国に比べてはるかに長いそうです。
 そのため、介護する人達のご苦労といったら大変なことで、介護する立場からすれば、「ピンピン翌日コロリン」が一番理想だそうです。つまり、寝たきり等になったら短期間で、あの世に行って欲しいというわけです。また、日本人は他の国に比べて規範意識が低く、尊敬できる人としては、塾の先生、スポーツの監督等が上位を占めており、学校の先生は意外と人気がないようです。その中で、自動車教習所の指導員は、50番中第8位と比較的人気のある仕事だそうです。
 さらに日本では、両親を尊敬できる比率が、韓国等と比べて約25%と低く、国の存立そのものが危険な状態にあり、特に、「食に関する教育」を早急にやらないと、大変なことになるということでした。
 「食に関する教育」では、次の三つが大切ということでした。その一つは、「食品は安全でおいしい物を食べさせる。」ということでした。我が家で握った「おむすび」は、2日位で黄色くなりますが、コンビニで買った「おむすび」は、冷蔵庫に入れておけば1週間後でも食べられます。その理由は、コンビニの「おむすび」には、多量の防腐剤が入れてあるからです。これは食品業界では、「食中毒を出してはいけない。」ということが不文律になっており、そのため、食品を食べる国民の健康状態は考えず、防腐剤や食品添加物をたくさん使うからです。
 また、人間の骨は28歳の頃までは成長しますので、若い時に絶対ダイエットをさせてはいけないそうです。特に若い女性の身体はメチャメチャになりますから、十分注意し、子供にはおいしい物を食べさせる配慮が大切ということでした。
 その二つは、「家庭における躾(しつけ)」のことです。最近若い人の中で、箸を正しく使えない人や挨拶をきちんと出来ない人が増えています。核家族になったのもその原因の一つのようですが、学校では出来ませんので、やはり躾は、各家庭でしっかりやるべきではないかということでした。
 その三つは、「食糧問題に関心を持たせる。」ということです。日本におけるカロリーベースの自給率は約40パーセントですが、これは先進国内では最下位だそうです。また、日本人は食に関する関心と危機管理感がなく、これが他の先進国と比べて残飯を出す量が世界一という、不名誉な記録になっているのではないかということでした。
 以上が講演会の要旨ですが、寝たきりや痴呆状態にならないためにも、早急に「食育」をやっておく必要性があると痛感したところです。

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2003年04月02日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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