校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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2004年07月 アーカイブ

2004年07月06日

コメ

 新聞報道によると、このほど農林水産省が平成15年度の国民一人当たりの「コメ年間消費量」を発表しましたが、それによりますと、年間1俵(60キロ)を割ったということです。農林水産省の調査は、昭和40年から始まったのですが、年間1俵(60キロ)を割ったのは調査以来初めてのことで、消費量最大の頃に比べて約半分にまで落ち込んでいるということです。
 この調査は、毎月、コメを作っている生産世帯1,690戸と一般の消費世帯6,650戸を対象に、1ヶ月間に家庭や外食で食べたコメの量を聞き取るものですが、平成15年度の調査では、前年度に比べ0,9%減の1ヶ月当たり4,96キロで、年換算で59,6キロに減っていました。消費量が最も多かったのは調査を開始した昭和40年で、この年の年間消費量は2俵に近い112,2キロもあったそうです。
 農林水産省では、この原因について「女性の社会進出に伴い、炊飯に比べて手のかからないパンや麺類を多く食べる世帯が多くなったため」と分析しています。
 そう言われて見れば、私自身の食生活を見てみますと、朝食はしっかりとコメのご飯を食べますが、それでも茶碗に軽く1杯だけです。昼食はパンと牛乳、そして夜は週に5日は晩酌をしますので、そのときはおかずだけですから、ご飯を食べるのは週に2日位です。
 従って私のコメの年間消費量を計算しますと、農林水産省が発表した国民一人当たりの年間消費量の1俵よりうんと少ないようです。私自身が年間この程度のコメしか食べていないわけですから、この調査結果については一応納得できるようです。
 さて、私にはそのコメについてこんな思い出があります。それは小学校の6年生のときですから昭和27年頃のことです。その当時、私が通っていた小学校では、修学旅行は鹿児島市内への1泊2日と決まっており、その旅行が近づくと、先生から旅行に準備するものの一覧表が渡されました。その中で、「各人コメを1合準備すること」というのがありました。
 当時は、戦後の食糧難の時代であり、コメは貴重な食料品の一つだったのです。幸い私の実家には田圃があり、両親がコメを作っていましたから、コメはすぐ調達出来ましたが、農家ではない家では、おそらく買ったコメを子供に持たせていたものと思います。そのコメは当時、現在のようなビニール袋みたいな物はありませんでしたから、私は親父の靴下の片方にコメを入れ、鹿児島まで持っていった記憶があります。
 ところが、鹿児島の旅館で出されたご飯を見て、私を含め全員ビックリしたのです。それもそのはずです。ご飯のコメは私達が日頃見慣れているものと違い、今まで見たことのない細長いコメだったのです。
 ビックリする子供達を見て、引率の先生は、「このコメは東南アジアのタイで収穫された外米です。」と説明がありましたが、食べてみると、パサパサしていて粘りがなく、全然うまくありませんでした。
 それでも子供達は不平一つ言わず黙々と食べましたが、私達が持って行ったのはおいしいコメでしたから、今考えてみると、何だか旅館の人にだまされたような気もします。コメにはこんな思い出がありますので、もっと多く食べようと心がけているところです。

