校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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小さな親切大きなお世話

 私は殆ど毎日のようにハンドルを握っていますが、時にはハッとした場面に遭遇することがあります。先日の夕方も、妻と一緒に近所のスーパーに買い物に行く途中、横断歩道を渡ろうとしていた子供が目に入り、横断歩道の手前で停止したところ、対向車がわき見をしていたのか発見が遅れ、子供が跳ねられそうになり、私の行った「小さな親切」が危うく「大きなお世話」になるところでした。
 それは、1月初めの日曜日の午後5時を少し回った頃でした。県道を進行していたところ、約50メートル前方にある横断歩道を私の方から見て、左から右に横断する二人の子供の姿が見えました。その県道は、幅員が10メートル位の片側1車線となっており、比較的交通量の多い道路ですが、二人とも男の子で、前の方を歩いているのは小学5,6年生位、後ろの方は小学1,2年生位に見えました。先頭の子は、私が見たときは丁度、横断歩道の中央付近を歩いていましたから、そのまま二人は、横断し続けるものと思っていたところ、後ろの方を歩いていた子が、何を思ったのか、私の車の方をチラッと見るや急に反転し、元来た左側の歩道の方に走って帰ってしまったのです。その姿を見て、子供を先に横断させようと考え、対向車線を見たところ、約100メートル先にしか車の姿が見えなかったので、ブレーキを踏んで横断歩道の手前で停止したのです。
 すると、横断歩道の左端に立っていた子供が、チラッと私の車の方を向いたので、「どうぞ」と手で合図をすると、その子供はニコッと笑顔を見せ、走って横断歩道を渡り始めたのです。その子供の様子を目で追いながら、ふと目線を前方に向けたところ、なんと対向車線を走ってきた車が、横断歩道の約50メートルの所に近づいたのに、全くスピードが落ちないのです。子供は横断歩道の中央部付近まで進んでいましたが、近づいてくる車の姿には気が付いていない様子でした。私もビックリしましたが、同乗していた妻も「アッ、子供が跳ねられる」と声を上げたので、私は咄嗟に、クラクションを数回鳴らす行動をとったのです。その間、私には、子供が車に跳ねられるシーンが瞼に浮かび、「しまった。余計なことをしてしまった。どうか車が止まってくれ。」と祈ったのです。その願いが通じたのか、「キイー」という鋭い急ブレーキの音がし、対向車は、やっと横断歩道の直前で止まったのです。私も妻もその光景を見て、「ああ、よかった。」と胸をなでおろしたのですが、もっとビックリしたのは、横断しかけていた子供だったのでしょう。急ブレーキの音に顔を車の方に向けたようでしたが、直ぐ目の前で対向車が止まったのを見るや車に向かってペコンと頭を下げ、さらに横断歩道を渡り切ると、私の車に向かって、頭を下げて笑顔で何か言ったようでした。おそらく、口ぶりから「ありがとう」といった感じを受けたのです。 その子供の姿を見て、その場は大事に至らずに良かったとホッとし、その場を離れたのですが、スーパーの駐車場に到着してエンジンを切った瞬間、足がガタガタと震えだしたのです。子供が対向車に跳ねられるシーンが、フラッシュバックのように私の脳裏に浮かび、しばらくは降車出来ず、胸がドキドキするほどの影響があり、その後、この横断歩道を通るたびに、今でもそのときのシーンを思い浮かべる状態が続いています。
 職員の皆さんも、おそらくこのような状態に遭遇することがあるかと思います。そのときに備え、もし対向車が横断者に気づかないときや停車した車両の後方から追い越す車両があった時はどうするか、日頃から考えておきましょう。

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2008年01月28日 10:24に投稿されたエントリーのページです。

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