校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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フロント・ピラー

 第2段階の項目4では、「死角と運転」の中で死角の事例を学びますが、実際車に乗ってみますと、自動車自体に運転席から見えない、いわゆる「死角」部分がかなりあることがわかります。その「死角」を補うものとして、道路運送車両法の保安基準では、バックミラーやサイドミラー等の取り付けが義務付けられていますが、ドライバーとして前方を遮る物として注意しなければならないのが、「フロント・ピラー」です。
 この「フロント・ピラー」は、別名「前部の柱」と呼ばれています。安全な視界を得るためには「フロント・ピラーのない車」が理想ですが、「安全ボディー」実現のために、逆に太くなっているのが実情です。最新の車では、この「フロント・ピラーの死角」になっている部分を液晶パネルに表示し、死角を低減する機材を取り付けた車が見られますが、まだ大部分の車は従来の型式のようです。
 この「フロント・ピラー」が右左折時や山間路を走るときのドライバーの視界を妨げ、大きな事故になった事例があり、事実、私もその場面に遭遇し、ヒヤッとしたことがありました。
 それは、先日雨の降る夜、宮崎市内の交通量の多い道路を運転していたときのことです。信号機のある交差点を右折するため、交差点の中央部で直進する車両を待っていましたが、やがて車が途絶えましたので、右折を始めたところ、前方の横断歩道を、私から向かって左側から右の方に横断する数台の自転車の姿がライトの中に見えましたので、横断歩道の手前で止まったのです。
 その自転車が私の車の前を通り過ぎましたので、顔を動かして左右の安全を確かめ、人や自転車の姿が見えなかったので発進しようとしたのです。そのとき、右側の横断歩道の中央部付近で何やら黒いものがチラッと動く姿が見えたので、その方向を見たところ、それは右から左に横断する歩行者の姿だったのです。私はその姿にびっくりし、あわててブレーキを踏みましたので、事なきを得ましたが、さっき見たときは、確かに私の目にはその姿は見えなかったのです。
 なぜ歩行者の姿を発見できなかったのかと思い、もう一度右の方を見たところ、その原因がわかりました。それは、右側の「フロント・ピラー」が、ライトの光が届かない横断歩道の中央部に立っていたと思われる歩行者の姿をすっぽり包み込み、私の視界を妨げていたからです。
 私は今まで車を運転中、「フロント・ピラー」については、特に視界を妨げる物とは思っていませんでしたが、このことがあってから、改めて運転席から道路を見ると、「フロント・ピラー」が障害になっていることは確かなようです。これを防ぐためには、左右の安全を確認する際、ただ顔を動かしただけでは、このように光が届かないところにある人や自転車の姿を発見できない場合があることがわかりました。
 そこで、交差点で右左折するときは、この「フロント・ピラーの死角」のことを考え、ただ見るだけでなく、体を左右に動かし「フロント・ピラー」の死角になっているものはないかを必ず確かめるようにしているところです。

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2006年05月15日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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