校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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挑戦者

 先日行われたボクシングの世界ライトフライ級戦では、チャンピオンの亀田興穀選手が、ベネズエラのランダエダ選手の挑戦を退け、初の防衛に成功しました。8月に行われた王座決定戦では、試合の内容からランダエダ選手が勝ったと思われましたが、判定は亀田選手に挙がって後味の悪い結果になり、その約4ヶ月間、亀田選手側に対しては、マスコミからのパッシングが続き、今回の対戦は、まさに因縁試合という状態でした。私は試合前の両選手の練習風景やインタビューなどをテレビで見ましたが、今回の試合では、亀田選手はタイトルを守るために無理に攻め込まず、ひょっとしたら守りの試合になるのではないかと危惧していたのです。
 ところが、ゴングが鳴り、いざ試合が始まると、亀田選手の動きは前回とは全く違い、足を使った彼本来のアウトボクシングに徹した戦法に出たのです。この戦法には、さすがの百戦錬磨のランダエダ選手も面くらい、得意の右フックは全く亀田選手に当たらず、12回を終わってみれば、ノックアウトシーンは見られなかったものの、亀田選手の圧倒的な判定勝ちの結果になったのです。亀田選手は、試合後のインタビューで、「KOか、それが出来ないときは、圧倒的な判定勝ちをして白黒をつけたかった。」と話をしていましたが、亀田選手にはチャンピオンベルトを守ろうという気持ちはなく、あくまでも「挑戦者」として勝ちにこだわろうとした亀田選手側の作戦が、見事に功を奏したようです。
 さて、「挑戦者」と言えば、プロゴルフを見ていますと、1日目にトップに立った選手で、2日目、そして最終日もトップで優勝するという試合は、年に数えるほどしかないようです。1日目にトップに立った選手のインタビューを聞いていますと、必ずと言っていいほど、「今日のようにバーディーを取るため、明日も攻めて行きます。」と語っていますが、いざ試合が始まると、1日目のリードを守ろうとするのか、言葉とは裏腹に攻め方が消極的になってリズムを崩し、結果的には大きく後退することになっているようです。
 プロ選手がこの状態ですから、私達アマチュアにも同じようなことが言えるかと思います。それは私もゴルフをしますが、例えば調子が良くて7番ホールまで終わって2オーバーだったとします。すると、残り2ホールでパーか悪くてもボギーであがれば、念願の30台が出ることになりますから、ついその気になってプレーすることになります。すると、それまであんなに良かったドライバーが途端に曲がりだしたり、あるいは、パターがスリーパットになったりして、あがってみれば、30台どころか40台の半ばになる場合が度々あります。これは、それまで常に攻める気持ちになって積極的にプレーしていたのが、リズムが崩れたために起こるもので、メンタル面の弱さがそのままプレーに現れるものと思われます。
 このように、スポーツでは「挑戦者」という言葉がよく使われていますが、この言葉は、スポーツだけでなく、私達の仕事にも当てはめることが出来ます。それは、人間は仕事をする上である程度の目標を定め、それが達成されると、今度はそれを守ろうという心理状態になるそうです。職場全体がそのような雰囲気になると、途端に職員一人一人が何をするにも消極的になり、そうなるとあれほど業績が順調に伸びていた会社の成長が止まり、そのことに気づかないと、段々下降線をたどり、結果的には破産するということになるということです。従って、そうならないためには、職場全体がある程度の目標を定め、例えそれを達成したとしても、それに満足することなく、更なる目標を定めて努力するという「挑戦者」の気持ちを常に忘れず、全職員が仕事を進めていくことが大切と思われます。

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2006年12月25日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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