校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

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2008年07月 アーカイブ

2008年07月07日

落書き

 世界遺産に登録され、観光地として有名なイタリア・フレンツエの大聖堂の壁や柱に、日本人が「落書き」した問題については、最初、岐阜女子短大生の件が報道され、それが謝罪会見で終わったと思ったら、次は京都産業大学生の件が発覚して停学処分に及び、さらに茨城県の私立高校の野球部監督解任まで飛び火して、今や格好のマスコミの話題となっているようです。
 今回の「落書き」のことの起こりは、今年の3月、イタリア旅行をした日本人の観光客が、大聖堂の壁に「岐女短」と落書きされているのを見つけ、その写真を添付してメールで岐阜県立女子短大に送りつけたことから問題が発覚したものです。学校側が調査したところ、落書きした学生6人と引率した教員2人が判明しましたが、学校からの謝罪の電話に対し、大聖堂側の関係者が、処罰や賠償の意思がないことから、短大では、関係の学生と引率の教員を厳重注意しただけで、いわばお咎めなしにしたのです。
 ところが、この「落書き」問題は、これで落着というわけにはいかず、観光客が自分のブログに大聖堂に「落書き」された写真を掲載したことから、「京都産業大学」と油性ペンで「落書き」していたことが明るみになり、京都産業大学で調査の結果、「落書き」した学生2人を14日間の停学処分にしたのです。さらに、この「落書き」問題は、同じネット上に、ハートマークに男女の名前が書かれた写真が掲載され、これを書いたのが茨城県の私立常盤大高校の野球部監督(30歳)であることがわかったというわけです。学校側が調査した結果、新婚旅行でイタリアの大聖堂を訪れた際、最上階展望台の柱に油性ペンで「落書き」したことを認めたので、即刻その監督を解任し、高野連に報告したということです。
 このように、同じ大聖堂の壁や柱に「落書き」したのに、学校側の処分は、厳重注意、停学、監督解任という三者三様になりましたが、果たしてどの処分が最も妥当なのか、国民の間でもいろいろ意見が分かれています。例えば、最初の岐阜県立女子短大の「厳重注意」処分が出た際には、こぞってマスコミは「処分が甘すぎる」と論評しましたが、これが影響したのか、次の京都産業大学の際は、「停学」という処分になりました。この処分については、マスコミも処分結果を発表しただけでしたが、常盤大高校野球部監督の解任処分では、「確かに行為そのものは悪いが、解任処分はやり過ぎでは・・」という論評もあったようです。また、この処分に対するイタリアのメディアは「停学、監督解任はやり過ぎ、イタリアではありえない」と論じていますが、イタリアでは、「落書き」が日常茶飯事に行われており、取り締まりも甘いことから、このような論評になったもので、日本とはいささか「落書き」に対する考え方が違っているようです。この処分の中では、「監督解任」という厳しい処分が出ましたが、この裏にはどうやら甲子園出場問題があったようです。というのは、この常大盤高校は、2000年に新設された高校ですが、昨年の夏の大会では準優勝し、今年の夏の大会でもシードされており、甲子園初出場の期待がかかっている状態にあったそうです。したがって、高野連から「夏の大会予選出場停止」という厳しい処分が予想されたことから、先手を打ち、「監督解任」の発表になったようで、事実、高野連もこの私立校に対しては、出場停止の処分はしませんでした。
 今回の「落書き」に対する処分については、軽重があるようですが、ここで私達がよく考えておかなければならないのは、 「落書き」という行為は、日本では刑法上「器物毀棄」という犯罪になるということです。従って、外国に旅行した際は、軽い気持ちで、ついということは絶対やめてもらいたいものです。それが日本人の常識というものではないでしょうか。

