校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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危険予測

 車を運転する場合、常に考えておかなければならないものに「危険予測」があります。これを怠ると、交通事故につながる可能性が高くなりますが、先日「危険予測」を全くしていないドライバーに遭遇しました。
 それは、朝、都城自動車学校に出勤中のことでした。山之口駅に迎えに来てくれた串間さん運転のワゴン車の後部座席に乗り、高城町役場付近に差し掛かったところ、約50メートル先の横断歩道の左端に、手押し車につかまり、車の切れ目を待っているおばあさんの姿が私の眼に入りました。
 そこで私は、「横断歩道に歩行者」と声を出したところ、串間さんもそのおばあさんの姿に気付いており、軽くブレーキを踏んで徐行を始めました。そのとき対向車線には車の姿は全く見えませんでしたので、ワゴン車の後続車両はどんな具合かなと思い、後部座席から運転席のバックミラーをのぞいてみたところ、約20メートル後方に黒色の軽自動車賀の姿が写っていました。串間さんの眼もバックミラーを見ている様子だったので、後続車両があることはわかっているなと思ったのです。
 おばあさんが立っている横断歩道は、ワゴン車から見れば二つある横断歩道のうち向こう側、つまり西側の横断歩道でしたので、串間さんは東側の横断歩道の手前でワゴン車を停止させたのです。串間さんはチラッとバックミラーをのぞき、後続車両の姿を確認したあと、横断歩道の脇に立っているおばあさんに向かい、手で「どうぞ渡って下さい」という合図をしたのです。
 すると、おばあさんは、私達が乗ったワゴン車が横断歩道の手前で停止したことに気付き、横断歩道を渡ろうと歩き始めたそのときでした。私は何気なくバックミラーをのぞいたところ、そこには信じられない光景があったのです。
 それは、ワゴン車の後ろに続いていたはずの軽自動車が速度をあげ、なんとワゴン車の直ぐ横を追い越そうとしていたのです。私達の乗ったワゴン車の先の横断歩道では、おばあさんが渡り始めているのです。私はもちろんのこと、串間さんも思わず「あっ、危ない」と声をあげましたが、どうすることも出来ず、あっという間に、その軽自動車はワゴン車の直ぐ横を追い越して行きました。ワゴン車の直ぐ横を追い越す時、軽自動車の運転席をチラッと見たところ、そこには若い女性の姿がありました。
 私はこのままではおばあさんが跳ねられると思い、追い越して行った軽自動車の後姿を追うと同時に、眼を横断歩道に向けたところ、おばあさんが腰を曲げ、手押し車を押してノロノロ歩いており、まだ横断歩道の真ん中までしか進んでいませんでした。
 そのおばあさんの直ぐ前を、軽自動車は徐行することなくスピードをあげて通り過ぎて行きましたが、下を見て横断歩道を渡っていたおばあさんは、耳が遠いのか全く気付かないようでした。
 私達は「危なかったね。」と言いながらホッと胸をなでおろしましたが、この出来事は「危険予測」の大切さを身をもって体験したものとなったことは間違いないようです。

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2004年05月25日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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