校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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火の無い所に煙は立たぬ

 「火の無い所に煙は立たぬ」ということわざがありますが、これは何も無い所には噂は立たない。何かあるからこそ噂が立つのであるという意味合いを持つことわざです。煙というのは火の気があるから立つもので、何もない所からは湧き出るものではなく、何らかの手がかりがあるからこそ噂になるものです。最近、このことわざ通りの事案が発生し、連日テレビや新聞紙上をにぎわしています。


 その事案の人物とは、防衛省在任中、業者からゴルフやマージャン等の接待を受けたことが明るみになり、国会から証人尋問を受けることになった前防衛省事務次官の守屋武昌氏のことです。守屋氏といえば、当時防衛大臣であった小池百合子氏との後任の事務次官人事を巡る確執が有名ですが、当時の新聞報道によると、小池百合子防衛大臣が、国家安全保障問題担当の首相補佐官時代から宿題としていた、防衛省の情報安全システムを確立しようとしたところ、これに当時事務次官だった守屋武昌氏が反対したことが確執の始まりだと言われていました。小池大臣は、イージス艦機密情報漏洩事件が発生し、防衛省の情報保全が問題になったにもかかわらず、その責任を防衛省の幹部は誰も取らないので、4年間の長きにわたり事務次官を勤めた守屋氏を辞めさせ、後任の事務次官に警察庁出身の西川徹氏を当てようとしたのです。しかし、この小池人事案は防衛省中枢幹部からマスコミに遺漏され、さらに守屋事務次官が、この人事案を撤回するよう当時の安部首相や塩崎官房長官に直訴したことがマスコミに流れ、一大スキャンダルとなったのです。結果的には、この問題は安部前首相が中に入り、小池大臣と守屋事務次官がそれぞれ推す人物とは別の人物を選び、双方痛み分けとしたわけです。


 表面的には、小池大臣と守屋事務次官との後任の事務次官を巡る確執だったと報じられていましたが、最近の新聞記事などを見ると、どうやらそれには裏があったようです。小池百合子氏が防衛大臣に就任した当時、事務次官だった守屋武昌氏については、「業者との癒着がある」という黒い噂があったということです。当時政界には、11月のテロ特措法の改正を控え、様々な問題が惹起しており、このような中で事務次官の業者との癒着問題が発覚すれば、大きな問題となることから、小池大臣側では密かに黒い噂が真実かどうかの調査に入ったのです。しかしながら、黒い噂の事実を確かめることが出来ず、守屋事務次官が強く否定したことから、守屋氏を早期に辞めさせることが出来ず、結局は9月1日に守屋氏を円満退職させることになったのです。


 ところが、マスコミがその黒い噂をキャッチし、水面下に調査したところ、現在、連日のように報道されているように、守屋前事務次官は、10数年来、業者からゴルフやマージャン等の接待を受けていることが明るみになりました。やはり、「業者と癒着している」という黒い噂は本当だったようです。守屋氏は、防衛省の聞き取り調査で、自衛隊員倫理規程が制定された後も業者からゴルフやマージャン等の接待を受け、約1,100万円位の利益を受けていたことを認めていますので、今後、汚職事件に発展する可能性も出て来たようです。


 私達も今回の事案を「他山の石」とし、黒い噂が立たぬよう、言動等には細心の注意を払い、常に身辺をきれいにしておきましょう。

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2007年10月29日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

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