2008年07月14日

盲導犬

 「盲導犬」は、目の不自由な人の歩行を助ける大切なパートナーとして、テレビ等で紹介されるようになりましたが、私も先日、偶然にも街角でその「盲導犬」を見ることが出来ました。
 それは、先日の朝、出勤のためJR宮崎駅まで行く途中のことでした。宮崎市内の北部にある交差点に差し掛かったところ、前方の信号機が赤に変わりましたのでしばらく待つことにしました。その交差点は、宮崎市内を南北に走る国道10号線に面していますが、私はその交差点の北東角に立ち、ぼんやりと車や人の動きを見ていたのです。そのような中で、ふと前方、つまり交差点南東角に目をやったところ、歩道上に白っぽい犬の姿が見えたのです。その犬は、腹の周りに何か着物みたいな物を身につけており、その傍には黒いメガネをかけた一見して目が不自由と思われる男性が立っていましたので、その犬が「盲導犬」であることがわかったのです。その「盲導犬」を見ているうち、一寸奇異に感じるものがありました。それは、男性と「盲導犬」は西の方を向いており、東西の信号が青なのに一向に横断歩道を渡ろうとしないからです。その交差点には、盲人用として南北の信号が青の場合はピヨ、ピヨ、東西が青の場合はカッコー、カッコーのメロディが鳴るようになっています。しかし、「盲導犬」はいわゆるお座りの状態でしたから、目の不自由な男性は、誰かと待ち合わせるためにそこに佇んでいるものと私なりに考え、再び前方の信号に目を移したのです。
 やがて、信号が変わりましたので横断歩道を渡り始め、丁度横断歩道を渡り切った所で、右側の方からけたたましいクラクションの音が聞こえてきたのです。何事だろうと思い音の方向に目をやったところ、国道の真ん中付近の横断歩道には、先ほど見た目の不自由な男性と「盲導犬」の姿があったのです。つまり、東西の信号は赤なのに、何を勘違いをしたのか横断を始めたというわけです。男の人はクラクションの音におびえたのかうろたえており、その姿を見た瞬間、私はどのように行動をとればいいのか瞬時に判断できず、そのままその様子を見ていたのです。やがて、男性と「盲導犬」は西に向かって歩き出しましたが、その間、信号に従って北進する車がその姿にびっくりし、急ブレーキをかける場面もありましたが、何とか男性と「盲導犬」は反対側の歩道にたどり着いたようで、それを見て私も、ほっと胸をなでおろしたのです。
 さて、街角で「盲導犬」に出会った場合、どのように対処したらよいのか実は私も知らなかったので、早速調べてみることにしました。それによると、犬は信号の色を判断できないので、目の不自由な人が交差点や横断歩道で判断に迷っている場合は、「赤ですよ」とか「青になりましたよ」と声をかけてやると、その一言が大きな安心につながるそうです。また、道に迷っているなと思った場合は、声をかけて目的地まで案内してやるか、それが出来ない場合は、現在地や道順を教えてやると大助かりだそうです。そのほか、手伝いの仕方としては、「何かお手伝いしましょうか」という声かけ、目的地まで案内するときの「手引きのしかた」、そして目的地に到着して別れるときは、「到着しました」という別れ方などがありますが、やってはいけないことは、「食べ物を与える」「犬に声をかけたり、口笛を吹く」「犬やハーネス(胴輪)にさわること」だそうですから、職員の皆さんも常識として知っておきましょう。

2008年07月22日

睡魔

 先日の土曜日の夕方、ゴルフ場から車を運転して帰宅中、対向車線を赤灯を点け、サイレンを鳴らしながら進行してくる消防車らしい車の姿が見えて来ました。当初、火災があったのかなと思っていましたが、その車が段々私の車の方に近づいて来たので、よく見ると、どうやら消防の工作車のようでした。その途端、私の頭の中には「工作車→正面衝突事故→車の中に閉じ込め→佐土原バイパス」という余り有難くない構図が浮かんだのです。それは工作車が出動する場合は、大きな事故が多いからです。
 案の定、私の予感が当たり、自宅に帰ってテレビニュースを見たところ、当日の午後4時ごろ、宮崎市内から延岡市内に向かっていた親子4人乗りの乗用車が、中央線を超えて対向の大型タンクローリーと正面衝突して、乗用車の若夫婦が死亡、そして生後3ヶ月の次男が重体、2歳の長男は足の骨折という大きな交通事故だったのです。ニュースでは事故の原因は調査中ということでしたが、発生場所が宮崎市佐土原町の国道10号の佐土原バイパスということを知り、「やはり居眠り運転だったのか」と直感したのです。
 それは、その場所は、ハイビスカスというゴルフ場のすぐ東側になりますが、実は、平成3年から4年にかけ、バイパスにある横断歩道橋を中心にして南北約1キロの間で交通死亡事故が多発し、8人位が死亡した所なのです。しかも事故の原因が、ほとんど「居眠り」によるものだったからです。余りにも同じ地区で「居眠り」と思われる事故が多発するので、警察、交通安全協会、佐土原町(当時は宮崎市と合併前)、建設省、地元住民などが参加しての事故防止対策協議会を開催したのです。その際、対策としていろいろ意見が出ましたが、地元住民から「バイパスとなった所は、以前墓地があったが、お祓いなしに墓を移転したと聞いている。この際、お祓いをしてはどうか」という意見が出されたのです。この意見に対し、迷信という反対意見もありましたが、ワラをもつかむ思いで、実行することにしたのです。ただし、大げさにやると、マスコミにたたかれますから、安全協会と地元住民の一部が参加してのお祓いとなったわけです。ところがどうでしょう。あれほど次から次へと発生していた「居眠り」による交通事故が、それを境にパッタリとなくなってしまったのです。今でもそのときの関係者と会うときがありますが、そのときには必ず、このお祓いが話題になります。しかしながら、未だもって事故がストップした原因がわからないところです。
 さて、このような正面衝突の原因には、速度の出し過ぎ、わき見運転などがありますが、なんと言っても主な原因は、やはり「居眠り」のようです。そこで、正面衝突が最も多い北海道の対策を調べてみたところ、眠気、つまり「睡魔」の予兆を捕まえることが大切だということでした。運転しているとき、「あくびが出る」、「視点が挟まっている」、「運転席で動きたくなる」、「まぶたが重く感じる」、「シートベルトが重く感じる」、「姿勢が悪くなる」、「気づいたら前の車との距離が近くなっていた」という症状が出たら、危険信号ですから、近くの道の駅やコンビニなどで休憩することが事故防止対策だそうです。
 当校の全職員は、このほど都城警察署長から「交通安全でんどうし」の委嘱を受けましたので、活動の際は、「睡魔」による事故を防ぐため、この眠気の予兆内容をしっかり指導して下さい。

