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校長のひとり言ブログ

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2009年1月 アーカイブ

2009年1月 5日

ペット犬

 私が朝食を済ませ、新聞を読んでいると、前の道路の方から子供達の声が聞こえてきました。どうやら団地内にある小学校に通う子供達が登校する時間になったようで、その子供達の声が聞こえるとたちまち、「ワン、ワン、ワン」という犬の鳴き声も一緒に聞こえて来ます。これは、土曜、日曜を除き、毎朝繰り返される光景ですが、その犬というのは、2年前から私方の北隣りの貸家に住む年配夫婦が飼っている2匹のペット犬です。1匹は白色のスピッツ、もう1匹は、種類は分かりませんが、黒色の縫いぐるみみたいな犬です。その夫婦には子供がいないので、2匹とも畳の上で育てているようですが、ご主人が散歩しているときに見ると、犬好きでない私から見ても、2匹ともとても可愛い犬なのです。
 ところが、2匹の犬は、私が境界となっている家の裏側で草取りを始めると、私の姿を察知してかすぐさま家を飛び出して来て、草取りをしている私の約1メートル先で、「ワン、ワン、ワン」と吠えるのです。幸い、境界には高さ30センチ位のブロックとその上にネットがありますから咬まれる心配はないのですが、2匹の犬のうちスピッツの方は、鼻にしわを寄せ、いかにも私を憎々しげに見ながら吠えるのです。もう2年も隣りに住んでいるのに、まだ私の顔を知らないようです。そのくせ、私が犬の方に目を向けると、逃げる様なおびえた目つきになり、おまけに足はブルブル震えているのです。おそらく私を怖い敵と思って吠えているものだと思います。そのような時、私の本音としては、棒があったら殴りつけてやりたい心境ですが、飼い主がいますので、それも出来ず、「ヨシ、ヨシ」と笑顔を見せながら草取りをしているところです。
 さて、最近、このようなペット犬を飼っている家庭が多く見られるようになりましたが、私が見たところ、ペット犬を飼っている人は、若い人より、むしろ年配の方が多いようです。その人達は、買い物などで外出する際、ペットも一緒に連れて車に乗せているようで、夕方、私が買い物に行くスーパーでは、車に取り残されたペット犬が盛んに吠えている姿を見かけることが度々あります。
 先日もこんなことがありました。それは、私がいつものようにJR山之口駅に到着し、学校からの迎えの車に乗り込もうとしたところ、すぐ前に停車している車の運転席の窓から小さな犬が1匹、顔を出しているのが見え、その車に私と一緒に電車を降車した年配の男性が乗り込んだのです。運転席を見ると、年配の女性が乗っていたので二人は夫婦かなと思い、運転を始めるときは、当然、犬を助手席の男性に渡すだろうと思っていたのです。すると、運転者は、犬をひざの上に乗せたまま、いきなり発進してしまったのです。これには私も送迎の職員も思わず、「危ないな」と叫んだほどです。犬は小さなペット犬でしたが、それでもひざの上に乗せたままでは、いつどんな動きをするか予想も出来ませんし、もし、動きを始めたら運転者はその方に気を取られますので、わき見の原因となり、交通事故を起こす危険性があるからです。
 年配の方にとっては、子育てを終わり、ポッカリと心の中に空いた穴を埋めるため、いわば癒しのために、ペット犬を飼っているものと思われますが、端から見ても運転者のひざの上にペット犬を乗せて運転する行為は、いざというときにハンドルさばきが出来ず、とても危険な行為ですから絶対避けてもらいたいものです。

