校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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国語力

 先日のNHKテレビ「クローズアップ現代」という番組で、「読み書きの出来ない若者対策」が放映されていました。それによると、ある大学で、学生にレポートの提出を求めたところ、漢字を知らないのか、平仮名を多く使ったレポートや誤字、脱字が目立ったそうです。これには、大学の先生達もがっくりしたそうですが、何もこの傾向は大学生だけでなく、若者全体に共通したことで、それだけ現在の若者の「国語力」が低下しているということです。この「国語力」の低下の傾向は、企業にとっても大きなミスにつながっていることが、番組で紹介されていました。
 それによると、岐阜県のある半導体メーカーで、機械操作の注意書きが書かれているにもかかわらず、担当する若者社員が、言葉の意味を知らないばかりに、約150万円の損失を出したということです。その注意書きというのは、「研磨液に差異が生じた場合は、直ちに上司に報告すること。」となっていたそうですが、若者社員は、「差異」という文字は読めたものの、その意味がわからず仕事をしていたため、目の前のタンクの研磨液の色が通常とは違うことに気づきながら、直ちに上司に報告せず、会社に損害を与えたということです。
 このように、日本の若者の「国語力」が低下しているのは、なぜでしょうか。専門家によると、原因として第1番に挙げられているのは、携帯電話の普及とメールに費やす時間の多さだそうです。1,200人の若者にアンケートした結果、本を読まない、文章を書かないと答えた若者のうち、1日にメールを打つ時間は、大学生で35分、中学生で65分あったそうです。このように今や携帯電話、特にメールは日常生活には欠かせないものになっています。
 このメールが、脳にどのような影響があるのか、ある脳機関で調査したところ、ペンで手書きした状態では、脳全体が赤みを帯び、つまり脳が活発に動いたそうです。それは、手書きだと、縦書きかそれとも横書きか、文字の大きさは、紙のどのあたりから書き始めるかなど、考えますので、それだけ脳の動きが活発になるというわけです。これに反して、メールを打つ状態では、脳全体に赤みを帯びた所は見当たらず、脳が動いていないということがわかったそうです。これは手書きのように処理する情報が少なく、ただ機械的に文字を打つだけですから、記憶力、思考力は全く発達しないというわけです。
 このような結果を踏まえ、上記の岐阜県の半導体メーカーでは、若者の「国語力」対策として、昼休み時間に勉強時間を設け、古典や小説の写し、年3回の漢字能力検定受験を行い、検定試験合格者には、人事面で評価するという方法で若い社員のやる気を引きだしたということです。また、ある人材研修センターでは、文章を暗記させるため声を出して読ませたり、1日5時間以上手書きさせる研修を行い、その結果、文章を書くのが億劫にならないようになり、スムーズにお礼状が書けるようになリ、「国語力」がアップしたという効果も出ています。
 声を出して文章を読み、手書きをすることが脳の活性化につながり、それがひいては、「国語力」のアップにつながるということなので、私は朝食後、新聞の「天声人語」欄をゆっくり声を出して読み、さらに夜は、広告用紙の裏紙にその内容を書き写すようにしています。黙読に比べて内容も理解しやすくなった等の利点がありますので、これからも継続していくつもりです。

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2006年11月20日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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