校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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熱意

 平成15年度の西部地区の「検定員・指導員合同会議」は、平成15年10月27日都城市のメインホテルで開催されましたが、その講習会の中で、受講者にとって一番印象的だったのが、警察本部運転免許課の川?補佐の話でした。
 司会者の紹介を受けて壇上に上がった川崎補佐は、先ずテーブルを横の方にやり、マイクを握って壇の前の方に歩み寄ると、いきなり、「今日の受講者の中には眠っている人も見られた。また、眼を開いていても、他のことを考えているのか、話を聞いていないような人も見受けられた。私は時々質問しますので、そのつもりでちゃんと聴いていてください。」としゃべり出したのです。
 これには受講者の殆どが、ビックリしたようで、私は席の方から受講者の様子をそっと見渡したたところ、思わず姿勢を正す受講者の姿も見られました。それもそうでしょう。ツルツルとした頭とギョロリとした眼、それに堂々とした体格ぶりで、まるで肖像画の「ダルマさん」そっくりの風貌で、いきなり大声で話を始めたのですから、ビックリするのも無理ありません。
 川?補佐の話の趣旨は、「私はこれまで約30年間近く、白バイにも乗っていたし、後輩の白バイ隊員の指導のほか、一般企業や自衛隊員の指導も行ってきましたが、その際、いつも私が気をつけていたことは、指導を受ける人の性格等を瞬時に見抜くということです。これは指導を受ける人の挨拶の仕方や話し振り、行動等で直ぐわかります。何故そうするのかと言いますと、指導を受ける人の中には、頭ごなしに言われると極度に緊張する人等様々で、同じように指導すると効果が上がらないからです。皆さんも初心運転者を指導する立場にあるわけですから、その性格に応じた指導を行って下さい。」というものでした。
 その川?補佐の熱弁を振るう姿を見ながら、ふと彼と30数年前、一緒に勤務していた時の光景を思い出しました。それは昭和40年頃でした。その頃私は、憧れていたパトカー勤務になったのもつかの間、追突事故にあって約6ヶ月の入院生活を余儀なくされ、退院後、療養を兼ねて宮崎警察署旭通り交番に勤務していたのです。
 そこに、1年間の警察学校の教養を終え、新任警察官として赴任してきたのが彼だったのです。当時、若干19歳で、眼は現在のようにギョロギョロではなく、クリクリしており、高校生の時柔道をしていたので体格は良い方でしたが、今よりもっとスマートで、そう、頭にはフサフサとした髪の毛があったのです。性格はとても素直でしたが、人と話をするのが苦手で、現在の彼とは思えないほど純情な青年警察官でした。
 その彼が30数年経った現在、これほどの「熱弁」を振るうことが出来るのは、おそらく彼が永年培ってきた仕事に対する「自信」がそうさせたものと思いました。
 受講したどの指導員に感想を聞いても、異口同音に、「熱意が伝わってきました。声の大きさ、間の取り方等学科教習のときの参考になりました。」「話に思わず誘い込まれ、圧倒されました。」という答えが返ってきましたが、「熱意」をもって話をすれば、必ず相手方に「熱意」が通じるということを実感したところでした。

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2003年11月05日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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