来年は北京オリンピックが開催される年ですが、その中国において、現在最も頭を抱えている問題が「中国人のマナー」だそうで、その模様が先日テレビで放映されていました。
先ず、マナーが一番守られていないのが「地下鉄における乗客の乗り降り」で、電車が到着しドアが開くと、驚いたことには、降りるお客さんより電車に乗り込むお客さんの方が、我先に乗降口に殺到しているのです。そのため乗降口は混雑し、降りるお客さんは電車から降りることが出来ず、乗るお客さんが乗り込んでからようやく降りる有様なのです。テレビのアナウンサーの説明によると、こんな光景は、中国、特に北京市内では日常茶飯事に見られることで、中国では今や、「順序よく並ぶ」という「マナー」が守られていないということです。
こんな光景は、地下鉄だけではなく、バスの停留場やスーパーのレジ等人が並ぶ所では、至る所で見られるということです。中国に在住する日本人の奥さんの話によると、買い物を済ませてレジの所で支払いの順番を待っていると、後ろに並んでいる中国人の女性が、自分の品物をレジ係りの前に出すのだそうです。あっけに取られていると、次の客が買い物をした品物を出して先に支払いを済ませるので、単に買い物といっても、全く油断が出来ないということです。
そのため中国では、毎月11日を「列に並ぶ日」と定め、この日は電車も観光地、それにスーパーなどにも指導員を置き、列に並ぶ指導をしているということですが、その日は何とか列に並んだとしても、その翌日は又もとの木阿弥で、これにはさすがの中国政府もお手上げの有様といった状態です。
また、バス停留所付近では、バスを待つ人が道路上にはみ出し、それが通行する車の邪魔になっていても、車には一切構わず、平気な顔でバスを待っている客の様子が映し出されていました。さらにビックリしたのは、歩行者用の信号が赤になっているのに、数人の歩行者が横断歩道を渡り始めたのです。もちろん車側にとっては青信号ですから、次々と車は進行するわけですが、その車の切れ間をぬって器用に横断しているのです。それを見た歩行者もそれを真似て同じようにして車の間を次々に横断していくのです。日本ではかって「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という流行語がありましたが、まったく、その言葉通りの行動で、画面を見ている私の方が、衝突しないだろうかと心配した位です。
そのほか、所構わず路上にタンをはく人やタバコの吸殻をポイ捨てする人も多く、業をにやした中国政府は、市職員やボランティアで構成する「マナーアップGメン」を構成し、取締りに躍起となっているようですが、なかなか効果があらわれず、果たしてオリンピックに間に合うかどうかは、はなはだ疑問だそうです。中国人のマナーの悪さは、これまでもテレビ等で日本には伝えられていましたが、まさかこんな状態にまでマナーが悪くなっているとは予想もしませんでした。
当校においても、入校中の生徒さんの行動を見ていますと、中には、所構わずタンや唾を吐く人、チューインガムをロビーに吐き捨てたりする人、椅子の上に靴を上げて談笑する人等マナーに欠けた行為を見かけることがあります。このような時、その行為を看過すると、本人はそれでいいものだと考えますし、周りの人も同じ行為を取りますから、そっと指導してやり、同じ行為をさせないよう、生徒さんの「マナーアップ」に全職員がご協力下さい。






