校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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スライドドア

 最近の自動車を見ていますと、毎年毎年、車のスタイルはもちろんですが、機能面でも消費者にとっては使いやすいように改善されていますが、反面、危険が伴う部位があるようです。それはミニバンなどに多く採用されている「スライドドア」ですが、私も実際、その危険な現場に遭遇したことがあります。
 先日の夕方、妻を乗せて近くのスーパーに出かけ、妻が買い物をする間、駐車場の車の中で待っていますと、やがて私の車のすぐ右横に1台のミニバンが停止し、運転席から主婦らしき女性が降りて来ました。すると、助手席側のドアが開きましたので、そのドアを見ると、最近流行の「スライドドア」で、車の中から小学低学年と思われる男の子が降りて来ました。男の子は車から降りるとすぐ、自分でドアの取っ手を掴み、ドアを閉めようとしたのです。私は何の気なしにそのミニバンの中を見たところ、車の中には男の子より小さいと思われる女の子の姿が見え、その女の子は、兄に続いて車から降りようとしていたのです。私はその光景を見て思わず、「危ない」と叫んだのです。それは、男の子は、妹が続いて降りてくるのに気づかず、「スライドドア」を閉めようとしていたからです。女の子は私の声にびっくりしたのか、車から降りるのを中断して頭を引っ込めた瞬間、男の子が引いた「スライドドア」が「バタン」という大きな音を立て、閉まったのです。これまで何回か、「スライドドア」の閉まる速さを見たことがありますが、このとき見たドアの閉まる速さはあっというほど早かったのです。もし、妹がそのまま、車から降りようとしていれば、間違いなくドアにはさまれ、大怪我をするところでした。
 さて、この「スライドドア」ですが、国民生活センターの調べでは、2000年度以降2005年10月末までに、子供が自動車のドアに挟まれた事故が755件も発生しているそうです。そのうち「スライドドア」による事故が40件もあり、年々その数が増加しているということです。その「スライドドア」を閉める衝撃力は、通常のドアに比べて約 2倍の92キロから231キロ重がかかるという実験結果も出ているということですから、場合によっては手指を切断するという事態にも発展する可能性があるようです。
 ドアに手足をはさまれる年齢は、圧倒的に10歳未満が多いそうですが、これは保護者の不注意で起こることが多いようなので、特に小さい子供を自動車に乗せてドアを閉めるときは、子供が手や足などをドア部分に出していないかどうかを確認することが大切です。更に子供がいたずらをしてドアを開閉することが考えられますから、車内からドアを開けられないチャイルドロックを装置することが、事故を未然に防ぐ対策のようです。
 また、病院側から見ると、万一ドアに指を挟まれる事故が発生した場合、出血しているなら患部をハンカチなどで軽く押さえて止血することが大切で、輪ゴムや紐等できつく縛ると血が流れなくなり、切断という結果になりかねないので、早目に病院で治療を受けるように勧めているようです。
 当校の駐車場においてある職員の車を見ますと、「スライドドア」を装置している車が何台かあるようですので、子供さんを降車させる場合は、くれぐれも怪我のないよう、細心の注意を払ってください。

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2006年05月22日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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