60歳を過ぎた今になって、かって子供の時や青春時代に失敗した出来事を思い出すことが時々あります。先日も私が中学1年生の時ですから、今から約50年前になりますが、国語の時間に先生から質問され、うまく答えることが出来ず、赤恥をかいたことを思い出しました。
それは、国語の教科書の中で、「品のいいご婦人が・・・」という文章があり、その「品」とはどのような意味か、先生から質問されましたが、咄嗟に答えることが出来なかったのです。おそらくそのときの私の顔は赤く(いや黒かな?)なっていたものと思われます。
そこで、先日、教習指導員である富高里美さんに聞いてみたところ、「『品』とは、上品とか、その人の外に現れる好ましい様子です。」といとも簡単に答えてくれました。そう、まさにその通りなのです。国語辞典を見ると、「品」とは、「その人や物の外に現れた、すぐれた様子」と書いてありました。
さて、この「品」に関連すrるものとして「品格」という言葉がありますが、最近、新聞紙上でこの言葉を目にすることが度々あります。それは「横綱の品格」という文字です。ご存知のように、モンゴル国出身の朝青龍は、入門後数年で大相撲の最高峰である横綱になりましたが、強い反面、闘志が表面に現れ過ぎ、土俵上だけでなく、土俵外でも数々トラブルを起こしているからです。
横綱の朝青龍は、大相撲名古屋場所の5日目、同じモンゴル出身の先輩である旭鷲山と対戦した際、旭鷲山のマゲをつかんで引き落としたため、反則負けとなりました。大相撲史上、横綱が反則負けとなったのはもちろん初めてです。横綱は、先場所も同じ旭鷲山に負け、その際、腹立ち紛れに土俵上でタテミツを旭鷲山に投げつけ、その行為が「横綱の品格」にふさわしくないと顰蹙(ひんしゅく)を買い、本人も「今後は、横綱の品格を汚さないようにします」と反省したばかりなのです。
二場所も続けての行為であり、さらに朝青龍は土俵外において、旭鷲山が乗っていた車のドアミラーを壊したことや風呂場で旭鷲山の身体と触れ合ったことが原因で、口論となったことが明るみになったのです。このことが明るみとなり、横綱が土俵入りの最中、観客席から座布団が投げ入れられたり、「モンゴルに帰れ」というシュプレコールが続き、さしもの強い横綱もすっかりヤル気をなくし、遂に10日目から休場となったのです。
日本の国技である大相撲では、強い力士が最高峰の「横綱」になりますが、横綱はただ強いだけではなく、そこには当然、横綱らしい「品格」が必要なのです。かって名横綱であった貴之花は、現役中、「心」「技」「体」のことを常に考え、相撲道に励んでいたということですが、若くして横綱になった朝青龍には、まだまだこのような精神面が欠けていると思われますので、今回のことを猛省し、「品格」のある強い横綱を目ざし、頑張ってほしいと期待しているところです。
自動車学校の指導員にも、当然「品格」が求められていますが、「品格」は一朝一夕に身に付くものではありません。そこにはある程度の年月と本人の認識や努力が必要ですので、教習生から信頼され、尊敬される指導員を目指し、頑張りましょう。
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