校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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休眠打破

 日本を代表する花はと問われれば、大半の方が「桜」と答えるほど、今や日本人にとって桜は、春には欠かさない花となっています。また桜には、山桜、寒桜、そして2月頃沖縄県で咲く寒緋桜等各種ありますが、私達が通常、桜と呼ぶときは、「ソメイヨシノ」という品種の桜を指します。この「「ソメイヨシノ」という桜は、江戸時代末期から明治初期にかけ、江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)の造園師によって育成されていたものですが、他の桜と違って葉より先に花が咲き、しかもその花が華やかであることから人々に好まれ、明治以来日本国中に爆発的に植えられ、現在では最もポピュラーな桜となっています。
 その「桜(ソメイヨシノ)」の今年の開花ですが、今年の冬が暖冬だったせいか、開花が例年より早くなるとか、あるいは逆に遅くなる等様々な予想が入り乱れ、従って、桜の開花予想に関する気象解説は、例年より多く感じられますが、先日のNHKのテレビ放送では、気象協会の専門家による桜の花の開花のメカニズムが放送されていました。
 それによりますと、桜のつぼみが育つためには、暖かさだけでなく、寒い時期も必要のようです。春に咲く桜の花芽は、前年の春に花が散った後、夏に形成されますが、それ以上、生成されることなく、その後、休眠という状態にはいるそうです。その後、翌年の1月頃までに5度前後の寒さにさらされると、休眠から目覚め、開花に向けた成長が始まりますが、この状態が「休眠打破」と言われています。そして2月以降に気温が上がると、ぐんぐん成長し、やがて開花することになるのだそうです。このように、サクラの花芽の「休眠」・「休眠打破」・「生成」・「開花」は、秋から冬にかけての気温と春先の気温に、大きく関係していることがわかります。
 「休眠打破」といえば、毎年ではありませんが、時々、晩秋の時期に桜の花が咲き、ニュースで「桜の狂い咲き」が紹介されることがあります。実はこの現象は、秋の夜中に低温が続くと、桜の花芽は、開花の時期が来たものと勘違いをし、つまり「休眠打破」して目覚め、その後日中の小春日和の日に、開花してしまう現象だということです。
 さて、今年の桜の開花予想ですが、気象関係者の話によりますと、宮崎県内は暖冬だったので、例年より早く咲くのではないかという予想がありますが、実は逆でむしろ例年より1週間程度遅くなるだろうという予想です。これは、例年ですと、12月から1月にかけては気温が下がるので、花芽は目覚めますが、今年の場合、例年より暖冬だったので、花芽がなかなか目覚めず、従って、開花も遅くなるだろうということです。宮崎における開花時期は、例年3月25日前後ですが、場合によっては4月の始め頃にずれる可能性もあるということです。桜の開花時期がいつになるかで、この時期、一番頭を痛めているのは桜祭りの主催者だろうと思われますが、今年のポスターを見ると、桜祭りの開催時期が3月20日から4月15日までと幅広くとってあり、その苦労振りがうかがわれます。
 春に咲く真っ白な「ソメイヨシノ」の桜は、四季のある美しい国ニッポンで進化した植物であり、冬のない常夏では「休眠打破」がありませんので、日本のように美しく咲きません。開花時期が多少遅れるかもしれませんが、当校の路上コースの中には、観音池公園があり、毎年満開した桜が見られますので、今年はゆっくり桜の花を眺め、楽しみましょう。

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2007年03月19日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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