校長のひとり言ブログ|都城自動車学校

« 2008年08月 | メイン | 2008年10月 »

2008年09月 アーカイブ

2008年09月01日

化粧運転

 先日の朝、新聞を見ていたところ、購読者が投書する窓欄に「運転しながら化粧をしないで!」というタイトルが目に飛び込んできました。何事かなと思いながら読んでみますと、その内容は次のようなものでした。
 投書者は50年配の女性でしたが、朝の出勤中、渋滞に巻き込まれイライラしながら運転していると、すぐ前を走る車がゆっくり動き出した途端、急ブレーキをかけたり、蛇行したりするので、最初はてっきり、運転者が携帯電話をかけながら運転しているものと思っていたそうです。前の車が何回かそのような動きをするので、投書者は気になって前の車のバックミラーを見たところ、そこには若い女性の顔が映し出されていましたが、驚いたことには、その女性は運転しながら化粧をしていたのです。最初はファンデーション、次はパフで顔をたたき始めましたが、どうやらハンドルから手を離し、足の操作だけで運転をしているようで、そのため、急ブレーキをかけたり、車が蛇行していたというわけです。投書者は運転中に化粧するなんて同じ女性として恥ずかしいし、交通事故につながる危険な行為なので、是非やめて欲しいと結んでいました。
 その投書を見ながら、私はふとバスや電車の中で化粧する若い女性の姿を思い浮かべました。雨の日バスに乗ると、必ず車中で鏡を出して化粧する若い女性の姿を見かけますが、その集中力にはいつもびっくりさせられます。それは、鏡に写る自分の顔をじっと見つめ、ひたすら化粧に専念しているからです。おそらく、化粧している本人には、ひょっとしたら誰かが見ているかも知れないとか恥ずかしいという気持ちはさらさらないようで、実に堂々としています。そのような集中した化粧する姿を見ていますから、この投書を見ても、化粧しながら運転することは神業に近い行為ですから、例外中の例外だろうと思っていたのです。
 ところが、それから数日して、朝の出勤中、まさに「化粧しながらの運転」を目撃したのです。それは、自宅近くにある県道の自転車道を通行していた時のことです。朝の通勤時間帯とあって、道路は渋滞状態となっており、車はノロノロ運転をしていましたので、その車の運転者の姿などを眺めながら、自転車のペタルを踏んで南進していたところ、私と反対方向の道路を北進してくる軽自動車の様子が一寸おかしいのに気づきました。それは、車が中央線を越えようとしたり、さらには私が進行している自転車道のガードレールの方向に進行するなど、フラフラした運転振りだったからです。私はてっきり運転者が携帯電話をかけながら運転しているのだろうと思い、運転席を見たところ、そこには若い女性に姿がありましたが、運転者は運転席から少し伸び上がった形で、バックミラーを凝視しているのです。目を思い切り開き、マツゲの手入れをしていましたから、おそらくマスカラをしていたものと思います。車が停止中ならいざ知らず、渋滞でノロノロ状態であるとはいえ車は動いているわけですから、ハンドルから両手を離し、化粧している姿にはびっくりというか、唖然としたのです。女性が化粧しているときの集中力については、バスや電車の中で体験していますから、このとき見た軽自動車の運転者も、おそらくバックミラーに写る自分の顔に、全神経が集中していたものと思われます。もし、前車が急停車したり、あるいは横合いから急な飛び出しが合ったりしたら、どうするのでしょうか。ハンドルを放していますから、おそらく、咄嗟に急ブレーキをかけたりすることは出来ないものと思われます。
 女性にとって、朝の化粧は必要不可欠なものですが、くれぐれも車をメイクルームにせず、早起きしてから自宅で化粧するなどの配慮をして欲しいものです。

