私の自宅の道路を隔てた所には、「公文塾」がありますが、毎週月曜日と木曜日の夕方ともなると、小学校低学年と思われる子供達が集まり、計算問題を解いたり、声を出して本を読んだりしているようです。
この「公文塾」は全国組織になっており、日本国内には相当な数に上る塾があるようですが、最近、この塾に通う人達に異変が起きているということです。それは、東京や大阪等の都市部、そして東北の仙台市では、塾生に中に70歳を超えた高齢者の人達が増えてきたということです。
その原因は、脳機能の研究者である東北大学の川島隆太教授が主唱する「計算」と「音読」が脳の老化予防に効果があるという噂が広がったからです。
先日、ラジオ放送を聞いていたところ、その川島教授が出演されていましたが、話によりますと、川島教授の著書「脳を鍛える大人の計算ドリル」と「大人の音読ドリル」の発行部数が合わせて120万部に達したということです。
そして「公文塾」では、その「計算ドリル」と「音読ドリル」を教材にして、高齢者を対象とした塾を開催したところ、それこそワンさと「公文塾」に入門する高齢者が集まったということです。
そのうち「計算ドリル」は、一桁の足し算、答えが一桁になる引き算、一桁の掛け算が50問で1日分あり、5日ごとに脳機能テストが挟まれていて、効果が確認できるということです。この「計算ドリル」は、一桁の簡単な計算がミソで、これが二桁だとか難しい計算だと脳の老化予防にはならず、逆効果になるということです。
また、「音読ドリル」は、近代文学の名作から60編を選び、その文章を塾生の前で声を出して音読させたり、小学校低学年で習う漢字 20字の書き取りとセットで1日とし、これも60日分になっているということです。川島教授の話によりますと、最近の研究で、音読や簡単な計算、漢字の書き取りによって脳の広い部分が活発に働くことがわかったということです。
そこで、川島享受は老人ホーム等で音読や計算をする「学習療法」を試みたところ、痴呆症状の人の症状が改善する等、大きな効果を挙げることが出来たということです。
私も60歳を過ぎましたので、この話を聞き、脳の老化予防のため早速実行してみることにしました。計算や音読のドリルはありませんので、朝の時間帯を利用し、広告紙の裏紙に一桁の数字を書いて足し算、引き算、掛け算等の計算をしています。
また、私は朝日新聞を購読していますが、その新聞の第一面の下にある「天声人語」の欄を音読するようにしています。今までこの欄は目でザッと読んでいたので、内容については余り記憶にありませんでしたが、音読するようになってからは、一語一語噛締めるようにゆっくりと読みますので、その内容についてもよく理解でき、脳の老化予防にとっては効果があるようです。どうです。皆さんも実行してみませんか。






