テレビ番組に「ここが変だよ。日本人」というのがあります。これは日本に住んでいる外国人をスタジオに招待し、外国人から見た日本人の考え方とか、行動等を痛烈に批判する番組で、多少やらせ的なところもありますが、見ていても肩の凝らないものです。
出演者は、世界各国から日本に来ている人達ですが、どの外国人も日本語を上手に使っています。むしろ今の日本人より日本語を理解している人達かも知れません。
ときどきその番組を見ることがありますが、先日こんな光景がありました。そのときのテーマは「セクハラ」で、女性から見た男性のセクハラ的言動が話題になっていました。
その中で、20歳位の女性が、「上司の男性が、さも親しそうに私の『おべべ』の上から肩をたたく時があります。これは私にとって耐えがたいセクハラです。」と発言していました。この発言の中で「おべべ」という言葉が出たとき、日本人である私は、直ぐ「着物=服」であることがわかりましたが、出席していた外国人も、さすがにこの言葉が理解できないのか、「おべべって何のこと?」と頭をひねっており、直ぐ外国人から質問がありました。
すかさず、コメンターの日本人が、「おべべとは服のことです。この言葉は日本では幼児言葉として使われています。」と解説してくれましたので、出席していた外国人もほぼ納得したようでした。
この模様を見ていた私は、同じ日本人として何だか恥ずかしい思いをしました。それは確かに日本には「幼児言葉」があり、私も子供の時使った経験がありますが、小学生位になりますと、人の前では使ってはいけない、つまり恥ずかしい言葉だとして理解していました。従ってそれまで成長した日本人が、このような「幼児言葉」を聞いたことがありませんでしたから、ビックリしたところでした。
ところが、またまたビックリしたのは、自動車学校の教習生に中にも「幼児言葉」で話をする女の子がいたのです。
その女の子は当時高校3年生でしたが、身体も小柄で、しゃべり方がまるで子供のようでした。しかも、声が頭のてっぺんから出るみたいで、本当に高校生かなと思ったほどでした。
その女の子が話す言葉の中に、「幼児言葉」がありました。自分のことを言うのに、普通だったら女の子ですから、「私は」というところを、その女の子は自分の名前を言って話すのです。 つまり、「○○(自分の名前)、わかんな~い」と甘ったるい声で話すのです。職員室でも担当の指導員とこの調子で話しますので、職員室の学習機で勉強している他の教習生も思わず声のする方を振り返るほどでした。
また、教習中は、この女の子からは「幼児言葉」が連発して出たそうです。教習した赤崎副校長から聞いたところによりますと、一時停止をして左右の安全を確認するよう指導しますと、安全を確認したあと、「車が来ていませ~ん。○○(自分の名前)、左に曲がりま~す。」と言いながらハンドルを切ったそうです。その言葉を聞いた瞬間、赤崎副校長は思わず吹き出しそうになったということです。
大人になっても、このような「幼児言葉」を使っているのは、やはり家庭のしつけに問題があると思いますが、自分達が親になった時、どんな教育をするのかと思うと、ゾットするような気持ちになり、また、心配の種が増えたところです。






