校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

« 2006年09月 | メイン | 2006年11月 »

2006年10月 アーカイブ

2006年10月02日

バリアフリー

 バリアフリーという言葉を聞くようになってから、既に10数年、あるいはそれ以上になると思いますが、官公庁を始めとする公共施設や病院等でも、従来玄関が階段であったのが、スロープ式に改善されたり、あるいは、スーパー等の駐車場では、障害者のために車椅子のマークがある駐車スペースが設置される等、バリアフリーについては、細かな配慮がされているようです。しかしながら、残念なことには、予算の関係があるかもしれませんが、まだまだ、バリアフリーについて、施設面で手遅れになっているところがあります。その代表的な施設が鉄道です。
 私が通勤のため利用しているJRの駅は、高架駅になっていますので、電車に乗るためには、50段の階段を歩いて上るか、またはエスカレーターを利用して2階に上がらないといけないようになっています。私はまだ健康で、足には自信がありますので、いつも足の訓練を兼ねて階段を逆さ歩きしながら2階に上がっていますが、いつも私と入れ替わりに階段を下りてくる男性がいます。その男性は40歳台の人ですが、左足が義足のようで、階段の取っ手をつかみながら、一段一段慎重に下りてきます。疲れるのか途中の踊り場で止まり、しばらく休憩したあと、ゆっくりと階段を下りて行きます。従って、電車が止まる2階のホームから1階の改札口までたどり着くのに、なんと5分以上もかかるのです。このJRの駅には、上りのエスカレーターはありますが、下りのエスカレーターがないので、こんな光景がしばしば見られるのです。
 また、先日、電車が終点のJRの駅に到着したので降りようとして出口まで進んだところ、私の目の前に若い母親が1歳位の赤ちゃんを抱き、さらには、もう一人の赤ちゃんを乳母車に乗せて電車から降りようとしている姿が見えました。どうやら赤ちゃんは双子のようで、母親は電車から降りようとしないので、私はその母親に連れがあるものと思い、先に、ホームに降りたったのです。階段を下りようとして、ふと電車の出口の方を見たところ、電車の運転士が乳母車の片方をつかみ、ホーム上に降ろしている様子でした。しかし、運転士は、乳母車を下ろすと、さっさと電車内に入ってしまったのです。ホーム上に降りた母親は、乳母車を押しながら階段付近に近づき、キョロキョロしていましたので、私は引き返して、その母親に近づき、「この駅は下りのエスカレーターがないのですよ。私が乳母車の片方を持ちますから」と申し出たのです。
 私は、赤ちゃんを乗せた乳母車の片方を持ち上げ、階段を横になりながら階段を下り始めましたが、これが意外と重く、途中で足がもつれそうになりました。一方若い母親は、左手に子供を抱き、右手で乳母車の反対側を持ち、汗を流しながらゆっくり、ゆっくりと階段を下り始めたのです。途中の踊り場まで下りたとき、改札口で乗客から乗車券を受け取っている男と女に駅員の姿が見えましたが、どうやら私達の姿には気づかない様子でしたので、そのまま階段を下り、ようやく1階に下りることが出来たのです。その間、約3分位でしたが、私にとってもかなり重労働でしたから、おそらく母親はもっときつかったものと思います。
 最近になってようやくこの駅には、エレベーターが設置されるようになったそうですが、まだまだ時間がかかりそうなので、もうしばらくは、このような下りの階段で苦労する人達を見かけそうです。

