校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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マイペース

 都城自動車学校では、毎週火曜日、木曜日、土曜日の3回、高齢者講習を実施していますが、受講者は70歳代から90歳代までと幅広く、中には、「こんな人が運転して大丈夫かな」と思う位、腰の曲がった受講者を見かけることもあります。その高齢者講習で私は、「高齢者の事故」と題して講話を行っていますが、受講者を見ていますと、「本当に70歳代なの?」と思う位若々しく、しかも話し振りや動作等もしっかりしている女性の方をかなり見受けます。その反面、男性の受講者は、全体的に元気がややなさそうな感じを受けますが、はたして講習を担当する指導員の目には、どのように映っているでしょうか。
 さて、私は講話を始める前に、先ず受講者の一人一人の顔を見渡し、受講者が私の話に集中できる体制になったかどうかを確認するため、しばらく間を取るようにしています。それは、私が「こんにちは」と挨拶をしても、私の方を全く見ようともせず、事前に配布された資料を見たり、隣の人と話をする等「マイペース」の人が必ずいるからです。その様な行動をとる人を見ていますと、なぜか殆どが男性なのです。一方、女性の受講者は、隣の人とペチャペチャおしゃべりをしても、私が話を始めだすと、目を私の方に向けて話を聞いてくれるようです。
 先日の高齢者講習でこんなことがありました。その日の受講者は3名と少なく、先ず「こんにちは」と挨拶しましたが、私から見て一番遠くに座っている男性の受講者だけが私の方を見てくれません。その受講者は一見して70代後半と思われ、老眼鏡をかけておられましたので、ひょっとしたら耳が少し不自由ではないのかと考え、もう一度「こんにちは」と挨拶をしたのです。しかし、その受講者は、私の方を見ようとはせず、じっと自分の前の机を見つめたままなのです。このような受講者は珍しくありませんので、直ぐ講話に移り、2年後に実施予定の「認知症テスト」の話になったのです。
 先ず、イラストに描かれた動物や果物等を受講者に示し、「『認知症テスト』ではこんなテストが予想されます。ここに16の絵が描かれていますから、よく見て覚えてください。後で発表してもらいます。」と説明し、イラストを伏せたのです。すると、女性と男性の受講者は、「ライオン、ブドウ、・・・」と次々に答えられますが、一番端の男性の受講者だけは、相変わらず机の方を向いたままなのです。そこで、その男性に向かって、「どうですか。なにか思い出されましたか」と質問したのです。すると、その男性はようやく私の方に顔を向け、「あらかじめテストをすると言われなかったので、ただボンヤリ絵を見ていた。思い出させるはずがない。」と弁解されたのです。このような弁解は「マイペース」の人の特有の言い訳ですから、そのまま認知症テストは続けたのです。高齢者講習が終了した後、講習担当者にその人の言動を聞いて見ますと、「色々質問はされますが、こちらからの話には全く耳を傾けてくれず、大変難しい人でした。」ということで、案の定、この人は「マイペース」の受講者だったようです。
 このような、「マイペース」の人が車を運転しますと、「合図不履行」「一時不停止」「信号無視」等の違反を起こしがちだそうですから、高齢者講習を担当する人は、充分わきまえて講習を行ってください。

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2007年07月30日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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