2009年1月12日

初夢

 「初夢」とは新しい年を迎え初めて見る夢のことで、いつ見た夢を「初夢」と呼ぶのかについてはいろいろ説があるようですが、大晦日から元旦にかけて夜は眠らずに過ごすことが多いため、一般的には1月1日の夜から1月2日の朝にかけて見る夢が「初夢」とされているようです。
 古くから「初夢」で、「一富士、ニ鷹、三茄子」を見ると縁起がいいといわれています。これは、一つには徳川家康の好きなものを並べただけというものがあるほか、家康の故郷である駿河の名物という説もありますが、現在ではこのような「初夢」を見る人は皆無のようです。ある占いの本に、「こんな初夢を見れたアナタは幸せになります。」という記事がありましたが、それによると、「握手」、「魚」、「熱帯魚」、「鈴」、「工事現場」、「水族館」、「謝られる」、「科学者」、「天の川」、「火事」、「金色」、「銀色」、「青空」、「草原」、「種」、「立ち向かう」、「虹」、「泉」、「遺跡」、「滝」、「イルカ」、「祝ってもらう」、「パン屋」、「牛」、「オアシス」、「お祝い」、「満月」の「初夢」を見た人は、今年は幸せになれるということですが、職員の皆さんの「初夢」はどうだったでしょうか。
 さて、私が見た「初夢」ですが、残念ながら上記のどの項目にも当てはまらず、なんと見たのはテストの「初夢」でした。夢というものは目覚めた時はボンヤリながら覚えているものの、時間が経過するとすぐ忘れてしまうものですが、1月1日の夜にベッドに入る時、枕元のメモ帳に「明日の初夢はしっかり覚えておくこと」と書いていましたので、内容は全部覚えていました。
 その「初夢」というのは、長期間の研修を受け、いよいよ卒業試験の時期が来て、先生からテストの範囲が示され、部屋長からその内容が私達に伝達されたのです。私達の部屋には5名の同僚がおり、部屋長から示された範囲の中から予想問題を作ることになりましたが、私が作ることになったのは、最も苦手な「民法」の問題でした。部屋長からその問題を割り当てられた瞬間、私の脳裏には、「民法」の授業中に全くノートをとっていなかったので、頭の中が真っ白になってしまったのです。いまさら、ノートをとっていないとも言えず、一応はOKの返事はしたものの、その後の部屋長が説明する言葉は私の耳には入りませんでした。部屋の同僚は早速その日から予想問題の作成準備に入りましたが、私だけは一人残された状態になり、段々テストの期日が迫ってきたのです。同僚からは「まだ出来ないのか」と催促されるし、とうとう行き詰って「どうか夢であってくれ」と叫んだ瞬間、私は夢から目覚めたのです。最初は、夢と現実が混同していましたが、やがて布団の中で段々目が覚めてくると、苦手なテストは夢だったことがわかり、「ああ、夢でよかった」とほっとするとともに、思わずニンヤリしたという次第です。
 今でも時々テストの夢を見ることがあり、夢から覚めるたびに胸をなでおろすことがありますが、まさか今年の「初夢」がそのテストとは予想もしていませんでした。何故そのような「初夢」を見たのかと考えて見ましたが、どうやらその原因は、年末の忘年会の余興であった漢字テストではないかと思います。「鰰(はたはた)」という問題が,アルコールのせいで思い出せなかったことが残念で、それが少なからず影響していたのかも知れません。

2009年1月19日

小動物の飛び出し

 昨年の10月頃、宮崎県庁を見学したいという女性の合宿生があり、私も宮崎市内から通勤していますから、職員の運転する車に乗せてもらい、高速道路を通り、宮崎市内に行ったことがあります。二人の女性は入校して間もなくでしたから、第2段階で教習を受ける高速道路の運転について、私のこれまでの体験を入れながら、標識や雨天時の運転方法などを説明していたのです。丁度、都城市と宮崎市の境界にある天神トンネル付近を進行していたところ、路肩に、タヌキの絵入の「小動物の飛び出し注意」という看板が目に入ってきました。そこで二人に、「あの看板の意味が分かりますか」と聞いてみたのです。    
 すると、二人とも「この付近はタヌキの飛び出しがあるので、注意しなさいという看板です。」と答えてくれました。そこで、私は「もし、高速道路を走行中に小動物が飛び出して来たら、どうしますか」と質問してみたのです。すると、二人とも顔を見合わせていましたが、やがて二人からは「ブレーキを踏みます」という答えが返ってきたのです。その返事に、私も思わず、「ええっ」とびっくりしましたが、まだ、自動車学校に入校したばかりで、路上運転の経験がないわけですから、無理もなかろうと考え、高速道路における急ブレーキの危険性を説明したのです。
 このように、高速道路を走行中にタヌキのような小動物が飛び出してきた場合、普段から自分だったらどうするかを考えていないと、高速道路を走行した経験のある人でも、びっくりして咄嗟に急ブレーキを踏むのではないかと思われます。それを裏付けるような重大事故も発生しています。その事故は、昨年11月16日の午後9時55分頃、小林市内の九州縦貫自動車道・宮崎線で発生したもので、下り線を走行中の乗用車が中央分離帯に衝突して大破し、後部座席にシートベルト未着用で同乗していた女性が車外に投げ出されて死亡したものです。車を運転していた男性は、警察の調べに対し「道路に飛び出してきた小動物(タヌキ)との衝突を回避しようとして急ブレーキをかけたが、その直後に車がコントロール出来なくなくなり、中央分離帯に衝突した。」と供述しているそうです。
 さて、高速道路おけるこれら小動物の飛び出しはどの位あるものかと思い、宮崎県警察本部高速道路交通警察隊で調べてもらったところ、飛び出しそのものの件数は出ませんでしたが、高速道路で車と衝突して死んでしまった小動物の件数が、「落下物処理数」として計上されていました。その調査結果によると、宮崎県内の高速道においては、最も多い小動物はタヌキで、年間400匹位の死骸が収容されているそうです。次に多いのがイタチ・ウサギ類で年間350匹位、そして犬や猫の80匹位と続き、そのほか猪や鹿もあるようです。以前、知人から「サルは利口だから車には轢かれない」と聞いていましたが、それは間違いで、年間10匹位は飛び出して車に衝突し、あの世へ昇天しているようです。
 高速走行中の急ブレーキは、スリップ事故や追突事故の原因となり大変危険ですから、自動車学校では「避けずに轢くこともやむを得ない」という教習を行っていますが、普段から意識していても、いざ小動物の飛び出し状態に遭遇すると、パニックになってしまいます。高速道路交通警察隊のアドバイスは、「車間距離を十分とること。小動物が飛び出す夜間はスピードを出し過ぎないこと。」ですから、教習中、このアドバイスをしっかり指導してください。