2006年10月09日

モラルの崩壊

 日本人は、世界のどの国からも、最も「モラル(道徳)」をわきまえた民族だと高く評価されてきましたが、さて、現在でもそうなのでしょうか。その「モラル」に関する番組が、先日NHKテレビの「クローズアップ現代」で放映されていました。それによりますと、最近、モラルに欠けた行為が、日本国内の到る所で見られるということでした。その一例として、番組では、「ゴミの廃棄」が取り上げられていました。家庭で出たゴミをわざわざスーパーに持って行って捨てる人やゴミの収集日でない日に、地区外の人が通りがけに捨てる光景が映し出されていましたが、こんな光景は、つい数年前までは私達の身の回りでは見ることはなかったのです。また、番組では、図書館で貸し出しされる書籍が、落書きされたり、赤ペンで線引きされたり、ひどいのになると、カッター様の刃物で、書籍の中身が切り取られている様子が映し出されていました。
 このテレビ番組を見た後、調べ物をするため、県立図書館に立ち寄ったところ、ビックリした光景が見られました。それは、図書館の入り口に「本が泣いています」というコーナーがあり、そこにはテレビで見たものと全く同じく、落書きされたり、切り取られた書籍が並べられていました。私はテレビで見た時は、「ひどいことをする人がいるものだな」と感じていましたが、それは都会の出来事であり、まさか、この宮崎ではそんなひどいことをする人はいないものと思っていたので、それを見た瞬間、「モラルの崩壊」という文字が私の頭に浮かび、「宮崎もやはり同じだったのか」とガッカリさせられたのです。
 傷つけられた書籍は、テレビで見たのと同じく、赤いボールペンで線が引かれ、そこには「人生はどれだけ努力したか」という下手くそな文字が書き添えられていました。その隣に並べられている書籍は、ヨーロッパの国の写真が掲載されたものでしたが、数箇所、カッター様の刃物で中身が切り取られていました。さらに、中国語一言会話集の書籍は、カバーだけが残され、中身はそっくり抜き取られているのです。これは単なる書籍への悪戯ではなく、窃盗という立派な犯罪行為なのです。
 係員の人に聞いて見ますと、落書きされたり、刃物で切ったりされる書籍が目立つようになったのは、数年前からだそうで、図書館側では、館内のパトロールをしたり、貸し出された書籍が返却されたときは、素早く中身を点検する等の措置をとっているそうですが、なかなか、目が届かず、逆に最近悪戯されるケースが年々増加していると嘆いておられました。
 なぜ、日本国中で、「モラル」がこのように崩壊したのでしょうか。その原因として考えられることは、やはり子供の時の「しつけ」にあるようです。ある本によりますと、「しつけ」は、小学生になってからでは既に手遅れで、人間は、「三つ子の魂、100まで」と言われる通り、子供が小さい時から、家庭内で「しつけ」をすることが大切ということでした。
 子供は、親から「モラル」を学び取り、そして親の背中を見ながら成長するわけですから、まだ小さい子供を持っている職員の方は、今のうちにしっかり子供の「しつけ」を行い、また、自らも子供の模範となるような行動をとっていただくことを願っています。

