私は、自宅からJR宮崎駅までの行き帰りは自転車を利用していますが、雨の日はバスに乗ることにしています。先日も朝から雨でしたから、バスを利用しましたが、その日の帰り、デパート前停留所からバスに乗ったとき、これぞプロだと思われるバス運転手さんに出会うことが出来ました。
先ず私がビックリしたのは、空いている席に座った途端、マイクで、「乗車確認」という声が聞こえてきました。私はこれまでバスに乗ったことは、数え切れないほどありますが、このようなアナウンスを聞いたことはありませんでしたので、顔を上げ声のする方を見たところ、そのアナウンスはバスの運転手さんのものでした。
運転手さんの直ぐ上には、凸面鏡のバックミラーが付けられていますが、そのミラーには、ニッコリ笑っている運転手さんの姿が写っていたのです。雨でズボン等が濡れ、幾分気が滅入っていたときだけに、この運転手さんの言葉には、正直言ってホッとさせられました。
バスを出発させる時には、「発車します。」とアナウンスしたあと、「右後方ヨーシ」という声が聞こえてきました。再び目をバックミラーに向けると、右後方を確認している運転手さんの姿が写っていました。
この運転手さんの行動ぶりをみていますと、例えば、前方の信号機の信号が赤になりますと、「信号停止」というアナウンスがありますから、「ああ、信号が赤のため止まるんだな」ということがわかります。座っているお客さんはもちろん、通路に立っているお客さんにとっても安心してバスに乗っていることが出来るのです。
また、ワンマンバスですから、次のバス停留所を案内するテープが流れますと、乗客はボタンを押してバスから降りることを示すわけですが、大概の運転手さんでしたら、「はい、停車します。」だけですが、この運転手さんの場合、「はい、わかりました。次○○停留所です。停車します。」という具合に、ハッキリと次の停留所をアナウンスしてくれるのです。
さらに、バスが左折する場合には、「左折します。ご注意ください。」だとか、路面の状態が悪く、バスが多少揺れたりしますと、すかさず、「路面が悪く、揺れますのでご注意ください。」といった具合に、乗客にとっては至れり尽せりのアナウンスであり、お蔭様で安心してバスに乗っていることが出来ました。私は子供の頃から宮崎交通、通称「宮交バス」に乗っていますが、このような運転手さんに出会ったのは全く初めてでした。
そこで、この運転手さんの名前を知ろうと思い、バスの中を見渡したところ、ありました。プレートには「私は安全運転をしています。中央、江口信夫」と表示してありました。バスから降りるとき、チラッとプロ中のプロである「江口さん」を見たところ、30歳代の運転手さんでした。
バスから降りたあと、早速そのうちに、宮崎交通中央営業所あてに感謝の気持ちを込め、手紙を書いて送ったことはもちろんのことです。
ありがとう、江口信夫さん、また、あなたの運転するバスに乗ることを楽しみにしています。






