校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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2007年03月 アーカイブ

2007年03月05日

金属ドロボー

 最近、日本国内においては、金属が盗まれる奇妙な事件が発生しています。先ず、茨城県や栃木県内においては、火事等を知らせる青銅製の半鐘の盗難が続き、これまでに36個が被害に遭っていることが報道されていました。新聞報道によりますと、盗まれたのは火の見やぐらに取り付けられた直径30~40センチ、高さ40~50センチ、重さ20~50キロがが中心で、1個が10万円~50万円相当ということです。これらの半鐘は、住民が地区ごとに管理し、かっては災害発生の周知や消防団員の召集などに使われていましたが、現在ではほとんど使われていないそうです。それでも地区民にとって半鐘は、シンボル的存在ですから、カンカンに怒っているということです。
 そのほか、最近のニュースを見ると、建設工事現場に置いてあった銅線の配線コードが盗まれたり、電信柱に設置されている送電線が切られ、数百メートルにも及ぶ量の電線が持ち去られたり、また、道路の側溝に使われている金属製の上蓋や重さ300キロの防潮扉、工事現場の鉄板、水道の蛇口等色々な金属が盗まれています。金属としては、太平洋戦争中、お寺の境内にあった鐘が、国からの命令で供出され、これが大砲等の弾に使われたという例はありますが、このような犯罪は、戦後の混乱期でさえあまり発生しなかったものです。
 実は、銅線等の金属が盗まれる犯罪は、日本だけではなく、現在、世界中の各地で発生しています。例えば、フランスやドイツなどでは、銅や亜鉛、ニッケルなどが盗まれる事件が頻繁に発生し、中には教会の亜鉛板の屋根が剥ぎ取られる事件が発生しています。また、イギリスでは、アルミニューム製のビール樽や鋼鉄製のマンホールの蓋が盗まれ、蓋が盗まれたマンホールに子供が落ちて怪我をする事故も発生しています。さらに、ブルガリアでは、レールや架線の盗難が頻発して、鉄道建設が大幅に遅れているそうです。
 なぜ、世界中でこのように金属ドロボーが横行するようになったかといいますと、それは中国やインド等人口に多い国の急速な経済発展によるものだそうです。十数年後の世界経済は、現在のようなアメリカやロシア等の経済大国と呼ばれている国に変わり、中国やインド等の国々が中心になるだろうと予想されていますが、これらの国の経済発展が、石油価格等エネルギー資源だけでなく、銅等の金属価格を高騰させているということです。
 さらに、このような金属価格の高騰は、一時的なものかというとそうではなく、この現象はしばらくは続くという予想です。なぜなら、鳥取環境大学名誉学長の加藤尚武氏の説によると、金属の枯渇が燃料の枯渇より早く到達するという予測があるからです。エネルギー資源としては、石油や天然ガス等があり、やがて近い将来枯渇することは確実ですが、これらのエネルギー資源がなくなったとしても、例えば、サトウキビ、トウモロコシや鶏の油等のバイオ燃料の開発が世界各国で進められており、また、他の化石燃料を使う等代替性がありますが、金属の場合はそれがないということです。その裏付けとしては、世界鉱物資源データブックがありますが、それによると、現在、地球上で採掘されている金属は無尽蔵でなく、十数年後には全て取り尽くされ、なくなってしまうということです。例えば、主要な金属の地球上の枯渇年限は、銀19年、金20年、鉛24年、亜鉛26年、銅30年、マンガン30年、スズ37年、ニッケル40年、水銀48年、鉄71年という具合になっています。
 金属スクラップ業者によると、金属の値段は昨年から値上がりし、そのほとんどは闇ルートで中国等に輸出されているということですから、ここしばらくは色々な金属盗難が続きそうです。

