校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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2005年02月 アーカイブ

2005年02月07日

初雪の思い出

 2月1日は、例年プロ野球の春季キャプが始まる日ですが、ここ数年、この時期になると、宮崎にも寒波が押し寄せています。今年もこの冬、最大級の寒波が日本列島を南下し、南国宮崎のほか、種子島も雪がちらつきました。
 この日の朝、私は朝食を済ませ、新聞を読んでいますと、道路の方から子供達の声が聞こえてきましたが、普段の声と違い、何やら大きな声で叫んでいるようです。耳をすませると「わあ、雪だ、雪だ。始めて見た。まるで、綿のようだ。」という声です。
 その声を聞いて窓の外に目をやると、いつのまにか、それこそ綿のような粉雪がちらついていました。そう言えば、宮崎ではここ十数年、雪がちらつくことがありませんでしたから、南国宮崎に住んでいる子供達にとっては、始めて見る雪だったようです。
 この雪も30分位ちらついた程度で、やがて朝日に照らされて積るほどには降りませんでしたが、その日、出勤途中に見た雪景色は素晴らしいものでした。
 それは、JR宮崎駅から電車に乗り、青井岳駅付近に差し掛かったときのことです。私はいつものように小説を読んでいましたが、トンネルを出たと思った途端、近くの席から「わあ、綺麗だ。」という声が聞こえてきました。私は何事かと思い、読んでいた本から目を離し、窓の外を見ると、そこには、一面真っ白の雪景色が見えたのです。その光景は、まるで、作家の川端康成の著書「雪国」の書き出しにある「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった。」という表現とそっくりの雪景色だったのです。
 その場所は、青井岳荘付近でしたが、いつも見慣れている風景とは全く違い、建物の屋根はもちろん、周りの木々も真っ白な雪を被っており、その雪景色にしばし見とれたのナす。そして、空き地に積っている真っ白な雪を見ていたところ、まるで、クリームのようであり、それを見ているうち、ふと子供のとき見た「初雪」のことを思い出しました。
 それは私の記憶では、小学校2年生の頃でした。冬のある朝、「わあ、雪だ。」という兄達の声に目を覚まし、家の外を見たところ、それこそ一面真っ白の銀世界が見えたのです。兄達はコップを持って外に飛び出していくので、私もその後についていくと、兄達は、家の周りに植えてある茶の葉に積った真っ白な雪をコップに入れ、家に引き返すと台所から「黒砂糖」を取り出し、コップの中に入れてかき混ぜ、うまそうに飲み始めたのです。「うまい?」と聞くと、兄達はコックリうなずきましたので、早速私も兄達を真似、コップに雪をかき入れ、その中に「黒砂糖」を入れてかき混ぜてから食べ始めたのです。
 その味は、今でもかすかに私の舌が覚えていますが、どちらかと言えば「甘い」感じがしました。それはおそらく雪と一緒に食べた「黒砂糖」の味だったのかもしれません。
 その証拠には、約20年前の冬、青森県に旅行した際食べてみた「雪」は、何の味もしなかったので、「おかしいな」と思ったほどです。
 しかし、今でもテレビ等で雪景色を見ると、子供の時体験した「初雪」のあの甘いとろけるような味を思い出します。

2005年02月14日

ショートカット走行

 交差点における右折方法については、道路交通法第34条に「自動車等は右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の直近の内側を徐行しなければならない」と規定されていますので、運転免許を取得している人であれば、当然知っているはずであり、守らなければならない通行方法ですが、実情は必ずしもそうではないようです。ドライバーの中には、交差点を右折する際、交差点の中央部まで進まず、近道する走行をする人がいるのです。その右折方法は「ショートカット走行」と呼ばれていますが、交差点の直近の内側よりはるかに遠い所を近道して右折する方法です。
 この「ショートカット走行」については、学科教本の「安全運転の知識」の中の「交差点での死角」に記載されていますが、ショートカット走行をすると、右方向の死角を大きくし、危険性が高くなりますので、教習の際、このような運転を絶対しないよう、口を酸っぱくして指導をしているところです。
 ところが、自転車で通勤していますと、中にはとんでもない「ショートカット走行」する車がおり、その車に遭遇してヒヤットさせられたことがあります。
 それは先日の朝のことです。自宅から約10分位走った「矢の先交差点」に差し掛かったときのことです。その交差点は、宮崎市の北部にある交差点で、県道と県道とが交差する場所ですが、朝の通勤時間帯は、いつも両方の道路とも約200メートル位渋滞しています。
 私がその交差点に差し掛かった際、あいにく前方の信号が「赤」でしたので、しばらく待ち、やがて信号が「青」になりましたので、ペタルをこぎ、自転車のマークがある自転車道を真ん中付近まで来た時のことです。私の目の中に、右斜め前の方から何か黒い塊が私の方に向かって来るのが見えたのです。私は何だろうかと思い、目を右斜めの方に向けたところ、そこには信じられない光景がありました。
 対向車線にいた普通乗用車が交差点の中央に進まず、ショートカットして私の方に向かって来ていたのです。しかも、その車のスピードはあり、どう見ても私の前では止まりそうにもない様子でした。私はその瞬間、このまま進んではその車にはねられると咄嗟に考え、急ブレーキをかけその場にかろうじて停止したのです。
 案の定、その普通乗用車は停止するどころか、むしろスピードを上げ、私の目の前を通り過ぎて行きましたが、その際、チラッと運転席を見たところ、若い男性でシートベルトも締めていませんでした。
 その際は、運転者に対し、「何ていう運転をするんだ。」と一寸腹を立てた位でしたが、しばらく経ってからその時の情景を思い出したら、膝がガクガクし、背筋がゾットするほどの緊張感を味わいました。もし、あの時、対向車に気付いていなかったら、おそらく、今頃は、軽くてベッドの上か、運が悪ければあの世に行っていたかもしれません。
 このことがあってからは、例え「青」信号であっても絶えずショートカットをする車はないかと、あたりをキョロキョロしながら自転車のペタルを踏んでいるところです。

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