私が自転車の魅力に取り付かれたのは、約20年前になりますが、そのきっかけは、知り合いの自転車屋さんから勧められ、マウンテンバイクを買い求めてからです。それまでは通勤用にいわゆるママチャリに乗っていましたが、それに比べマウンテンバイクは速度も出ますし、砂利道等の悪路でもスムーズに走行出来ますから、一寸した買い物や暇な時間があるときなど、自転車を乗り回す機会が多くなったのです。そのマウンテンバイクも5年位は乗り回しましたが、さらに自転車屋さんから「ロード用の自転車が中古品として出たが、乗ってみないか」と誘われました。そこで、?万円の大金を出してロード用の自転車を買い求め、さらに、ヘルメットからイタリア製の靴、そして黄色と黒色のチェックのウェアまで全てを揃えたのです。何といってもロード用サイクルの魅力はスピードで、時速40キロは出ますから、時にはバイクを追い越すことも度々あります。
さて、私はこのように自転車の魅力に取り付かれ、雨が降らない限り、毎日のように自転車を乗り回していますが、最近、自転車が寝たきり予防の筋トレから血管の若返りまで役立つことを知り、自転車を使ったエクササイズ(運動)を取り入れているところです。それは今年の1月、NHKの「ためしてガッテン!自転車エキササイズ」で、自転車が足腰の筋力を鍛えるには、最高の道具であることを知ったからです。それによると、筋力の老化は40歳台を境に進むといわれていますが、特に足腰の筋力が衰えてくると階段の上り下りがきつくなったり、わずかな段差でもつまずいたりするようになるそうです。高齢者の場合は転倒や骨折のおそれもあり、それがきっかけで寝たきりになる例が多いということです。そんなことにならないためには、日頃から足腰の筋力を鍛えておく必要があり、それが出来るのが自転車だというわけです。自転車をこぐと、太ももの筋力と腸腰筋(大腰筋)という筋肉が使われますが、太ももの筋力は体重を支えたり、脚を持ち上げるための筋力で、一方の腸要筋はももから背骨につながっていて、上半身と下半身をつなぎとめている筋肉だということでした。
このテレビを参考に、私が工夫を凝らし、現在、朝の運動に取り入れている「自転車エクササイズ(運動)」とは次のようなものです。それは、筋力をアップするためには、自分の持つ最大筋力の30%以上を使わないと効果が出ないそうで、それには、緩やかな斜面を自転車で上ることが最適だということです。幸い、私が住んでいる団地は、山を削って造成された住宅地ですから、家の周りには、斜度5%から15%までの坂道がいくらでもあり、自転車を使ったトレーニングするにはもってこいの環境なのです。そこで、早朝、先ず入念に準備体操をした後、最初は約300メートルの斜度10%の緩やかな上りの道路を5往復しますが、その際、自転車の変速機を活用しています。私が通勤用に使っている自転車は3段の変速機が付いており、「1」は軽、「2」は中、そして「3」は重という具合になっていますので、斜度10%の坂道は変速機を「2」にし、足に負荷をかけて自転車をこぎます。身体が温まってきたら、次は斜度15%の坂道に挑戦しますが、変速機を「1」に切り替え、約100メートルの坂道を10往復します。このトレーニングが一番きついので、いつも気合を入れ、「1,2」と声を出しながら上り下りするわけです。そして、最後は、斜度5%の坂道を「3」にし、ゆっくり3往復して朝のエクササイズは終了となります。
この自転車による運動は、約30分も続けると、ハー、ハーと息が上がり、汗がにじみ出るほどの運動量があり、有酸素運動としても効果があるようなので、職員の皆さんにも是非お勧めします。






