最近の若い人達の行動を見ていると、電車やバス等交通機関の中で、エチケットが守られていない光景を度々見かけることがあります。
例えば、秋の行楽シーズン時には、鹿児島まで修学旅行と思われる小学生の子供達の一行と、同じ電車に乗り合わせることがあります。そのときは、さあ大変です。子供達は電車に乗り込んで来た途端、先ず席を取るため通路を我先と走り回り、自分の席が決まると、「○○さん、ここが空いてるよ。」と友達の名前を大声で呼び、それが一段落すると、気の合った友達と大きな声で話す始末です。
中には、小学校の運動場と勘違いしているのではないかと疑いたくなる位、通路を走り回る子供もいます。引率の先生はいないのかと思い、車内を見渡すと、電車の隅っこの方にそれらしき男性と女性がいますが、騒いでいる子供達を全く注意しようとはしないのです。これでは本を読むどころではありません。
私も小学校6年生の時、鹿児島に修学旅行した体験がありますが、旅行前に先生から色々注意がありました。その中でも電車やバスの中では、他のお客さんの迷惑になるので、大きな声を出したり、又、通路を走り回らないよう厳しく言われたものです。先生の言われたことですから、殆どの同級生は忠実に守っていましたが、中には、元気のよい同級生がおり、通路を走り回ったところ、早速先生から叱られ、ゲンコツをもらった人もいました。それほど、大人達、特に親や先生から交通機関内におけるエチケットを教えてもらったものです。
「エチケット」といえば、先日こんなことがありました。電車に乗ったところ、椅子が二人掛けになった席で、席の真ん中に木製の肘掛が付いておりました。私は電車に乗り込むと窓際の席に座り、早速本を読み始めたのですが、何気なく肘掛においていた左手を挙げようとしたのですが、背広に何かが引っかかったような感じを受けました。
どうしたのかと不思議に思い、左手の背広の下を見たところ、なんと肘掛けの上にはガムがあったのです。しかも単に捨てられたものが置いてあるだけではなく、ガムが肘掛になすりつけてあったのです。これは明らかにイタズラです。幸い私の場合、直ぐ気付いてガムを取り除きましたので、クリーニングに出すほどまでには至りませんでしたが、朝からいい気持ちはしませんでした。
座席を移動し、ガムのことをたまたま通りかかった車掌さんに告げたところ、車掌さんは金具を持って来て、そのガムを取り除こうとしたのですが、なかなか取れませんでした。あきらめたのか車掌さんは、今度はチラシ紙で肘掛をくるみ、私に、「ガムが取り除けませんので、この電車が終着駅に到着後、清掃します。それにしても困ったことです。こんなことは初めてです。」と告げ、立ち去って行きました。
おそらく、このガムを捨てた人も若い人と思われますが、本人も一寸したイタズラ気分で、このような行為をしたものと思います。不特定多数の客が乗り込む電車内で、このようなエチケットに反する行為は大迷惑であり、今後、絶対してほしくないと思ったところでした。






