コダチダリア
今から2年前になりますが、通勤する電車の車窓から外の風景を眺めていたところ、沿線の清武町内の庭先に、薄紫というかピンク色をした花が咲いているのが目に入りました。その時期が11月の晩秋から12月中旬の初冬にかけての時期であり、宮崎ではコスモスの花が散り、1年中で一番花が少ない時期でしたから、特に目立つ花でした。
しかもその花は、直径が約15センチメートル位と大きく、丈は屋根の軒下の高さとほぼ同じ約3メートル位で、今まで見たことのない花でしたから、何という名前の花かなと思っていたところ、ほどなくしてこの花が、新聞紙上に写真入りで紹介されていました。
それによりますと、この花は「コダチダリア」という名前で、原産地はメキシコ、日本では春先に花が咲く「ダリア」の原種ということでした。丈は3~4メートルですが、原産地のメキシコでは、5メートルを超える「コダチダリア」もあるということでした。
その頃の日曜日の朝、何気なく2階の窓から外の景色を見ていたところ、私方の庭の東隣りの庭に、ピンク色をした花が咲いているのが目に入りました。よく見ると、その花の丈は屋根ほどの高さがあり、大輪の花が咲いていましたので、ひょっとしたら「コダチダリア」の花ではないかと思い、早速その家を尋ね、庭先に咲いている花を見せてもらったところ、まぎれもなくその花は「コダチダリア」でした。家人の話によると、その花は園芸が趣味の友達から株分けしてもらったばかりで、まだ園芸店でも販売されていない、宮崎では珍しい花ということでした。
昨年の春先、その家人から「コダチダリアを育ててみませんか」という誘いがあり、鉢植えされた「コダチダリア」の苗をいただきましたので、早速庭に地植えしたのです。
もらったときは高さが30センチメートル位の細い苗でしたから、本当に丈が高くなるのかなと半信半疑でしたが、夏頃から見る見るうちに大きくなりました。その育ちの速さはビックリするくらいで、ある人はこの「コダチダリア」のことを「ジャックと豆の木」の木だと表現していましたが、まさにその言い方がピッタリの育ちようで、瞬く間に2階の屋根の軒下の高さまで育ったのです。ゆうに4メートルはありました。
やがて10月の終わり頃になると、蕾が付き始め、日記によると11月9日に見事に開花しましたが、植えた所が道路に面した所だったので、道行く人からも花の姿が見えるのか、「あら、珍しい花ね。」とささやく声が家の中に聞こえるほどでした。
その「コダチダリア」は、今年は相次いで襲来した台風の影響で、普段より少な目のようですが、私方の「コダチダリア」も茎の途中か倒れたりして成長が遅れ、やっと2メートル位にしかならず、「今年は花が咲かないのかな」と心配しましたが、昨年より約1週間遅れで見事な花を咲かせてくれ、ほっとしたところです。
花の専門家から「コダチダリア」の株分け方法を教えてもらいましたので、来年はもっとたくさんの花が見られそうです。






