私は、毎朝JR宮崎駅のトイレを利用していますが、そのトイレは、駅中央部の改札口近くにあります。幅2メートル位の通路を進むと、右側は女性用、そして左側は男性用のトイレになっていますが、いつも女性用のトイレは満員で、通路には順番待ちの女性が待っている状態です。その女性達は、口にこそ出しませんが、顔色から察すると「前の人は早く用を済ませて下さい。」と言っているようです。
その女性達を横目に見ながら、男性用のトイレに入り用を足すわけですが、何故、女性がこのように並ぶのか不審に思い、ある朝、男性用トイレを出るとき、左側の女性用トイレに目をやったのです。すると、トイレ内には大きな鏡が2面あり、その前では若い女性達がお喋りしながら、口紅を塗ったり、化粧をしたりしているのです。こうした化粧をする人が多いため、女性用トイレは回転率が悪くなっていたわけです。
私の感覚では、女性は自宅で化粧を行い、それから出かけるものと思っていましたが、最近は、バスの中や電車の中でも堂々と化粧する女性がいますし、公衆トイレの中ではこのように化粧する人も意外と多いところから見ると、どうやらそうでもなさそうです。
先日東京都内の駅のホームで、化粧している若い女性に対し、親切心から注意を促したところ、逆に反感を持たれて突き飛ばされ、怪我を負う事案が発生しました。
テレビ報道によりますと、事案が発生したのは、東京都内の私鉄のホームで、ベンチに座ってお化粧に夢中になっている若い女性がいたそうです。ベンチの周りにはたくさんの人達もいたのですが、そのとき、たまたまホームでこの様子を見ていた65歳の女性が、若い女性のそばに近づき、「こんな所で化粧するものではないよ。」と軽く注意を促したそうです。年配の女性はほんの親切心からこの言葉を発したもので、決して詰問するような言い方ではなかったということです。
ところが、注意を受けた22歳のバーテンダーの女性はかっとなり、若い女性に背を向けていた年配の女性の肩部分をいきなり強く押したそうです。そのため、年配の女性をよろめき、たまたまホームに入ってきた電車と衝突し、その場に倒れましたが、打ち所が悪く、そのため頭蓋骨骨折等の負傷を負ったもので、若い女性はその場で傷害の現行犯で逮捕されたということです。
この事件の感想について、街角で通行人に対するインタビューが行われていましたが、どの人も「人がたくさんいる中での化粧は感心できない。しかし、注意をすると今回のように恨みを買う恐れがある。従って、私だったら、見て見ぬふりをする。」という感想を述べていました。
解説者は「まさに、諺にある『触らぬ神に祟りなし』ですが、いつからこのような世の中になったのでしょうか。住みにくい日本になったものですね。」とコメントしていましたが、私も同感でした。私達の身の回りでは、このように公衆の面前で、平気で化粧する姿や、ホームにべったり座った若者の姿を見かけることがありますが、見ても注意する気にもなりません。下手に注意するもののなら、今回のように切れてしまい、反撃を受けることになりますので、残念ながら、見てみぬふりをしてやり過ごす状態です。困ったものですね。
しかしながら、当校に入校中の生徒さんについては、例えば、靴のかかとを踏み潰して歩いていたり、痰やつばを吐いたり、チューインガムを所かまず吐き捨てたりする行為を見かけたときは、見過ごしたりすることなく、躾教育の一環として、その場で注意を促すようにしましょう。






