今年の気候は異常気象というのでしょうか、私がこれまでに経験したことがないような天候が続いています。9月中旬を過ぎたというのに、真夏を思わせるような30度を越える夏日が続いていますし、そうかと思えば、雨が降り出したら、それこそ、バケツをひっくり返したような豪雨が続き、それも一部の地区に雨が集中する「ゲリラ的豪雨」が、今年の特徴のようです。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。「ゲリラ的豪雨」といえば、私達の脳裏に残っているのは、神戸で発生した小川の氾濫による子供の水死事故や栃木県の車水没事故等があります。この中でも栃木県の車水没事故は、短時間の豪雨で高架下の道路が冠水し、たまたま、そこを通りかかった女性の運転する軽自動車が、途中で車が止まってしまい、このため女性は車に閉じ込められまま水死したものです。私はこの事故の報道を見て、なぜドアを開けて脱出できなかったのかと疑問でしたが、その理由が、先日のNHKテレビで見て始めてわかりました。
それによると、JAF(日本自動車連盟)には、車のトラブルによる応援要請があり、その中には、今回のように車が冠水した道路で立ち往生し、動けなくなったというのがあるそうですが、この例が、今年は既に1、261件発生して出動しており、その数は例年の10倍だそうです。なぜ多いかという原因ですが、もちろん今年の「ゲリラ的豪雨」もその要因の一つですが、何といってもドライバー自身の「いつも通っている道路なので、まさか自分が巻き込まれるとは、深く考えていなかった。」という思い込みと、もし車が止まり、立ち往生したときはどうすればよいかという「安全対策」に対する知識が不十分だということです。
その「安全対策」を考えるにあたって、先ず、私達が基礎知識として知っておかねばならないことは、車はどれ位の水に浸かったら動かなくなるかということですが、車のメーカーの説明によると、最近の車は、深さ30センチの水に浸かると、自動的にエンジンが停止するようにコンピュータ操作されているということです。当然エンジンが止まれば、電源系統もストップしますので、車の窓は自動開閉出来ないということになります。自動で窓を開けられなくても、自分で窓を開ければ車外に脱出出来るという考えもありますが、実験の結果、人間の手で窓が開けられるのは、水深75センチまでで、それ以上水没した場合は、水圧により、窓の開閉は大人の男性でも不可能ということです。
それでは、窓が開閉出来ないときはどうするかということですが、最終手段は窓ガラスを破るしかありません。その方法として、水の入ったペットボトル等で窓を割る実験が行われていましたがいずれも失敗で、成功したのは先のとがったハンマーでした。このハンマーだと女性でも簡単に窓ガラスを割れるということです。この緊急脱出用ハンマーは、1、000円位で販売されており、是非最悪の場合を考え、「安全対策」として車に備え付けておいて方が良いということでした。 私はこのテレビ放送を見てから、早速近くのホームセンターに行き、先のとがった脱出用ハンマーを買い求め、車のダッシュボード内に備え付けたところです。
しかしながら、水没した車から脱出方法として先のとがったハンマーを活用するやり方は、最後の手段ですから、車のドライバーとしては、まず、ゲリラ的な豪雨に遭遇したときは、ガード下とか窪み等比較的水が溜まりやすい場所の通行は避けることと、もし冠水した道路に車を入れ、途中で車が動かなくなったときは、早急に車から脱出することが、最大の「安全対策」と思われますので、職員の皆さんもこのことを頭の中に入れておいて、安全運転に努めましょう。