2008年09月08日

アルツハイマー病

 「アルツハイマー病」といえば、私は瞬時に、この病気で亡くなったアメリカの元大統領 レーガン氏のことを思い出しましたが、この病気は、脳を構成している神経細胞が通常の老化よりも急速に、いわば病的に減ってしまうことによって正常な働きを徐々に失っていき、認知症になっていく病気です。「アルツハイマー病」は、40歳頃から90歳に至るまで広い範囲で発病し、65歳以上になると多くなる病気で、男女比は1対2で女性に多い傾向があるという統計結果が出ています。このように、日本においても急増している「アルツハイマー病」は、原因も予防法も不明と考えられていましたが、最近になって、どのような生活を送れば予防できるかが次々と明らかになっています。その一例として、先日のNHKテレビの「ためしてガッテン」で、「アルツハイマー病制圧3原則」が放映されていましたが、なかなか興味ある内容でした。
 それによると、今年83歳になるAさんは、脳検査の結果、同年代の人に比べて脳の海馬の部分が大幅に縮んでおり、専門医師の診断は、「明らかにアルツハイマー病の疑いがある」ということだったそうです。しかし、本人は日常生活に問題がないばかりか、病院で記憶力テストをした結果は満点で、これまで言われてきたように、脳の海馬が異常に縮み、一見して「アルツハイマー病」の疑いがあったとしても、全く問題なく暮らしている人もたくさんいることがわかったそうです。Aさんの話によると、次の3つの予防術を全て守っており、これが発病を食い止めている可能性と考えられ、俄然注目を浴びることになったのです。
「アルツハイマー病」を予防する3つの原則のうち一つは、「有酸素運動をする」ということです。アメリカで3年前に行われたマウスを使った実験では、適度の運動が「アルツハイマー病」を予防する効果があることが発表されていますが、ヨーロッパでも20年にわたって調査した結果、適度の運動をする人は、していない人よりも「アルツハイマー病」の危険度がおよそ3分の1になっていることが明らかになったそうです。なお、予防効果が見られたのは、1回20分以上の、一寸汗ばむ程度の有酸素運動を週2回以上行っている人達ということだそうです。
 その二つは、「話し相手を持つ」ということです。8年前にヨーロッパで発表された研究によると、1203人を3年間追跡調査した結果、家族や友達が多く、社会的接触が多い人に比べ、乏しい人は、認知症の発症率が8倍ということです。実験では、会話をしているときの脳波の状況が映し出されていましたが、会話することによって脳が活性化しており、話し相手を持つことが、「アルツハイマー病」になるのを抑える効果があると考えられています。
 その三つは、「習慣病にならない食生活をする」ということです。ヨーロッパで3年前に発表された研究結果によると、生活習慣病のある人は、「アルツハイマー病」になる危険性が高いことがわかっています。それによると、 高血圧の人は危険度1,97倍、高コレストロールの人はは危険度1,89倍、肥満の人は危険度2,09倍といった具合で、さらに、上記3つ全てに当てはまる場合は、危険度が6,21倍に跳ね上がるそうです。なぜこのような結果になったのか、理由はまだ完全にわかっていないそうですが、要はこれらの生活習慣病にならないことが、「アルツハイマー病」の予防につながるということです。
 この他、「アルツハイマー病」の患者さんが起こす妄想や徘徊等の周辺症状を抑える薬として、「抑肝散」という漢方薬が注目されていることも紹介されていましたが、まだまだ研究の余地があるようです。いずれにしても、3つの原則を守っていれば、発病するまでの期間をぐっと遅らせることが出来るわけですから、今はそれを期待して続けるほかは対策がないようです。

