今年のプロ野球のオープン戦で、「エイッー」という掛け声をかけながら投球する新人のピッチャーがいましたが、最初の登板では、スピードがあってなかなか相手チームの打者が打てず、新人としては有力なピッチャーという評価でした。しかしながら、次に登板した試合では、投げても投げても次から次に打たれ、あえなく1回も持たずKOされましたが、打たれた原因を聞いて、さすがはプロだなと感心したところです。
その原因とは、この新人ピッチャーは、ストレート(直球)を投げるときは、必ず「エイッー」という掛け声を出していたそうです。つまり、掛け声が出た時は、ストレートですが、逆に声がないときは、カーブ等の変化球ということですから、打者としてはその見極めが瞬時に出来ますから、楽に決め打ちできるということです。このように相手ピッチャーの癖を早期に見抜くのは、各チームが雇用しているスコアラーの活躍によるものだそうですが、さすがにプロです。たいしたものです。
さて、自分には癖はないと思っている方があるかも知れませんが、「無くて七癖」という言葉があるように、人には誰でも「癖」を持っているそうです。例えば、「コロッケ」という物まねをするコメディアンがいますが、この人の十八番は、「淡谷のり子」「ちあきなおみ」等の物まねです。20数年前になりますが、あるテレビ番組で、その淡谷のり子がゲストのとき、その目の前で、売り出したばかりのコロッケが淡谷のり子の物まねをしたのを見たことがあります。その仕草の特徴が「淡谷のり子」とあまりにもそっくりだったので、会場は爆笑に包まれ、テレビを見ていた私も思わず大笑いしたことがあります。すると、「淡谷のり子」が「私は、そんな歌い方はしていない。」と本気で怒ったことことがあります。「淡谷のり子」本人は自分の癖を全く気づかないようでしたが、コロッケが演じる唇を突き出す仕草等は「淡谷のり子」そっくりで、良くこれほどまでに特徴を掴んだものと感心したのものでした。
そのほか、目下売り出し中の女子プロゴルファー「宮里藍」選手にも、話す時に「癖」があります。それは、「宮里藍」選手といえば、いつもはきはきとインタビューに答えてくれますので、さわやかな印象を受けていますが、その「癖」は、話の後に必ず自分で「ハーイ」と返事することです。本人はその「癖」には全く気づいていないようで、その後のインタビューを見ていても、相変わらず会話の後には「ハーイ」という返事が聞かれます。
そのインタビューを見て、私にも「癖」があるのではないかと考え、先日、当校の事務職員に聞いてみたところ、「ええっ、私が言うんですか」と言いながら何か口ごもっていましたが、具体的には答えてくれませんでした。その様子から察すると、私にも何か「癖」があるなと思い、いろいろ思い巡らせて見ましたが、どうしてもわかりませんでした。
そこで、当校の職員にも「自分の『癖』を知っていますか」と尋ねてみましたが、誰も自分の「癖」についてはっきり答えた人はありませんでした。それが「無くて七癖」ですが、そうは言っても、私が持っている「癖」が、周りの人に迷惑をかけているといけませんので、職員の人で私の「癖」に気づいた人がいましたら、メモで結構ですから、そっと教えて下さい。






