校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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脳梗塞

 60歳を過ぎると、身体のあちこちにガタが出てきたようで、年に数回は体調を崩し、病院にお世話になるようになりました。そこで、3年~5年に1回は、胃腸検査、大腸がん検査、脳検査をそれぞれ受けていますが、先日、その脳のCT検査のため、自宅近くの脳神経外科病院に行ったところ、私が思っていた以上に「脳梗塞」の患者が多いことがわかりました。
 その病院は、県内では有名な脳神経外科病院のせいか、午前9時頃病院に行ったときには、診察を待っている人が多く、待合室は満杯の状態でしたので、受付を済ませ、しばらく待合室で立って待っていると、奥のリハビリ室から奥さんらしき女性に手を引かれ、びっこを引きながら杖をついて出て来た初老の男性が私の目の前を通り過ぎたのです。
 私は何気なくその男性を見たところ、なんとその人は約10年位前、私と一緒に仕事をしていた先輩のSさんだったのです。目の前のSさんは、かっての元気だった頃の姿ではなく、奥さんの話によると、2年前に「脳梗塞」を患い、現在リハビリに通っているということでした。Sさんは、歩行もままならず、おまけに失語症のためか、うまく口がまめらず、見ていてとても気の毒になり、話をそこそこに打ち切りましたが、意外と「脳梗塞」を患っている人が多いことを知ったのです。
 さて、その「脳梗塞」とは、動脈硬化で脳の動脈が狭くなったり、心臓などから血栓がはがれて流れて来たりして、脳の血管が詰まる病気ですが、脳細胞に栄養や酸素が送られないと細胞が死に、半身まひなどの後遺症や死亡につながるといわれています。その脳梗塞には、従来、血栓を溶かす効果的な方法がなく、脳梗塞が広がるのを防ぐ薬などが投与されてきましたが、先日テレビで放映された「最先端医療の奇跡」によると、最近、「脳梗塞」の新治療薬として「t-PA」が開発され、熊本市内の病院では、早期にこの薬により、患者が一命を取り留めた状況が放映されていました。
 この「t-PA」は、血栓に吸着して効率よく血栓を溶かし、脳の血流を速やかに再開させるものですが、この新薬を使う場合には制約があり、脳梗塞の発症後3時間以内に「t-PA」治療を行うと、3か月後には、後遺症もなく社会復帰出来ますが、発症から長時間たった後にこの薬を使うと、逆に、脳出血の恐れが高まり、効果も乏しくなるということです。
 そこで、「脳梗塞」の症状といわれる
   ○片方の手足など半身の動きが急に悪くなる。
   ○突然ろれつが回らなくなる、言葉が出にくくなる。
   ○片方の目が見えにくくなる、視野が狭くなる。
   ○突然ふらつき、歩けなくなる。
という状態が、もし自分自身や家族に見られたときは、いち早く119番し、3時間以内に専門病院の治療を受けることが何よりも肝心なようです。
 テレビでは、熊本県内の専門病院のことしか放映されていませんでしたが、この「t-PA」という新薬の効果が広がれば、やがて数年以内には、全国で専門病院などの体制が確立されるものと信じています。そうなれば、我が国から「脳梗塞」という恐ろしい病気がなくなるわけですから、是非、そのような世の中になって欲しいと願っているところです。

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2007年01月04日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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