校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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安全確認

 12月初旬の昼間、東京都目黒区内において、父親本人はもちろん、家族にとっても悔やんでも悔やみ切れない事故が発生し、またもや子供の命が失われました。それは医師である父親が、自宅の応接間でライフル銃の手入れをし、銃と弾をそのままにして部屋を離れた隙に、長男(5歳)と次男(2歳)が部屋にはいり、長男がライフル銃をいじっているうちに暴発し、その弾が次男の胸に命中して数時間後に死亡した事故です。
 警視庁の調べでは、医師は東京都公安委員会の許可を得て12丁の銃を所持し、事故の前日にライフ銃や散弾銃を撃ち、その手入れを自宅でしていたということですが、警察の事情聴取に対し、医師である父親は、「ライフル銃1丁と猟銃3丁の手入れをしていたが、弾は前日に打ち切ったと思っていた」と説明しているそうです。しかしながら、事故が現実に発生しているわけですから、実際には、ライフル銃に弾が1発込められたまま手入れをしていたことになります。つまり、今回の事故の最大原因は、銃の手入れをする際、先ずライフル銃の中に弾があるかどうかを確認しなかったことです。
 警察官は、法律上、銃の所持が認められ、その使用や取扱いについては、「警察官けん銃等使用・取扱い規範」という内部規定があり、その中に「安全規則」という条文があります。私も40数年前、宮崎県警察官を拝命して警察学校に入校し、厳しい教育を受けましたが、その中でも、けん銃の使用及び取扱いが、こと命に直接かかわることから、「安全規則」については、1字1句間違いのないように覚えさせられました。その「安全規則」には、先ず「けん銃を手にしたときは、回転式けん銃にあっては弾倉を開き、弾の有無を確かめること。」が定められていますが、これは銃を取り扱う場合の鉄則です。おそらくこの父親も銃を取り扱うに当たっては、この規定と同じようなことを教えてもらったものと思いますが、「弾の有無を確かめる」という鉄則を守らないと、今回のような事故が発生することになり、改めて「安全確認」の大切さを痛感したところです。
 さて、車に乗車する場合の「安全確認」ですが、先日、当校の指導員の数名に質問してみたところ、どの指導員からも「乗車する前に、車の周囲を見回して安全を確かめる」という答えが返ってきました。さすが指定自動車学校の指導員です。実は、母親が車で出かける際、後追いして来た子供に気づかずに発進して死亡させたり、また、自宅の庭で後退した際、作業をしていた母親に気づかずひいて死亡させたりする事故が意外と多いということです。
 この「安全確認」を実行している職員が当校にいました。それは送迎を担当している安楽さんです。私が朝、JR山之口駅に到着したとき、安楽さんの行動を見ていますと、運転席に乗り込む前に、必ず車の周囲をぐるっと周り、場合によっては、身をかがめて車の下をのぞくなどして自分の目で「安全」を確かめ、その後、運転席に乗り込むパターンなのです。その理由について、安楽さんは「かって自衛隊に勤務していたとき、自衛隊車両は車高が高く、子供が車の下にもぐりこむ可能性があったので、その癖がつきました。今でも実行しています」と説明してくれましたが、その通りなのです。実は私も安楽さんの行動を見てからは、車に乗り込む前に車の周囲を回り、自分の目で「安全確認」をしているところです。

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2007年12月17日 10:18に投稿されたエントリーのページです。

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