2006年10月16日

天国行き特急券

 新聞を広げたとき、先ずパッと目に入るのは、見出しの文字ですが、これが強烈ですと、思わず、その中身を見たくなるものです。先日の朝、いつものように食後新聞を広げ、社会面やスポーツ記事等を見ながら、ページをめくっていますと、「天国行き特急券 夫を早く天国に送る10か条」という見出しが目に入ってきました。その欄は、「健康歳時記」といって、普段は健康に関する記事が掲載されていますので、思わず、「夫を早く天国に送る」とはいささか穏やかではないが、どんな記事なのかと引き付けられ、早速内容を読んでみたのです。
 その「天国特急券 夫を早く天国に送る10か条」とは
 1 太らせる。
 2 酒をうんと飲ませる。
 3 タバコを勧める。
 4 塩分の多い食事に慣れさせる。
 5 夜更かしをさせる。
 6 ストレスをためさせる。
 7 趣味を取り上げる。
 8 運動をさせない。
 9 家族から孤立させる。
10 始終、愚痴や文句をぶつける。
となっており、この歳時記の最後には、「この10か条を実行すれば、あなたは殺人罪に問われることなく、嫌な夫と早くさよならできます」と書かれていました。
 この記事は、「夫を早く天国に送る10か条」となっていますが、もちろん、犯罪をそそのかすような記事ではありません。1条、1条づつよく読んでいけばわかりますように、逆に、この条文と逆なことを実行すれば、長生き出来ることを教えてくれているのです。平成18年の「敬老の日」の記事を見ますと、宮崎県内には、100歳以上の人がなんと530人もいるということでした。昭和40年(1965年)には、わずか2人だったということですから、日本も長寿国になったものです。
 さて、私達の身の回りでも、80歳を越えた人はたくさんいますが、私の実母も今年92歳になりますし、妻の母も87歳で、いずれも健在です。その二人の日常生活を見ていますと、女性ですから、第2条の「酒をうんと飲ませる」や第3条の「タバコを勧める」は別として、他の8か条は、全てこれ以外のことを実行しているようです。私の実母は、朝5時ごろには起床し、体操をした後、家の周りを散歩したり、草取りをしているようで、それが一段落すると、私が毎週届ける「推理小説」を読んでいます。また義母も、家の周りにある畑の手入れに余念がなく、さらに、近くに住んでいる茶飲み友達との会話を楽しんでいるようです。
 このように高齢者の人達は、「規則正しい生活、快食、快眠。適度に運動してストレスを明日に持ち越さない。酒はほどほどに。趣味を生きがいに毎日を楽しむ。」ことを実践しているようなので、私達もこれにあやかり、「天国行き特急券」と逆なことを実行して少しでも長生きしたいものです。

2006年10月23日

温泉の特徴

 日本人ほど、温泉の好きな国民はないといわれていますが、かく言う私も実は温泉が大好きで、年に数回は、県内の温泉に行っています。その際、折角温泉に来たのだからということで、1日に数回入浴したり、長湯をしていましたが、「温泉で死亡、心臓麻痺?」等といった新聞記事を見たりすると、「へえ~、温泉で死ぬことがあるの」とびっくりすることはあるものの、これまで「温泉の特徴」についての知識は、余りなかったのです。
 ところが、先日、ある保険会社が作成したチラシを見る機会がありましたが、そこにはバッチリと「温泉の特徴」が掲載されていました。都城自動車学校においては、時々昼休みの時間になると、保険会社の女性セールスマンが訪れ、職員に保険の勧誘をしていますが、先日、私が昼休みの時間に席をはずし、自席に戻ったところ、机の上には飴玉とある保険会社の「列島リレーニュース」のチラシが置かれていました。いつものように塵箱に捨てようと思い、そのチラシを手に取ったところ、「健康・・」という文字が見えたので、思わず、チラシを捨てるのをやめ、そのチラシの内容を見たところ、それは、NHKのテキスト「今日の健康」から抜粋された「健康ライフ~入浴で賢く健康」という記事でした。
 そこには、はじめに「温泉と家庭の風呂の違い」が書かれていました。それによると、「温泉」と「家庭の風呂」の大きな違いは、「湯の性質」だそうです。水道水を沸かした湯と温泉を比較した実験では、湯温をどちらも45度とし、その湯に5人の人に入ってもらったところ、水道水を沸かした湯では、入っていられる時間は、平均1分20秒だったのに比べ、温泉では、全員が5分以上入っていられました。それは、温泉に含まれている様々な成分が皮膚の表面に膜をつくり、熱を感じにくくしているためだということでした。
 従って、温泉では知らず知らずのうちに、熱い湯に長い時間入ってしまう危険性があるので、温泉を利用する場合は、上記の「温泉の特徴」を知っておく必要があるということです。
 そこで、「温泉入浴のポイント」としては、次の三つが大切だそうです。その一つは「十分にかけ湯をする」ということです。足先等心臓から遠い部分からはじめ、徐々に上半身に向かって湯をかけていきますが、これは心臓への負担を軽減するためと、浴槽に入る前に体の汚れを落とすというマナーだということです。
 その二つは、「濡れタオルを頭にのせる」ことです。これは温泉では良く見かける光景ですが、水でぬらしたタオルを頭にのせることによって、のぼせを防止することが出来るそうです。
 その三つは、「長湯をしない」ということです。熱い湯に長時間入れば、血圧の変化も激しくなり、心疾患、脳疾患、のぼせ等を起こす危険性が高まりますので、軽く汗ばむ程度にとどめるとことが理想だということです。約5分から長くても10分以内程度を目安にすると、その危険性は少なくなるということです。
 日本国内には、宿泊施設のあるいわゆる温泉地は3,000箇所以上あるそうですが、都城地区では、車で30分以内で行ける温泉施設が随所にあります。温泉を利用する際は、今一度「温泉の特徴」のことを思い出し、十分楽しんでください。

