校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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高齢ドライバー

 平成10年の道路交通法一部改正で、75歳以上の人は「高齢者講習」を受講しないと運転免許の更新が出来なくなり、さらに平成14年からは、70歳以上の人も「高齢者講習」が義務付けられました。当校でも「高齢者講習」を実施していますが、年々受講者が増えているようです。特に70歳以上の人が受講するようになった平成15年1月から、急に受講者が増え、どうやら今年の受講者は昨年の1、5倍位になりそうです。
 さて、統計によりますと、その高齢者ドライバーの交通事故も年々増加し、事故の原因としては「安全不確認」、交通事故の場所としては「交差点」が大半を占めているようですが、街の中で見かける高齢者の運転振りや「高齢者講習」に来られた受講者の運転振りを見ていますと、高齢者特有の特徴点があるようです。
 その一つは「合図」で、右左折するときの合図が遅かったり、また中には全く合図をしないで急に曲がる運転振りが見られます。
 先日の朝、職員の方にJR山之口駅に迎えに来てもらい出勤中、高城町役場前の交差点に差しかかったときのことです。私達の車の前方を行く軽トラックが急にスピードを落としたので、曲がるのかなと思いウインカーを見ましたが、左も右もついていません。そのとき、軽トラックを見たところ「シルバーマーク」がついていましたので、運転していた職員の方に「前の車は高齢者運転だ。どちらかに曲がるよ。気をつけて」とアドバイスをしたのです。
 すると、軽トラックは交差点の手前で中央に寄り始めたので、「あ、右に曲がるな」と思った瞬間、急にハンドルを左に切ったのです。もちろん合図は全くありませんでした。私達がいち早く高齢者運転の車と気付き、スピードを落とし、車間距離を取っていましたから追突は避けられましたが、もし、気付いていなければ確実に事故になっていたはずです。
 その二つは、「安全確認が不十分」だということです。場内コースで運転する高齢者の方の運転では、一時停止の標識のある交差点にさしかかったときの動作に共通点があります。
 それは、交差点の数メートル前で早々と安全確認をしますが、車が一時停止した時点では、形式的にチラッと左右を見ただけで、そのまま発進しています。中には、数メートル先に教習車が近づいているのに発進しようとし、あわてて同乗の指導員がブレーキを踏む場面も見られます。
 おそらく本人は交差点の手前で確認したので大丈夫だろうと思ったかも知れませんが、このような運転振りが、高齢者運転の事故として「交差点における出合頭」が最も多いことにつながっているものと思われます。
 私の経験では、60歳を過ぎた頃から、チラッと左右を見た瞬間、若いときと違って瞬時に焦点が合わず、ボンヤリしか物が見えないときがあります。このような視力の衰えが「見落とし」の原因となっているようです。
 このほか、カーブ付近におけるスピードの出し過ぎ等、全て身体能力の衰えを本人が自覚していないがために起こる現象です。「高齢者講習」においてはこの点をしっかり指導するとともに、私達もこのような高齢者運転の特徴を知っておきましょう。

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2006年05月15日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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