2007年03月12日

倫理観

 先週の金曜日(3月9日)、プロ野球西武ライオンズの球団社長が、学生と社会人のアマチュア選手2名に対し、合わせて1,300万円近くの金銭を学費や栄養補給費名目で渡していたことを発表しました。高校生と大学生の野球部員が関係する日本学生野球憲章では、プロとの契約に絡んで金品を授与することを禁じていますが、これに反して、2004年に、当時明治大学生であった「一場靖弘投手(現楽天イーグルス投手)」が、巨人、横浜、阪神から合わせて約200万円余りを裏金として受け取っていたことが発覚し、大きな社会問題となったことがあります。いわゆる「一場投手事件」ですが、裏金を使っていた当時の3球団社長は辞任に追い込まれ、その結果、プロ野球12球団では、2005年6月に「倫理行動宣言」を定め、選手獲得に関して利欲供与は一切行わないことにしたのです。
 今回の球団社長の発表によりますと、西武側は、2004年春から2005年10月にかけて、早稲田大学の野選手の親に1,026万円、東京ガスの投手側に250万円、合わせて1,300万円近くを、球団のスカウトが渡しているということですが、悪質なのは、「倫理行動宣言」が採択された2005年6月以降にも、1年以上にわたり、この宣言に反して裏金が選手側にて渡されていたということです。つまり、今回の裏金事件は、プロ野球の全球団である12球団で決めた約束ごとを、裏では平気で破っていたわけで、「一場事件」を踏まえてプロ野球が設けた「倫理行動宣言」を踏みにじる悪質な行為と言わざるを得ません。
 この西武ライオンズ球団社長の会見を受け、3月10日には、現金を受け取ったとされる東京ガスの投手が会見に応じ、「いけないことはわかっていたが、家の方が厳しい状況であり、つい受け取ってしまった。」と説明していました。この投手には、高校生時代から母親の口座に毎月30万円近くが振り込まれていたということですから、受け取った投手側にもある程度の責任感があると思われますが、やはり問題なのは、「倫理行動宣言」に反して、金銭を渡していた球団側の「倫理観」の欠如にあると思われます。
 金銭を受け取っていたことが明らかになった早稲田大学の選手と東京ガスの投手については、将来プ理野球選手になるという門は閉ざされたわけではありませんが、例えプロ選手となったとしても、「一場靖弘投手」の例に見られるように、希望する球団に入れず、例えプロ選手となったとしても、終始、マイナスイメージが付きまとい、場合によっては、野球選手生命を絶つおそれが出てきます。
 今回の裏金問題の発表で、一番迷惑をこうむっているのは、西武ライオンズをはじめ各球団の選手だと思われますが、一方、立腹しているのは日本のプロ野球ファンです。これまでも、日本プロ野球界からは、イチロー選手を始め、松井秀喜選手等が次々とアメリカ大リーグに流出し、今年はさらに松坂大輔投手等が大リーグに入団したため、益々日本のプロ野球人気は衰退しています。テレビのニュース番組を見ていると、一番最初に出てくるスポーツのニュースは、決まって大リーグの話題ばかりで、最後に日本のプロ野球の話題が数秒間流される状況です。こうした我が国のプロ野球が懸念される中で発覚した西武ライオンズの裏金問題は、ファンへの裏切り行為ですから、球団側がその重大さを真剣に受け止め、現在のドラフト制度を改革し、「倫理観」を持って、公正な球団運営に携わって欲しいと願っています。

2007年03月19日

休眠打破

 日本を代表する花はと問われれば、大半の方が「桜」と答えるほど、今や日本人にとって桜は、春には欠かさない花となっています。また桜には、山桜、寒桜、そして2月頃沖縄県で咲く寒緋桜等各種ありますが、私達が通常、桜と呼ぶときは、「ソメイヨシノ」という品種の桜を指します。この「「ソメイヨシノ」という桜は、江戸時代末期から明治初期にかけ、江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)の造園師によって育成されていたものですが、他の桜と違って葉より先に花が咲き、しかもその花が華やかであることから人々に好まれ、明治以来日本国中に爆発的に植えられ、現在では最もポピュラーな桜となっています。
 その「桜(ソメイヨシノ)」の今年の開花ですが、今年の冬が暖冬だったせいか、開花が例年より早くなるとか、あるいは逆に遅くなる等様々な予想が入り乱れ、従って、桜の開花予想に関する気象解説は、例年より多く感じられますが、先日のNHKのテレビ放送では、気象協会の専門家による桜の花の開花のメカニズムが放送されていました。
 それによりますと、桜のつぼみが育つためには、暖かさだけでなく、寒い時期も必要のようです。春に咲く桜の花芽は、前年の春に花が散った後、夏に形成されますが、それ以上、生成されることなく、その後、休眠という状態にはいるそうです。その後、翌年の1月頃までに5度前後の寒さにさらされると、休眠から目覚め、開花に向けた成長が始まりますが、この状態が「休眠打破」と言われています。そして2月以降に気温が上がると、ぐんぐん成長し、やがて開花することになるのだそうです。このように、サクラの花芽の「休眠」・「休眠打破」・「生成」・「開花」は、秋から冬にかけての気温と春先の気温に、大きく関係していることがわかります。
 「休眠打破」といえば、毎年ではありませんが、時々、晩秋の時期に桜の花が咲き、ニュースで「桜の狂い咲き」が紹介されることがあります。実はこの現象は、秋の夜中に低温が続くと、桜の花芽は、開花の時期が来たものと勘違いをし、つまり「休眠打破」して目覚め、その後日中の小春日和の日に、開花してしまう現象だということです。
 さて、今年の桜の開花予想ですが、気象関係者の話によりますと、宮崎県内は暖冬だったので、例年より早く咲くのではないかという予想がありますが、実は逆でむしろ例年より1週間程度遅くなるだろうという予想です。これは、例年ですと、12月から1月にかけては気温が下がるので、花芽は目覚めますが、今年の場合、例年より暖冬だったので、花芽がなかなか目覚めず、従って、開花も遅くなるだろうということです。宮崎における開花時期は、例年3月25日前後ですが、場合によっては4月の始め頃にずれる可能性もあるということです。桜の開花時期がいつになるかで、この時期、一番頭を痛めているのは桜祭りの主催者だろうと思われますが、今年のポスターを見ると、桜祭りの開催時期が3月20日から4月15日までと幅広くとってあり、その苦労振りがうかがわれます。
 春に咲く真っ白な「ソメイヨシノ」の桜は、四季のある美しい国ニッポンで進化した植物であり、冬のない常夏では「休眠打破」がありませんので、日本のように美しく咲きません。開花時期が多少遅れるかもしれませんが、当校の路上コースの中には、観音池公園があり、毎年満開した桜が見られますので、今年はゆっくり桜の花を眺め、楽しみましょう。