2008年07月28日

親近感

 私が良く見るテレビに、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」という番組があります。この放送は毎週月曜日の午後8時から始まる番組で、主演は「笑福亭鶴瓶(しょうふくてい・つるべえ)という落語家ですが、その内容は、ゲストと一緒に全く知らない所を訪れ、ぶっつけ本番的に通りかかった人に声をかけ、素敵な家族を紹介するものです。ゲストになる人は、女優、スポーツマン、歌手等さまざまですが、毎回、そのやり取りを見ていると、ほのぼのとしたものを感じます。その中でもいつも感心するのは、年齢層を問わず、鶴瓶さんの顔を知っている人が意外に多いということです。多いというより、むしろ殆どの人が鶴瓶さんを知っているといっても過言ではないようです。例えば、テレビに出演している女優さんがゲストの場合、知らない家を訪問すると、若い年代の方だったら、即座にそのゲストが誰であるかわかりますが、年配の人の場合、気づかれず、話もつながりがないようです。
 それに比べると、自分から「鶴瓶です」と名乗らなくても、鶴瓶さんの顔が見えた途端、「アッ、鶴瓶さんだ。」という声が聞こえてくるからです。年代は小学生から高齢者まで、そして男女を問わず、あらゆる階層の人達が鶴瓶さんの顔を知っているのです。鶴瓶さんの顔つきは、丸くて目が細くて少し垂れ目、そして頭の毛が薄く、漫画に描きやすいという容貌なので、テレビを通して自然と顔と名前が覚えられているものと思われます。
 テレビでは、鶴瓶さんが高齢者の方に声をかける場面がありますが、そのような場合、鶴瓶さんであることに気づくと、「アラッ、鶴瓶さんじゃね。」と言いながら近づいてきますが、意外なのは、その後に「久しぶり」と言って声をかける人が多いからです。「久しぶり」という言葉は、以前からの顔見知りがあるときに使う言葉なのですが、鶴瓶さんと初めて会う人は、そのときが初めてであっても、日頃からテレビで見ているので、おそらく錯覚してしまい、つい「久しぶり」と声をかけるのではないかと思います。つまり、それだけ、日本に住んでいる人の多くは、鶴瓶さんに対し、テレビを通して「親近感」を持っているものと思われます。
 実は、私もこれと同じような体験をしたことがあります。それは、私は毎朝、出勤途中に宮崎市内のパン屋に立ち寄りますが、先日の朝も、そのパン屋に入り、パンを物色していたところ、ドアが開いて若い男性が店内に入ってきたようでした。私は何気なくその男性を見たところ、その男性は、黒縁のメガネこそかけていましたが、NHK宮崎放送局の伊藤航(わたる)というアナウンサーでした。何故分ったのかと言いますと、朝・夕のテレビで、伊藤アナウンサーの顔を何十回いや百回以上も見ていますし、今年89歳になる義母が伊藤アナの大ファンだからです。その途端、私の口から「おはようございます。伊藤さんですがね。」という声がスラスラと出てきたのです。これに対して伊藤さんも別にいやな顔はせず、あいさつを返してくれましたが、店を出た後、自分ながらよくも初対面の人に対し、気軽に声をかけたものだと一人苦笑した次第です。
 こうしてみると、日頃私達が何気なく見ているテレビは、登場人物と私達を急速に結びつける、いわば「親近感」を持たせる魔法の機械のようですし、私には多少野次馬的なところがありますので、もし、街角でテレビに出てくる有名人に出会ったら、また、衝動的に声をかける場面があるかも知れません。

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