校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

« 2008年03月 | メイン | 2008年05月 »

2008年04月 アーカイブ

2008年04月07日

ネクタイ

 4月になった途端、連日のように、テレビの画面には入社式や入学式の模様が映し出されていますが、MDSでも今年5名の新入社員がありました。5名のうち4名は女性事務員、1名は指導員見習いの男性ですが、その人達と毎日接していると、行動は何かギコチありませんが、初々しさを感じ、私達までエネルギーを得たような気がします。おそらく、職員の人達も、自分が入社したときの姿と、新入社員の姿をダブらせて見ていられるものと思います。
 さて、4月の初めの朝、出勤する際、JR宮崎駅の駐輪場に自転車を止め、歩いて駅庁舎に入ろうとして、ふと駅前の駐車場を見ると、1台の普通乗用車の周りに3名の男女がいるのに気づきました。3名のうち2名は50年配の男女、もう1名は若い男性であり、話し声は聞こえませんでしたが、雰囲気からどうやら親子連れのようでした。何をしているのかなと思いましたので、足を止めて3名の様子を見ていますと、若い男性は黒っぽいスーツを身に着けていますが、ネクタイはまだつけていません。その傍に立っている母親らしき女性はピンク系のネクタイを手に持っていましたが、やがて父親らしき男性が、女性からネクタイを受け取ると、若い男性のYシャツに取り付けています。車のナンバーを見ますと、大分ナンバーになっていますから、どうやらその親子連れは、入社式に出席するため、服装を整えているところだとわかったのです。息子らしき若者は、ただ突っ立ったままであり、父親らしき男性が、かいがいしくネクタイを締めなおしている姿をみて、何かほのぼのした感じを受けたところです。
 その親子連れを見て、私はふと、約50年前の自分の姿を思い出しました。就職するため、我が家を出発する前夜でしたが、父が「ネクタイの結び方を教えてやる。」と言い出したのです。我が家は、ミカンとお茶を栽培する農家でしたから、父のネクタイ姿は滅多に見たことはなく、時たま見ても、ネクタイの結び目が大きく、しかも、少し斜めに曲がっており、とても上手だとは思っていませんでした。また、日頃から父とひざを突き合わせて話す機会は余りありませんでしたから、父の突然の申し出に対し、一寸戸惑ったのですが、18年間育った我が家を巣立つわけですから、父への思い出としてネクタイの結び方を習うことにしたのです。
 父のすぐ横に正座して座り、父がするようにまずネクタイを首に巻き、それから結び目をつけるわけですが、何しろ、それまでは一度もネクタイを身につけたことがありませんでしたから、なかなか思うようには結べないのです。指導する父のネクタイ姿も、結び目が私の目から見ても大きく、あまり様にはなっていなかったような記憶がありますから、うまく結べなかったのは当然だったものと思います。それでも約1時間の練習で、どうやらネクタイの結び方は、一応マスターすることが出来たわけです。それ以上に、我が家を巣立つ前に、親しく話す機会がなかった父と、話しながらネクタイ結びの練習をしたことが私の良き思い出となっています。
 その父は、25年前、70歳の若さで亡くなりましたが、今でもネクタイを結ぶたびに、そのときの父のしぐさを思い出し、懐かしく思うときがあります。

