校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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駄洒落

 どの職場においても、下手な洒落つまり、「駄洒落」を言って人を笑わせ、職場の雰囲気を和らげる人が必ずいるものですが、「駄洒落」も使う場所等を誤ると、とんでもないことになり、大失敗につながることがあります。その顕著な例が最近ありました。それは、近畿地区の県庁所在地の市長が、市議会の答弁で「駄洒落」を言ってしまったのです。先日、広島県や栃木県内では、学校から下校途中の小学校1年生の女児を狙った殺人事件が相次いで発生しましたが、この事件に関連し、議員から「小学校の児童に対する安全対策」の質疑があり、答弁に立った市長が、「報道によりますと、広島市内で発生した場所は郊外ですし、又、今回発生した栃木県の今市市の現場も『いまいち』のようです。」と答弁したのです。おそらく、この市長としては、二つの事件の現場は、いずれも街の中心地から離れた郊外で発生しており、それに比べて自分達の住んでいる街は、県庁所在地の街であるから、その心配は要らない。万全の対策はとってあると言うつもりで、「駄洒落」を使ったものと思われます。
 ところが、二つの事件とも、ことが殺人事件であり、被害者感情を全く無視した答弁であったことから、テレビや新聞等のマスコミが一斉にこの答弁を報道したのです。新聞報道によりますと、これに驚いた市長は、あわてて謝罪会見をしたり、又、今市市の市長に電話して謝ったり、さらには、市役所の職員に謝罪文を持たせて謝罪する等、ドタバタの対応がなされたようです。市長としては、その反応の大きさにビックリしたようですが、市民の立場からすれば、選挙で選ばれた市長が、公の場である市議会において、まさかこんな見識のない「駄洒落」を使おうとは思っていなかったわけですから、報道されて市民の方が恥ずかしい思いをしたものと思われます。
 これに対して、こんなトンチの効いた「駄洒落」もあります。それは、先日、友達とゴルフをした際、聞いた話です。その友達は以前、西都市で勤務したことがありますが、あるとき、管内の西米良村の猟友会の会合に招かれたところ、お膳の上には、「鹿の刺身」と「馬肉の刺身」が置かれていたそうです。馬肉があったのは、西米良村は熊本県と接している関係上、馬肉の産地である熊本県からの仕入れが簡単に出来るからだということです。
 さて、宴会が始まり、友達が膳に並べられた料理を食べようとしたところ、猟友会の会長が、「膳の上には、馬刺しと鹿刺しがありますが、どちらを先に食べられますか。当地では食べる順序が決まっております。」と質問があったそうです。友達は咄嗟のことで、答えに詰まっていたところ、すかさず会長が、「当地では、馬刺しを先に食べ、それから鹿刺しを食べると、『馬鹿』になると言われていますので、鹿の方から食べるようになっています。」と真面目な顔で返事されたそうです。それを聞き、友達は本当にそんな風習があるものと思ったところ、実はそれは、会長の「駄洒落」であることがわかり、出席していた全員から笑いが湧き上がり、それからは宴が大いに盛り上がったということです。
 友達は、今でも「馬の肉」や「鹿の肉」を見るたびに、そのときの猟友会長が言われた「駄洒落」を思い出し、思わず笑みが出るということです。こんな「駄洒落」はいつ聞いても思わず笑いが出ますが、時と場所を選ばずに使うととんだことになりますので、お互い気をつけましょう。

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2006年05月15日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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