校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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車間距離

 車を運転するときは、前の車が急に止まっても追突しないような安全な「車間距離」をとらなければなりませんが、最近、一般道路や高速道路で、この「車間距離」をとっていなかったばかりに追突事故を起こし、死亡事故になった事例がありました。
 先ず、宮崎市内の一般道路で発生した追突事故ですが、新聞報道によりますと次のような事故でした。早朝、40代の女性が軽乗用車を運転し、子供を宮崎市内の高校に送り届けて自宅に帰る途中、前車の軽乗用車が急停車したので、あわてて急ブレーキをかけ、ハンドルを右に切ったが間に合わず、前車の右後方に自車を衝突させ、その反動で反対車線に飛び出してしまい、対向して来た普通乗用車と正面衝突し、そのため、軽乗用車を運転していた女性は全身打撲で数時間後に死亡したものです。前車が急停車をしたのは、道路上に猫の死体があるのを発見し、急ブレーキをかけたということでした。私もその事故現場を時々利用していますので道路事情は知っていますが、特に朝は交通量が多く、ゆるいカーブが続いるため、速度も40キロに規制されている場所です。新聞では事故の原因は調査中ということでしたが、おそらくわき見か考えごとをしていたのかもしれませんが、最大の原因は、充分な車間距離をとっていなかったことではないかと考えられます。
 一般道路における安全な「車間距離」のとり方については、第1段階の「項目7」で教習を行っていますが、「通常、乾燥した舗装道路での車間距離は、時速30~60キロの場合、速度計の読みの数字から15を引いた距離以上」となっています。したがって、今回、速度が40キロで走っていたとした場合、40-15=25となりますから、最低、25メートル以上の車間距離が必要であるわけです。この距離さえとっていれば、例え前車が猫の死体を見て急ブレーキをかけたとしても、追突を避けることが出来たのではないかと思われます。
 次に高速道路での事故は、熊本県内で発生したものですが、軽乗用車が走行中、普通乗用車が追突し、その反動で軽乗用車は横転し、助手席と後部座席に乗車していた老夫婦が死亡し、運転していた息子も負傷したという事案です。テレビ等の報道によりますと、普通乗用車を運転していた40歳代の女性は、警察の調べに対し、「なぜ追突したのか、よく覚えていない。」と供述しているそうですから、事故の主たる原因は、わき見かもしれませんが、安全な「車間距離」をとっていなかったこともその原因の一つではないかと思われます。
 高速道路における安全な「車間距離」のとり方については、第2段階の「項目17」で教習を行っていますが、「車間距離は、時速の数字をメートルに読み替えた距離が必要」となっています。例えば時速80キロで走行している場合は、最低、80メートル以上の「車間距離」が必要で、さらに路面が濡れ、タイヤが磨り減っている場合は、この2倍程度の「車間距離」が必要なのです。
 このように、一般道路や高速道路においては、安全な「車間距離」が必要なのですが、実際道路を走っている車の「車間距離」を見ていると、数メートルしかない場合もあり、これが重大事故につながっていますので、教習の際、しっかり指導していただくようお願いします。

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2007年04月23日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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