2004年07月16日

脳の老化予防

 私の自宅の道路を隔てた所には、「公文塾」がありますが、毎週月曜日と木曜日の夕方ともなると、小学校低学年と思われる子供達が集まり、計算問題を解いたり、声を出して本を読んだりしているようです。
 この「公文塾」は全国組織になっており、日本国内には相当な数に上る塾があるようですが、最近、この塾に通う人達に異変が起きているということです。それは、東京や大阪等の都市部、そして東北の仙台市では、塾生に中に70歳を超えた高齢者の人達が増えてきたということです。
 その原因は、脳機能の研究者である東北大学の川島隆太教授が主唱する「計算」と「音読」が脳の老化予防に効果があるという噂が広がったからです。
 先日、ラジオ放送を聞いていたところ、その川島教授が出演されていましたが、話によりますと、川島教授の著書「脳を鍛える大人の計算ドリル」と「大人の音読ドリル」の発行部数が合わせて120万部に達したということです。
 そして「公文塾」では、その「計算ドリル」と「音読ドリル」を教材にして、高齢者を対象とした塾を開催したところ、それこそワンさと「公文塾」に入門する高齢者が集まったということです。
 そのうち「計算ドリル」は、一桁の足し算、答えが一桁になる引き算、一桁の掛け算が50問で1日分あり、5日ごとに脳機能テストが挟まれていて、効果が確認できるということです。この「計算ドリル」は、一桁の簡単な計算がミソで、これが二桁だとか難しい計算だと脳の老化予防にはならず、逆効果になるということです。
 また、「音読ドリル」は、近代文学の名作から60編を選び、その文章を塾生の前で声を出して音読させたり、小学校低学年で習う漢字 20字の書き取りとセットで1日とし、これも60日分になっているということです。川島教授の話によりますと、最近の研究で、音読や簡単な計算、漢字の書き取りによって脳の広い部分が活発に働くことがわかったということです。
 そこで、川島享受は老人ホーム等で音読や計算をする「学習療法」を試みたところ、痴呆症状の人の症状が改善する等、大きな効果を挙げることが出来たということです。
 私も60歳を過ぎましたので、この話を聞き、脳の老化予防のため早速実行してみることにしました。計算や音読のドリルはありませんので、朝の時間帯を利用し、広告紙の裏紙に一桁の数字を書いて足し算、引き算、掛け算等の計算をしています。
 また、私は朝日新聞を購読していますが、その新聞の第一面の下にある「天声人語」の欄を音読するようにしています。今までこの欄は目でザッと読んでいたので、内容については余り記憶にありませんでしたが、音読するようになってからは、一語一語噛締めるようにゆっくりと読みますので、その内容についてもよく理解でき、脳の老化予防にとっては効果があるようです。どうです。皆さんも実行してみませんか。

2004年07月20日

ジベタリアン

 私が都城自動車学校まで電車通勤するようになってから約4年になります。毎日、通勤客を見ているうち、私の印象として「世の中が変わったな」と思わせることが数点ありますが、その中で、一番印象的なのは、ホーム上や電車内の通路で平気で座り込んでいる高校生達の姿です。
 世間では、このような地べた族に対して「ジベタリアン」というユニークな名前が使われています。まさか親しみを込めた表現ではないと思いますが、誠に困ったものです。
 先日の朝、宮崎駅から電車に乗るために、2階のホームに上がったところ、ベンチが置いてある所に、十数名の高校生達がたむろしている姿が見えました。その高校生達は、サッカーボールを持っていたので、サッカー部員であることは直ぐわかりましたが、驚いたことに、その高校生達の半数以上がなんとホーム上にペタンと座り、友達同士でおしゃべりしているのです。
 ホームは電車の乗降客が利用します。履いている靴にはどんなばい菌がついているかわかりません。その高校生達は、そんなことは全く介さず、ホームに手を付いたり、中にはペッとつばを吐く高校生もいるのです。
 さらに驚いたことには、その高校生達の直ぐそばのベンチには、引率の先生と思われる30代の男の人がいましたが、ホーム上に座っている高校生達には全く注意しないのです。注意しないどころか、ベンチに座った状態で、ジベタリアンの高校生達と笑いながら話をしているのです。
 また、私がホームで電車を待っている間に、2本の電車がホームに入り、通勤や通学の人達が電車から降りてきましたが、その通路には高校生達が座っているので、それを避けて1列になって通る状態でした。それでも高校生達は立ち上がろうとはせず、もちろん引率の先生も黙ったままなのです。そんなジベタリアンの姿を見て、客のどの顔からも不快感が見られたことは当然です。
 このような高校生と引率の先生を見て、先ず「不衛生な所には座らない」という、こんな小さなことが守れないようでは、このチームは大して強いチームではないなと思っていましたところ、翌日の新聞にサッカーの試合結果が掲載されていましたが、案の定、私が見たその高校のチームは大差で負けていました。
 地べたに座るジベタリアンの姿は、何も電車等の交通機関だけとは限らず、我が都城自動車学校のロビーでも時々見られます。その姿を見るたびに注意していますが、どの教習生も、注意されると素直に立ち上がり、椅子に腰かけているようでうから、あるいは地べたに座るのは悪いことだなと自覚しているのかもしれません。
 なぜ、このようなジベタリアンが多くなったかについては、若者の体力不足が一番の原因だといわれていますが、この説には私も同感です。
 何れにしても公共の機関、あるいは人込みの多い駅舎施設を我がもの顔に占拠する姿勢は、是非改めてもらいたいものです。

