校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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竹薮の雀

 電車等の交通機関内や公共の建物内で、他人のこと等全く考えず、傍若無人におしゃべりをしたり、騒いでうるさい様子のことを「竹薮の雀」という言葉で表現することがあります。
 夕方、街角の樹に群がった雀が、「チュン、チュン」と鳴いているのを見かけることがありますが、その声は、まさに「竹薮の雀」というところであり、「うるさい」というより「騒音」と表現した方が良いくらいです。雀ならいくらうるさくても「鳥だから仕方だない」といって済まされますが、これが人間で、しかも電車等の公共機関内であった場合は、頭に来ることがあります。
 それは先日の夕方、山之口駅から電車に乗った時のことです。丁度ドアの直ぐ近くの席が一つ空いていましたので、そこに座り、いつものようにカバンの中から小説を取り出し、読み始めようとしたのです。
 すると、直ぐ近くの席から、数人の子供達がおしゃべりする声が私の耳に飛び込んできたのです。子供の声ですから多少キーは高いのですが、それは、「おしゃべり」というより、むしろ「騒音」といった方がピッタリの話し声でした。
 顔を上げ、声のする方を見ると、私の席から数メートル離れた横掛けの席に、男の子3人と女の子3人が座っており、全員学校の帽子を被っていましたので、どうやら小学校高学年の子供達のように見えました。
 6人のうち、男の子一人の声が特に高く、「ワーワー」といった調子で話をし、それに吊られて他の子供達も大声でおしゃべりをしているのです。その横には、50代と思われる男性が目をつぶって座っていますが、子供達を注意しようとする素振りもありません。大声で騒ぐ子供達の直ぐ側に座っているわけですから、うるさいだろうなと思いながら、何故注意しないのかなと不思議に思っていたのです。そのうち子供達は、校歌らしき歌を歌い始め出し、さらにうるさくなりましたが、誰も子供達を注意しようとする人はありませんでした。
 そこで、私も我慢が出来なくなって席を立ち、その子供達の所に近寄り、「ここは電車の中だよ。大きな声を出すと、他の人に迷惑だから、少し静かにしてくれないか。」と注意したのです。
 すると、6人の子供達は、はっとしたような顔つきになり、帽子を取ると、「すみませんでした。」と言い、声が小さくなりました。子供達が素直に謝ってくれましたので、元の席に帰ろうとして、子供たちの直ぐ横に座っている男の人の顔を見たところ、相変わらず目をつぶったままの様子でした。
 その後は子供達も静かになり、ゆっくり小説を読むことが出来ましたが、宮崎駅に到着した時、再びビックリした光景を見たのです。それは子供達も宮崎駅で降車しましたが、その子供達を引率していたのは、なんと大声で騒ぐ子供達の直ぐ横で狸寝入りをしていたあの50代の男性だったのです。その引率の先生らしき男性の顔を見ながら、「ちゃんと子供達の指導をしてくださいよ。」とつぶやき改札口を出ましたが、後味の悪い一日だったことはもちろんのことです。

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2004年01月15日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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