校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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口は災いの元

 今年のプロ野球日本シリーズは、西武ライオンズが中日ドラゴンズを4勝3敗で破り、12年ぶり12度目の優勝を遂げました。伊東勤監督は、平成2年の巨人・原監督以来、史上7人目の就任1年目の優勝監督となったわけです。
 特に今年は、パリーグにプレーオフ制が採用され、西武ライオンズはパリーグ第2位だったにもかかわらず、この制度のおかげでプレーオフの末、第3位のロッテオリオンズを破り、さらにリーグ戦でもダイエーホークスを接戦で破ってからのチャンピオンですから、喜びは大きかったものと思います。
 ところで、今年の日本シリーズの勝利ポイントについては、先日のサンデーモーニングで、解説の張本さんは「伊東監督が第6戦で松坂投手を起用したこと」、大沢さんは「落合監督の第3戦での投手継投ミス」を挙げられていましたが、私の考えはそうではなく、勝負のポイントは、第2戦で中日ドラゴンズが大勝した後の「勝利監督のインタビュー」にあったと思っています。
 それは、西武先勝の後の第2戦では、中日ドラゴンズが西武のエース松坂投手をノックアウトして11対6で圧勝し、対戦成績を1勝1敗にしましたが、その後のインタビューで、落合監督は「うちの選手が上だと思いますよ。激烈なセリーグを制したのだから。名古屋には戻ってきませんよ。」と彼流にボソリボソリと話し始めたのです。
 翌日の新聞では、この発言について「西武がペナントレースで第1位で通過したのではないことを巧みに皮肉ると共に、中日ナインに自信を持たせ、その力を引き出すため意識的に発言したもので、落合流の戦術」と報道していました。私はこのインタビューを聞いていて、今から15年前の「加藤発言」を思い出し、「あ、これはヤバイな。落合監督は策に溺れたな。」と考えたのです。
 その「加藤発言」というのは、日本シリーズで近鉄バッファローズと読売ジャイアンツが戦い、第1戦から第3戦まで近鉄バッファローズが勝って王手をかけましたが、その第3戦で勝ち投手となった「加藤哲朗投手」が、「巨人はロッテ(当時パリーグ最下位)より弱い」と発言してしまったのです。
 この「加藤哲朗投手」は、宮崎県出身の選手ですが、高校時代から「ホラ吹きの加藤」と言われる位、実力は大したことはないのに、調子に乗るとペラペラしゃべる選手だったのです。この「加藤発言」で巨人選手が奮起し、その後近鉄バッファローズは4連敗して日本一を逸してしまったのです。
 それ以来、日本シリーズ中は、終了するまで相手チームを刺激しないインタビューが行われてきましたが、落合監督はそのタブーをあえて、「中日ナインの不安を取り除く手段として」破ってしまったのです。
 結果的には、この発言が西武選手の「怒りのエネルギー」となり、短期決戦の連続で、日本ハム、ダイエーを破って、シリーズの舞台に進んできた西武の爆発力と粘りにつながったわけですから、この「落合発言」が勝負のポイントとなったようです。
 諺に「口は災いの元」という言葉がありますが、まさにそのとおりの結果となってしまいました。

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2004年11月08日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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