2004年07月26日

歩車分離式信号機

 私は、今から約20年前に「交通工学」という分野の勉強をしたことがあります。この学問は、交通事故をなくすためには、3Eの原則、つまり、交通安全教育、交通の取り締まり、そして道路の施設を中心とした各施策が必要といわれていますが、その中の「道路の施設」に関する学問が「交通工学」なのです。
 根本的に交通事故をなくすためには、クルマと歩行者等が通行する所を完全に分離する。つまり両者を同じ路上で交差させないということです。この「交通工学」の学問により、我が国においては、道路の施設等が改善されてきました。その一例が横断歩道橋、スクランブル式交差点、バイパス道路の建設等なのです。
 この「交通工学」のお陰で、随分交通事故は減ってきましたが、まだまだ抜本的な対策とはいかないようです。それは、国土そのものが狭い我が国においては、クルマと人を完全に分離するということが出来ないからです。
 このような交差点における歩行者とクルマの衝突を防ぐために結束し、立ち上がって遂に行政を動かして「歩車分離式信号機」を作らせた住民グループの姿が、NHKテレビの「ご近所の底力」という番組で放映されていました。
 このグループは、大阪の豊中市の人達ですが、この地区の小学校近くには信号機が設置してある交差点があるのですが、その交差点では、毎年子供達が右左折するクルマと衝突し、被害者となる交通事故が度々発生していたそうです。
 このグループでは、スクランブル式交差点にヒントを得、地元の警察署に対し、「歩行者とクルマを完全に分離した信号機の設置」を要望したそうです。当初、地元の警察署は「交通渋滞が起こる」等と反対していましたが、警察庁等の協力を得て「歩車分離式信号機」が出来上がり、早速その交差点に設置されました。
 その結果、平成15年中にはその交差点で15件の歩行者とクルマが接触する交通事故が発生していたのに、設置後は1件の発生もないほか、心配していた交通渋滞もないということです。 子供達からは「安心して通行出来る」という声があるほか、ドライバーも「歩行者に気兼ねせず、安心して右左折出来る」という感想があり、この「歩車分離式信号機」の設置は、まさに一石二鳥の効果があったようです。
 「歩車分離式信号機」とは、歩行者とクルマを完全に分離し、横断中の事故を防ごうというものですが、警察庁が考えている「歩車分離式信号機」は、現在のところ、二つあるそうです。
 その一つは、全方向の車両の流れを完全に止めて歩行者を横断させる「スクランブル方式」です。そしてもう一つは、歩行者の横断中には右左折者を進行させない「右左折車両分離方式」です。前者はクルマの動きを完全に封じ込めるため、事故をほぼゼロに出来る反面、クルマの流れを止めることによって渋滞の拡大が懸念されており、実際の導入では、後者が中心になるのではないかと言われています。
 警察庁では、この新しい信号機の開発が交通事故の減少に役立っていることから、全国で3,000箇所の「歩車分離式信号機」を作る計画です。

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