校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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車離れ

 先月、九州指定自動車学校協会の通常総会が行われましたが、そのときの説明によりますと、ここ数年、全国はもちろんですが、九州管内の指定自動車学校でも、入校する生徒さんの数が減ってきているということでした。例えば宮崎県内の場合、平成元年の普通教習生の入所状況は20、996人で、これを100としますと、平成19年は76まで減っているのです。宮崎県はこれでもまだ良い方で、中には半分近くまで大幅に減っている県もあるようです。その入所者数が減少したのは、少子化が最大の要因だといわれてきましたが、どうもそれだけではなさそうで、若者の「車離れ」もその一因にあるようです。
 その「車離れ」ですが、最近、国内での新車の売れ行きが振るわないということです。新車の販売といえば、毎年、東京でモーターショーが開催されていますが、その入場者数が年々減ってきているそうです。車が売れない最大の理由は、一般人の所得が伸びない点がありますが、そのほかにも要因として、少子高齢化で車を保有する人口層が減少したこと、原油価格・ガソリン価格が高騰したこと、人口が都市に集中したこと、地下鉄網の整備など公共交通機関の発展が進む都市では車に頼る必要性がなくなってきていることなどがありますが、車のメーカー側にもその一端があるということです。それは、技術向上により飛躍的に車の寿命が延びたこと、つまり、故障する車が少なくなり、それだけ新車を買う必要性がなくなったというわけです。また、2000年代に入ると、メーカー各社はもっぱら小型車などの実用車に力を入れ、「夢を与える車」をなくし、「生活の道具」ばかりに変えたのが、車が売れなくなった要因だということです。
 中でも、若者の「車離れ」が顕著に現れているそうで、ある雑誌で行われた若者を対象としたアンケートによりますと、「乗用車がほしい」という人の割合が2000年には48%だったのが、2007年には25%まで減少したということです。その大きな要因は、かって若者の高額な支出先のトップが「車の購入」だったのが、今や携帯電話やパソコン関係に奪われ、「車の購入」は第6位まで落ち込んでしまったことです。一昔前までは、誰もが学校を卒業したら実家を出て一人暮らしを始め、初任給で車を購入するのが一種のステータスだったわけですが、昨今は就職しても実家を離れず、親の脛をかじり続ける若者が多いというのが実態です。なんとも情けない話ですが、これも時代の流れですから、仕方のないことかもしれません。
 この若者の「車離れ」と指定教習所の入所者数とは、密接な関係があるようです。それは、高校卒業後、就職する人の約9割は、運転免許を取得していますが、都会に進学した人の運転免許取得率が減っているからです。以前でしたら、進学しても夏休みには帰省して運転免許を取っていましたが、昨今は夏休みになってもアルバイトのため帰省しない人が増加しているということです。しかも、交通機関の発達した都会に育った友達と接するうち、車の必要性がなくなり、運転免許を取得しないという悪循環につながっているからです。  
 そこで、これら若者の「車離れ」を食い止めるためには、メーカーに努力してもらい、若者に「夢を与える車」を開発してもらうことが喫緊の課題であり、合わせて、私達も若者に「早期の運転免許取得」を訴える必要性が出てきたようです。

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2008年06月23日 10:28に投稿されたエントリーのページです。

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