2006年10月30日

認知症テスト

 高齢者ドライバーによる交通事故が増えていることから、このほど警察庁では、高齢者の免許更新時に認知症の有無や、記憶力、判断力などの認知機能を調べる簡易検査を義務付ける方針を明らかにしました。
 それによりますと、ここ数年の高齢者の交通事故の状況は、高速道路を逆行したり、反対車線に飛び出して対向車線の車両と衝突する等の事故が多くなり、専門の医者が調べてみると、高齢ドライバーに軽い認知症の症状が見られ、そのことを本人や周りの人達が気づいてなく、それが事故の原因になっているということが明らかになったものです。
 そう言われてみれば、ここ数年内に都城地区で発生している高齢者が関係している交通死亡事故を見てみると、ドライバーが認知症ではなかったかと疑われる事故も発生しています。それは、昼間、信号機のある交差点で、77歳の高齢者ドライバーが運転する軽トラックが、赤信号なのにそのまま交差点に進入したため、左側から青信号で進行してきたトラックと衝突し、高齢者ドライバーが死亡した事故です。軽い認知症の場合、信号無視や一時停止を怠るという実験結果が出ていますから、この事故の高齢者ドライバーもひょっとしたら本人が気づかない認知症だったかもしれません。
 警察庁では、今年中に識者懇談会からの提言を受け、来年には道交法を一部改正する方針だということです。新聞報道には、その例が記載されていましたが、どうやらそのテストは、長谷川式簡易認知症(痴呆症)評価が基本になっているようです。長谷川式とは、聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室の教授であった長谷川和夫氏が考案したもので、認知症の治療を行う専門家が、現在も使用している設問方法です。
 それによると、設問は、「お歳はいくつですか?」、「今日は何月何日、何曜日ですか?」、「私たちが今いる場所はどこですか?」、「これから言う3つの言葉を言って見て下さい。例~桜、猫、電車」、「100から7を順に引いてみてください。」、「これから言う数字を逆から言ってください。例~6-8-2」、「これから5つの品物を見せます。それを隠しますから、何があったかを言ってください。例~時計、タバコ、ペン、鍵、ナイフ」、「知っている野菜の名前を出来るだけ多く言ってください。」等となっています。
 この設問方法を参考にして、現段階で警察庁が検討している設問は、「今日は何月、何日、何曜日ですか?」、「今は何時何分ですか?」、「(ライオン、ブドウ、オートバイなどのイラストを示し、記憶してもらう)何が書かれていたかを思い出せるだけ記入してください」、「大きな円を描いて全部の数字を書き込んで、時計の文字盤を書いてください。今からその時間を言いますので、針を書き込んでください」、「知っている動物の名前を出来るだけたくさん書いてください」といった内容です。
 この認知症の簡易検査は、20分程度のテストだということですが、得点に応じて「認知症の疑いがある」、「認知症に至らないが、認識機能低下の疑いがある」、「認識機能低下の疑いがない」の3分類に分けられ、認知症の疑いがわかった場合、専門の診断を受けてもらい、免許取り消し・停止を判断するということです。また、検査を義務付けられるのは、70歳以上ということですから、高齢者講習を実施している私達指定自動車学校の職員は、関心をもって認知症テストの結果を見守りましょう。

About 2006年10月

2006年10月にブログ「校長のひとり言ブログ|都城自動車学校」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2006年09月です。

次のアーカイブは2006年11月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。