2007年03月26日

ゴミの不法投棄

 先日の夕方、民間テレビ放送のニュース番組を見ていたところ、「ええっ、うっそー」と思われるような光景が放映されていました。画面には、テレビ、洗濯機、電子レンジ、電気ゴタツ、パソコン、ポット等の電気製品がうず高く積まれており、テレビのタイトルを見ていなければ、ゴミ焼却場に捨てられた不燃物の映像かと思うほどでしたが、その場所が山梨県の中央道にある「談合坂サービスエリア」と聞き、ビックリするとともに、さらに、その電気製品等がゴミの不法投棄だと知り、唖然としたわけです。「談合坂サービスエリア」は、全国の高速道路のサービスエリアの中でも、トイレや買い物等のため、最も利用する人が多い所だそうですが、ゴミの量も他のサービスエリアに比べ、飛び抜けて多いということです。
 現在、我が国の高速道路内に設置されているサービスエリアで、ゴミ箱等に捨てられるゴミは、年間約1万5000トンあるそうですが、そのうちの約1万トンは、サービスエリアから出るゴミではなく、こうした一般家庭から出た、いわゆる持ち込まれるゴミだということです。談合坂サービスエリアの関係者の話によりますと、これらの電気製品等の不法投棄は、サービスエリアに出入りする人が少なくなる深夜に投棄されることが多く、しかも建物の裏に捨てられるので、防ぎようがないということです。
 テレビの画面では、サービスエリアの正面に設置されている「燃えないゴミ」「燃えるゴミ」「缶入れ」等のボックスが映し出され、そのボックスにゴミを入れるのは、サービスエリアの売店で買い物をした人かそれとも駐車場に車を停めた人のどちらかなのかを放映していましたが、圧倒的に多かったのは、車から降りてきた人の方でした。中には、大きなビニール袋を持ち、真っ直ぐボックスに向かって進み、堂々とビニールの中からゴミを取り出し、それをボックスの中に次々と入れ、それが終わると、何食わぬ顔で車に乗り、そのまま立ち去ってしまう人もいました。このようなゴミの持ち込みをする人に記者が「ゴミの持ち込みですね。良心に反しませんか」とインタビューをしていましたが、さすがに男の人は、良心の呵責に耐えかねたのか、持ち込んだゴミの投棄を途中でやめ、残りのゴミを持って車に戻っているようでした。しかし、中年の女性は、「持ち込みが悪いことは分かっているのですが、・・・」と一応弁解はするものの、ゴミを捨てる手は休めず、大きなビニール袋の中のゴミを全てボックスの中に入れ、記者に軽く会釈しながら車に戻る姿には、あきれてしまいました。また、ボックスに捨てられるゴミの中には、猫の死体等とんでもないものも入っていることがあるそうですが、全てのサービスウィリアで処理する費用は15億円もかかっているということであり、その半分が持ち込みゴミの処理に費やされているわけになります。
 サービスエリアの関係者は「利用者のマナーに待つしかない。」と述べ、今後の対策として、ゴミの不法投棄を訴えるポスターやTシャツを準備するということでした。しかしながら、テレビ画面を見ていると、ゴミ箱は売店の外に置かれ、いかにもエリアに立ち寄った人に対し、この中にゴミを捨てて下さいといわんばかりですし、また、不燃物がこれほどまで増えているのに、何らの対策を取っていなかったサービスエリア側の甘さもあると考えられます。
 そこで、抜本的な対策としては、ゴミ置き場を店内にするとか、また、不燃物のゴミは、深夜サービスエリア内の建物の裏に捨てられるわけですから、建物の裏に行かれないようにロープや柵等を設けたり、あるいは監視テレビを取りつけるなどして、ゴミの不法投棄を絶対見逃さない対策を講じる必要があるようです。

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