都城自動車学校では、毎年5月になると、高城町内のほか、近隣の三股町内や都城市内の幼稚園児に対する交通安全教室が行われるため、校内には園児達の賑やかな声が聞かれます。先日、都城市内の幼稚園児に対する交通安全教室が行われましたので、その模様をのぞいて見ましたが、教室には幼稚園児約90人が座り、揃いの帽子に園児服といったいでたちでしたが、どの子供達も元気そうでした。
最初は、「ニャンダー仮面の安全教室」というタイトルのアニメのビデオでしたが、園児達は誰一人話をせず、上映時間の約13分間、じっとビデオを見続けているのです。
さらに、都城地区交通安全協会の女性指導員による腹話術では、約10分間でしたが、人形の「信ちゃん」の口元を瞬きもせず見ているのです。そして、指導員の「道路を横断するときはどんなことに気をつければ良いですか」という問いに対しては、「右、左、そして右を見ます。」と、どの園児も口をそろえて、はっきり答えてくれるのです。それらの様子を見ていますと、女性指導員の話や腹話術が優れていることはもちろんのことですが、園児達に「集中力」があることがわかるのです。
この「集中力」があるからでしょうか、ビデオや約1年前の出来事を良く覚えているのです。それは、この幼稚園の園児達は約1年前、当校での安全教室に参加していますが、その際、今回と同じように「腹話術の人形『信ちゃん』」の姿を見ているのです。その印象が強かったのか、そのときの帽子の色を覚えており、女性指導員が「今から、警察幼稚園の『信ちゃん』が出てきます。『信ちゃん』が被っていた帽子の色は何色だったですか」と問うたのです。 私も昨年、当校で行われた交通安全教室の際、この人形の「信ちゃん」を見たのですが、この質問に対しては、「はて、何色だったかな」と思うだけで、はっきり思い出すことが出来なかったのです。しかし、園児達は違っていました。すかさず、全員が大きな声で、「赤色です。」と答えたのです。これには、思わず私も脱帽したところでした。
この園児達に対する交通安全教室を見学した後、当校で学ぶ生徒さん達の授業態度はどんなものかと思い、学科教習の教室をのぞいてみたところ、園児達に比べて「集中力」が全く見られなかったのです。
さすがに居眠りする生徒さんはいませんでしたが、指導員が話しても、全く反応がありません。話にうなずく生徒さんはいませんし、中には頬杖をついたり、手に持った鉛筆をくるくる回して手遊びする人もいます。このような状態の中で、学科教習するわけですから、教習指導員の苦労も良く分かります。
当校に入校する生徒さんが全てこのような授業態度かというと、そうでもなく、バラつきがあるようです。2月や3月の繁忙期に入校する生徒さんは、現役の大学生や高校生が多いせいか、熱心にメモを取る姿が見られ、その結果、仮免の学科試験の成績もよさそうです。
学校を卒業してからある程度年数が経ちますと、どうしても勉強意欲が薄れているのかも知れませんが、女性指導員の幼稚園児に対する例があるように、学科教習指導員の講話内容によっては、生徒さんの目が輝き、「集中力」が増すようですから、学科担当の指導員の皆様には、生徒さんが眠らないよう質問する等講話内容や授業の進め方に工夫を加えていただくようお願いします。