2009年1月26日

湯たんぽ

 MDSでは、昼食時間になると月に数回、保険会社の外交員が訪れ、職員にパンフレットを配っていますが、会社によっては「○○ニュース」という健康や社会問題などが入ったミニ広報誌を作り、配布しているところもあるようです。先日、MDSを訪れたある保険会社が作ったそのミニ広報誌を見ていたところ、「湯たんぽにホットな視線」というタイトルが私の目に飛び込んできました。早速その記事を読んでみると、最近燃料高や環境意識の高まりを背景に、「湯たんぽ」への注目が高まっているようで、大手メーカーによると、「湯たんぽ」の市場規模は2004年ごろまでは、年100万個前後でしたが、2007年には300万個に拡大したということです。「湯たんぽ」といえば、私の頭には子供の時使ったブリキ製の「湯たんぽ」が浮かびましたが、その日、自宅に帰って妻に聞いてみたところ、妻が覚えている「湯たんぽ」は陶器製で、冬になると祖父母が使っており、朝はその「湯たんぽ」に入っていたお湯で顔を洗っていたということでした。
 さて、その「湯たんぽ」ですが、昔から日本にあったものか、それとも外国から入って来た物なのか興味がありましたので、早速調べてみたところ、やはり中国から伝わったものでした。中国では唐の時代からあり、日本に伝わったのは室町時代の頃で、中国では「湯たんぽ」のことを「湯婆」と書いていたそうですが、「婆」とは「妻」を意味し、妻の変わりに抱いて暖を取ることを意味しているそうです。「湯婆」のみで「湯たんぽ」を表しますが、そのままでは意味が通じないため、日本に入ってから「湯」が付け加えられ、「湯湯婆」となったということです。本当にそうなのか、12月に当校に入校していた、中国からの留学生である鄭(てい)さんに聞いてみたところ、中国では「婆」のことを「タンポー(tangho)」と発音するそうですから、この話は真実だったのです。
 日本に伝わった「湯たんぽ」は陶器製でしたが、その後金属製のものが現れたのは大正期以降で、戦時中は金属が貴重だったため、再び陶器製が使われるようになり、現在ではプラスチック製のものが主流になっているようです。最近、再び「湯たんぽ」が脚光を浴びるようになり、テレビなどでは盛んに宣伝していますが、先日、近くのホームセンターに行ってみたところ、陳列してあるのは、陶器製、金属製、ポリエチレン、プラスチック、天然ゴム製等さまざまで、子供用の「湯たんぽ」も見受けられましたが、なんと「湯たんぽ」の種類は300種あるということです。
 このように最再び脚光を浴びている「湯たんぽ」は、当校の職員でも利用されている方が何名かあるようですが、やはり心配なのは事故です。数年前になりますが、保温性の高い液体をプラスチックの容器内に密閉し、電子レンジで過熱することにより湯水の出し入れをしなくてもよいものが登場しましたが、加熱のし過ぎによって容器が破損し、内部の高温の液体が漏れ出して火傷を負う事故が発生してメーカーが回収する騒ぎがありました。そのほか、先日見たテレビによると、金属製の「湯たんぽ」をIHで加熱する場合、口金、つまりフタを外さずにそのまま加熱し、そのため蒸気が膨張して容器そのものが破裂する事故が、この1年間で4件も発生しているそうですから、くれぐれも説明書の注意書きをよく見て、事故にならないようにしましょう。