2008年09月16日

一時停止

 私が通勤のため、自宅からJR宮崎駅までの間に利用している自転車道には、狭い道路と交差する交差点が40箇所位ありますが、そこには、狭い道路側に「一時停止」の標識が設置されています。しかしながら、停止線の所で確実に「一時停止」する車は少なく、中には、停止線の所で止まらず、自転車が通る道路まで一気に出てきたり、スピードは落としますが、完全に「一時停止」しないで徐行で通過する車があったりして、これまでも何度となくヒヤッとした思いをしたことがあります。自動車教習所では、「一時停止」の標識がある場所や踏み切り、赤点滅信号のある所等では確実に「一時停止」することを習ったはずですが、現実にはこれが確実に守られていないようです。
 それでは、何故「一時停止」が確実に行われないかということですが、その原因はいろいろあるようです。まず、その一つとして「一時停止は何のために行われるか」ということをドライバーがよく理解していないということです。先日、当校の若い指導員に「一時停止の目的は?」と質問してみましたが、残念ながら明快な回答は得られませんでした。それは無理もありません。教習生が使用している学科教本や教師用の学科教本を見ても、どこにも「一時停止の目的」については記載されていないからです。文献を調べてみますと、交通事故のおよそ6割が交差点及びその付近で発生し、また、死亡事故で一番多いのは出会い頭事故で、その原因の大半は一時停止をしない、一時停止をしても安全確認が甘いということです。従って、ただ止まればよいということではなく、一時停止することにより、自分の目で、しっかりと交差点やその周辺にある車や自転車等の動きを確認することが大切なのです。つまり、一時停止の目的は、「相手の存在や行動を確認すること」ということです。この意識がないと、形式だけの停止や徐行で済ませてしまうことになります。
 その二つは、「何故、安全確認に一時停止がよいのか」ということです。「いちいち停止しなくても徐行でも確認できる」という人もいるかもしれませんが、人間の知覚機能には限界があり、例えば、止まらない状態で、瞬間的にパッと見るだけの瞬間視では、見落としや見誤りを起こすということです。見落とし事故等を防ぐには、少し時間をかけたり、繰り返し見ることが必要なのです。一時停止することで、「周りを正確に見る。時間をかけてみる。繰り返し見る。周辺にあるものを正面でとらえる。」ことができるというわけです。
 その三つは、「正しい一時停止の方法」です。その方法は、停止位置に接近したらまず減速し、停止位置できちんと停止し、ピタリと停止したことを確認します。この間1秒をかけます。次に顔を右側に向け安全確認をしますが、これも1秒をかけます。続いて同様に左側、さらにもう一度右側の安全確認をしますが、これもそれぞれ1秒をかけます。この完全停止状態で安全確認を行うことが大切なことですので、是非習慣としていきましょう。
 「一時停止」の場所は、標識のある場所だけではなく、踏み切り、安全地帯のない場所で停止中の路面電車の側方を通過するとき、横断歩道、歩道を横切るとき、横断歩道等の手前に停車車両があるとき、赤点滅信号、身体の不自由な人があるとき、ビル等の駐車場から出るとき等がありますので、「しっかり止まって、はっきり確認」の運転をするように心がけましょう。

2008年09月22日

転倒予防と運動

 男性の世界長寿ナンバーワンといえば、120歳まで生きた鹿児島県奄美大島の泉重千代さんが有名ですが、ある年の敬老の日、その泉さんに対し、「泉さんの理想の女性は?」というインタビューがあったそうです。それに対し、泉さんは「わしは若いときから年上の女性が好きだ。」と答えたそうですが、世界一の長寿者が泉さんですから、それ以上の年齢の女性がこの世に存在するはずはなく、この泉さんのジョークは、今でも逸話として語り継がれています。
 さて、日本は今や世界一の長寿国ですかが、その中でも現在、男性の世界一の長寿者は、都城市内に住んでいる田鍋友時さんです。田鍋さんは、明治28年9月18日生まれですから、今年113歳になったばかりですが、テレビで見ますと、耳は多少遠くなっているものの、歩くときは介添えが必要ないほどお元気な様子でした。その田鍋さんに、「後どの位生きたいですか」という質問がありましたが、これに対し、「後10年位は生きたいですね」という返事だったそうですから、まだまだ、長寿記録は伸びそうです。
 今年100歳以上になる人は、国内では3万人位いるそうですが、その代表ともいうべき人達が、敬老の日の9月15日、NHKテレビの「百歳バンザイ、スーパー百歳が全国から集結」という番組に出演されていました。その代表というのは、日本が誇る作曲家山田耕筰の直弟子であるという現役の声楽家の女性、ラン育ての名人という男性、円盤投げなどの世界記録を持つ男性、英会話が堪能な女性などでした。いづれも100歳を越えた方達ばかりでしたが、椅子から立ち上がるときの動作がスムーズで、ゲストの元長距離ランナーの千葉真子さんも感心していました。
 その中でも私が感心したのは、100歳以上の部で、円盤投げ等の世界記録を持っている102歳の男性の日頃の運動振りでした。テレビでは日頃の運動振りが放映されていましたが、まず朝起床すると、腕立て伏せを行い、その後ひざを曲げたり伸ばしたりするスクワット運動、そして次は畳の上に仰向けになり、両足を上げてから自転車をこぐ要領での腹筋運動、さらに、自転車のチューブを使っての背筋運動などが紹介されていましたが、その運動量の多さにびっくりさせられました。そのほか、ウォーキングやランニング、そして道具を使っての円盤投げ、槍投げ、そして最近は砲丸投げにも挑戦しているとかで、三種とも現在世界記録保持者だということでした。その102歳になる男性が、舞台に設けられたマットの上で、腹筋運動や前後屈運動などを実演されましたが、体が柔らかく、100歳を超えた方とはとても思えませんでした。インタビューでは、これらの運動は、円盤投げなどの記録に挑戦するため、継続的に行っているということでしたが、私には、この運動が転倒予防に役立っているように感じられました。
 実は私も、若い時からウォーキングやサイクリングのスポーツはしていましたが、60歳になったとき、転倒防止のため、腹筋運動、腕立て伏せのほか、踵を上げ、腰を振る「フリフリグッパー」、スクワット運動などの運動を毎日実行しています。そのほか、最近、カイロプラクターである当校の竹之下指導員のご主人から習った「BCB運動」も始めました。この運動は、畳の上に仰向けになり、ひざを曲げた両足を左右に動かすものですが、運動を始めてから親指のシビレもなくなり、体調もすこぶる絶好調のようですから、継続する考えです。どうです。皆さんも転倒予防のためにやってみませんか。