2008年04月14日

チューインガム

 公安委員会指定の自動車学校にとって、2月から3月にかけては、猫の手も借りたい位忙しい時期ですが、この時期になると、学校にとって毎年頭を悩ます問題があります。それは、入校生が発着所やロビー内の床、あるいはトイレなどに噛んだチューインガムを吐き捨てるからです。職員がそのような行為を現認したときは、そのつど注意して処理していますが、私達が気づいたときは、吐き捨てられたガムに気づかずに他の生徒さんが踏んでしまい、カーペット等にベットリ付いたままの状態が殆どなのです。私を含め職員がそのようなガムを発見したときは、火バサミ等を使い、時間をかけて取り除いていますが、これがなかなか思う通りにはいかず、何かいい方法はないかと考えていたのです。
 ところが、先日、自宅でテレビを見ていたところ、「直ぐに役立つ知恵袋」という番組が放映されていました。それは、問題が三択式になっていて、そのうちの一つが正しいわけですが、例えば、生け花を長持ちさせる方法としてどれが正しいかという問題では、「漂白剤を少量入れる」という内容の回答が正解でした。なかなか面白い番組だなと思って見ていたところ、問題の中に「チューインガムがズボンに付きました。どうすればいいですか。」というのがありました。それを見て、かねがね私が悩んでいた事柄だったので、興味を持って見ていたところ、正解は「氷で冷やす」でした。しかしながらその際は、何故氷で冷やすとチューインガムが取れるのか解説がなかったので、早速その理由を調べてみることにしたのです。
 それによると、「氷で冷やす」という理由は、ガムを固めるためということでした。その方法は、チューインガムの上に氷を当て、十分に冷やし固まってからはがすやり方で、そのほか、ガムの付いた衣類を冷蔵庫の中に入れて冷やしてからとるやり方もあるそうです。このような氷を利用するのが一番安全で簡単な方法ですが、これはガムが衣服にくっついたばかりで繊維の中に入り込んでいない場合には有効ですが、衣服やカーペットの中に入りこんでしまった場合は、効果がないそうです。
 それでは、他に方法はないものかと思っていましたら、世の中には物知り博士がいるもので、次の方法があるということです。それは、そもそもガムの原料は「チクル」ですが、このチクルは油と親和性があり、油と結合すると溶解、つまり溶ける性質があるそうです。このことから、衣服に付いたガムについては、バターやサラダ油、チョコレートを利用してガムを取り除くことが出来るそうです。したがって、歯ブラシ等にバターなどを付けてこするか、直接手にとってこするとうまくいくということです。また、ガムが完全に除去できたら、油を取り去り、仕上がりです。
 このことを聞き、早速実験してみましたが、先ず、コンクリートの上に捨てられたガムは、ベットリなっていても、氷で冷やすと、約2分位でガムが固まり、直ぐ取り除くことが出来ました。 しかし、カーペットの場合は、完全に取り除くことが出来ず、サラダ油を使って実験したところ、思いのほか簡単に、しかも完全に取り除くことが出来ました。けれども、期間が長くなり、カーペットの上に黒くなったままの状態で残されたガムはやはり無理でした。したがって、ガムを取り除くためには、早期にガムを発見することが大切なようです。

2008年04月21日

鯉のぼり

 先日の夕方テレビを見ていたところ、県北の日之影町では、今年も町の中心部を流れる日之影川に、鯉のぼり約200匹が掲げられたニュースが報じられていました。この行事は、子供が成長し、今では使われなくなった鯉のぼりを町民から集め、観光用として掲げるようになったものですが、毎年、この鯉のぼりのニュースを見るたびに、端午の節句が近づいたことを思い知らされます。
 我が国では、端午の節句に鯉のぼりを飾る行事がありますが、実はこれは中国から伝わったものだそうです。中国には「鯉が竜門の滝を昇ると竜となって天をかける」という故事がありますが、もともと鯉は、清流だけでなく、池でも生きられる生命力の強い魚です。この登竜門伝説から、鯉のぼりは環境の良し悪しにかかわらず、立派に成長し、立身出世するように願って飾られるようになったと言われています。この行事が日本に伝わったのですが、江戸時代、日本では端午の節句を祝う行事があり、武家では男児の祝日として、子供の出世や健康を祝って、この日には家紋のしるした旗指物などを屋外に立てていたそうです。それが中国から「鯉のぼり」が伝わったことから、町人は、子供の健康や無事を祈り、こぞって鯉のぼりを立てるようになり、江戸時代の後半になると、町人が経済力を強め、端午の節句を華やかに祝うようになったということです。
 鯉のぼりと聞けば、誰でも五月晴れの空を元気に泳ぐ吹流し式の姿を連想しますが、中国から日本に伝わったときの鯉のぼりは、文字通り、鯉の絵が描かれたのぼりだったそうです。それが江戸時代、町人の発想で、現在のように青空を泳がせるというものに変わったそうですが、この発想は、世界に類を見ない日本人独特の感性で、改めて日本人の独創性に感心したところです。
 さて、鯉のぼりを見るたびに、私にとっては苦い思い出があります。それは長男が誕生し、初めての端午の節句を迎えるときで、丁度4月中旬頃でしたが、私の父や妻の父等からお祝いに鯉のぼりをもらったのです。その頃、私は民家の住宅を借りていて、そこには庭がありましたので、鯉のぼりを立てることにしたのです。そこで、近くの竹屋から長さが約10メートル位の孟宗竹1本を買い、庭の片隅に穴を掘って竹を立てたのです。その作業は全て私一人でしましたが、丸一日の作業でやっと完成し、早速もらっていた鯉のぼりを掲げたところ、青空に元気よく泳ぎ、私も妻もその姿に満足したのです。
 ところが、その数日後、私達は、新しく出来た官舎への移転を命じられたのです。折角鯉のぼりを立てたのにと、当初は住居の移転に不満でしたが、上司の命令とあらば仕方がありません。立てたばかりの孟宗竹を引き抜き、鋸で切って処分しましたが、ただ残念なのは、そのときの鯉のぼりの姿を写真に撮っていなかったことです。このように、長男の誕生を祝って掲げられた鯉のぼりは、わずか数日の運命で終わりましたが、40数年経った今でも、そのときの元気よく泳ぐ鯉のぼりの姿は、私の脳裏にはっきり残っています。
 少子化の影響で、年を追うごとに鯉のぼりの姿が段々減ってきています。しかしながら、最近では、鯉のぼりのほかに、鯨のぼりの姿も見られるようになったようですから、日本人が発想した吹流し式の鯉のぼりの行事が、永遠になくならないことを願っています。

