校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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譲り合い

 各市町村とも、交通死亡事故ゼロの期間を1年続けるのに四苦八苦しているというのに、交通死亡事故ゼロを、それも「2万日」も続けている村があります。
 「交通死亡事故ゼロ2万日」を達成したのは、鹿児島県薩摩半島にある川内市の西、約30キロの沖合いにある甑(こしき)島列島の真ん中に位置する「鹿島村」です。
 甑島列島は上甑島と下甑島からなっていますが、「鹿島村」は、その下甑島の一番北側に位置する村で、人口約830人の小さな漁村だそうです。下甑島には、「鹿島村」と「下甑村」の二つの村がありますが、この島には航空自衛隊のレーダー基地がある関係か、両村とも村内には舗装された立派な道路が通っているそうです。事実、新聞報道によると、鹿島村には信号機こそありませんが、車は、ニ輪、四輪を含め約360台があり、道路が狭いうえにカーブが多く、転落事故が発生してもおかしくない箇所が数ヶ所あるそうです。
 「交通死亡事故ゼロ2万日」がいかに偉大な記録であるかは、全国第二位の市町村の記録を見れば明らかです。警察庁などの外郭団体である交通事故総合分析センターの調査によると、現在、交通死亡事故ゼロ市町村の第二位は、長崎県大島村の「1万8,700日」ですから、この記録を約1,300日も上回っていることになります。
 「交通死亡事故ゼロ2万日」といえば、約55年間、交通死亡事故が全く発生していないわけですが、何故このようにゼロが続いているかについて、鹿島村企画課では「村内にはカーブや車が交差出来ない箇所が数多くありますが、カーブミラーに対向車両の姿が見えたときは、必ず手前の安全な場所で待機するとか、交差点では、運転者がお互いに進路を譲る等、村民全員が『譲り合い』の精神を持って、ハンドルを握っていることです」と分析しています。
 さて、車を運転する場合、いかに「譲り合い」が大切であるか、身をもって体験していることがあります。それは私がよく利用している郊外のスーパー駐車場出入り口におけるドライバーの「譲り合い」です。そのスーパーの駐車場は約200台収容できるスペースがありますが、夕方ともなると出入りする車が多く、駐車する場所を探すのに一苦労します。
 また、買い物を済ませていざ駐車場を出ようとしても、駐車場出入り口は県道に面しており、夕方はその県道がラッシュ状態ですから、運転に慣れないドライバーにとっては、あまり好きではない場所です。
 ところが、このスーパーが開店してから約4年の間、この駐車場出入り口の交差点で、交通事故が発生したの見たことが一度もありません。それは、その交差点を通行するドライバーがお互いに「進路を譲る」からです。県道を通行している車のドライバーは、駐車出入り口付近がラッシュ状態になっても、必ず出入り口付近を空けてくれますので、駐車場に出入りする車は安心して通行できます。
 時々、スーパーのガードマンが駐車場は入り口で車の誘導をしている時がありますが、かえって交差点が混雑しています。やはり、この交差点では、ドライバーがお互いに「進路を譲る」方式の方が良さそうです。

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2004年01月26日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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