2008年09月29日

安全対策

 今年の気候は異常気象というのでしょうか、私がこれまでに経験したことがないような天候が続いています。9月中旬を過ぎたというのに、真夏を思わせるような30度を越える夏日が続いていますし、そうかと思えば、雨が降り出したら、それこそ、バケツをひっくり返したような豪雨が続き、それも一部の地区に雨が集中する「ゲリラ的豪雨」が、今年の特徴のようです。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。「ゲリラ的豪雨」といえば、私達の脳裏に残っているのは、神戸で発生した小川の氾濫による子供の水死事故や栃木県の車水没事故等があります。この中でも栃木県の車水没事故は、短時間の豪雨で高架下の道路が冠水し、たまたま、そこを通りかかった女性の運転する軽自動車が、途中で車が止まってしまい、このため女性は車に閉じ込められまま水死したものです。私はこの事故の報道を見て、なぜドアを開けて脱出できなかったのかと疑問でしたが、その理由が、先日のNHKテレビで見て始めてわかりました。
 それによると、JAF(日本自動車連盟)には、車のトラブルによる応援要請があり、その中には、今回のように車が冠水した道路で立ち往生し、動けなくなったというのがあるそうですが、この例が、今年は既に1、261件発生して出動しており、その数は例年の10倍だそうです。なぜ多いかという原因ですが、もちろん今年の「ゲリラ的豪雨」もその要因の一つですが、何といってもドライバー自身の「いつも通っている道路なので、まさか自分が巻き込まれるとは、深く考えていなかった。」という思い込みと、もし車が止まり、立ち往生したときはどうすればよいかという「安全対策」に対する知識が不十分だということです。
 その「安全対策」を考えるにあたって、先ず、私達が基礎知識として知っておかねばならないことは、車はどれ位の水に浸かったら動かなくなるかということですが、車のメーカーの説明によると、最近の車は、深さ30センチの水に浸かると、自動的にエンジンが停止するようにコンピュータ操作されているということです。当然エンジンが止まれば、電源系統もストップしますので、車の窓は自動開閉出来ないということになります。自動で窓を開けられなくても、自分で窓を開ければ車外に脱出出来るという考えもありますが、実験の結果、人間の手で窓が開けられるのは、水深75センチまでで、それ以上水没した場合は、水圧により、窓の開閉は大人の男性でも不可能ということです。
 それでは、窓が開閉出来ないときはどうするかということですが、最終手段は窓ガラスを破るしかありません。その方法として、水の入ったペットボトル等で窓を割る実験が行われていましたがいずれも失敗で、成功したのは先のとがったハンマーでした。このハンマーだと女性でも簡単に窓ガラスを割れるということです。この緊急脱出用ハンマーは、1、000円位で販売されており、是非最悪の場合を考え、「安全対策」として車に備え付けておいて方が良いということでした。 私はこのテレビ放送を見てから、早速近くのホームセンターに行き、先のとがった脱出用ハンマーを買い求め、車のダッシュボード内に備え付けたところです。
 しかしながら、水没した車から脱出方法として先のとがったハンマーを活用するやり方は、最後の手段ですから、車のドライバーとしては、まず、ゲリラ的な豪雨に遭遇したときは、ガード下とか窪み等比較的水が溜まりやすい場所の通行は避けることと、もし冠水した道路に車を入れ、途中で車が動かなくなったときは、早急に車から脱出することが、最大の「安全対策」と思われますので、職員の皆さんもこのことを頭の中に入れておいて、安全運転に努めましょう。

About 2008年09月

2008年09月にブログ「校長のひとり言ブログ|都城自動車学校」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年08月です。

次のアーカイブは2008年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。