2008年04月28日

ご意見箱

 私は、夕方になると妻を乗せ、自宅から約2キロの所にあるスーパーに買い物に行くのが日課となっていますが、そのスーパーの中華料理売り場に陳列されている品物の味が、最近微妙に違ってきました。
 その味に気づいたのは先日の夕食のとき、妻が「この料理を食べてみて。一寸味がおかしい。」と言い出し、妻から言われて差し出された中華料理を食べてみたのです。それは、じゃがいも、玉ねぎ、ごぼう等の野菜を油で揚げたものですが、口に入れた途端、塩辛く、とても食べられそうもないのです。そこで、「塩を入れ過ぎじゃない。」といったところ、妻も「最近、あのスーパーの中華品売り場の品物は、全て塩辛い。」ということでした。妻の説明によると、逆に料理が甘すぎるのは、「肉じゃが」「フキの煮物」等の煮物で、これも最近になって味が替わったということです。
 それを聞き、中華料理をつくっている人に、料理の味付けが塩辛くなったことを伝えようと考えましたが、それでは、料理人のプライドに傷をつけるおそれがありましたので、スーパーに「ご意見箱」があれば、それに書こうと思い、翌日、またスーパーに出かけたのです。スーパーに入って直ぐの所に「あなたの声を聞かせてください」という張り紙の「ご意見箱」が目に留まりましたので、料理の味付けのことについて書こうと思い、その「ご意見箱」の前に立ったところ、なんとメモ紙がないのです。どこかに落ちたのか知れないと考え、箱の後ろや下を見ましたが、それらしき紙も落ちていません。さらに、最も驚いたことには、その「ご意見箱」にひも付きのボールペンが取り付けられていますが、なんと芯が取り外されているのです。箱の中を上からのぞいて見ましたが、中は塵らしき紙切れが入っているだけなのです。これでは、意見を書きたくても書かれません。しかしながら、そのまましていたのでは味付けは変わりませんので、そのスーパーに対し、「ご意見箱」のメモ用紙が切れていることを電話したのです。
 すると、2,3日後、そのスーパーの「ご意見箱」にメモ用紙が備え付けられていましたが、その内容を見て、またがっかりしました。「お客様の声」というメモ用紙には各項目が書き込まれていますが、私が求めていた「味付け」の項目はなく、全てアンケート式になっているのです。仕方がありませんから、余白の部分を利用し、「最近、中華料理の味が塩辛くなっています。逆に煮物の方は甘すぎます。一度試食してみてください。」と書き入れたのです。また、意見を書いた人の住所や名前、電話番号等を書く欄が設けられていますが、個人情報の保護が厳しい時代ですから、おそらく100%の人がこの欄は書かないものと思います。他のスーパーの「ご意見箱」を見ますと、この欄は「男、女、年齢」だけになっているのがほとんどですから、そのことも書き入れて「ご意見箱」投函したのです。
 それから数日経過しましたが、まだ、中華売り場の料理の味は変わっていません。他のスーパーでは、お客様の意見とこれに対する店側の回答が掲示してあるものですが、このスーパーではこの方法は取っていません。果たして私の意見を店長なり、責任者の方が読まれたかどうかは疑問です。このスーパーは品数も豊富ですし、いまさら他のスーパーに変える考えはないので、今しばらくは、じっと我慢して味が変わるのを待つしかないようです。

About 2008年04月

2008年04月にブログ「校長のひとり言ブログ|都城自動車学校」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年03月です。

次のアーカイブは2008年05月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。