教科書出版大手の「東京書籍」が、昨年に引き続き、またまた大きな失敗をやらかしたようです。
新聞報道によりますと、同社が出版した中学社会の教科書3種類(歴史、地理、公民)の中で、次のような誤りがあったということです。「歴史」で、武家時代、将軍の一門や譜代でない大名のことを「外様大名」と言っていましたが、この内容について、正しくは「外様大名は、関ヶ原の戦い以降、徳川氏に従っていた」と記述するところを「外様大名は豊臣氏に従っていた」と記述していたり、イタリアの旅行家で、父や叔父達とシナ(現在の中国)に旅行して、そこで見聞きした内容を記録し、「東方見聞録」として世に紹介した「マルコポーロ」の、イタリアからシナまでの旅行行程が全く逆の方向だったりする等合計40箇所の誤りが見つかったそうです。
誤りはこの他「地理」で、西アフリカに「モーリタニア」という国がありますが、同社の教科書によりますと、これが「モーリタリア」と記述されており、さらに「公民」では、「介護保険審査会」のことが「介護認定審査会」と誤った記述がされていたということです。
この「東京書籍」については、昨年度の中学用教科書でも、「公民」で新潟県中里村の「雪国はつらつ条例」のことを「雪国はつらいよ条例」と誤記したほか、「地理」で3200を超す全国の市町村の数を「1230」とする等初歩的なミスが続いている出版会社です。
同社は、平成14年の教科書のミスで、約112万部を刷り直したばかりであり、今年度のミスについて、同社の広報課は「当社の教科書を使っている学校や教育委員会に訂正表を配る等対応している。現在、チェック態勢の見直しを進めているところだが、結果的にチェックが甘かったと言わざるを得ない。」とコメントしています。
いくら訂正表が配られたとしても、この教科書を使っている中学生としては、「教科書に書いてある内容は正しいもの」と信じて勉強しているわけですから、今後の勉強に支障が出てくるものと思われます。
また全国の中学校としても、「東京書籍」の中学社会教科書が、2年続けてミスが発生したわけですから、来年この教科書を使うことについて二の足を踏むことが予想され、そうなると、いくら王手の教科書出版会社としても、死活問題につながるものと思われます。
こうしたチェックミスは教科書出版会社だけでなく、私達の身の回りでも発生しており、「対岸の火災」として見ているわけにはいかないようです。例えば、警察本部交通部運転免許課から送付されてくる「発禁処分通報」を見ると、チェックミスによるものが大半を占めています。傍から見ると、どうしてミスに気付かなかったのだろうかと不思議に思える事例もあるようです。
同じ仕事続けていると、どうしてもそこに「慣れ」が生じ、ミスに気付かないことがあるようですので、今後は「どこかに間違いがあるはずだ」という気持ちで仕事を進め、チェックミスを防ぎたいと考えているところです。
校長のひとり言ブログ|都城自動車学校
« 再挑戦 | メイン | 自分の仕事を好きになろう »






